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NanoPi-M4のカテゴリー記事一覧


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今回のアップデートでのトラブルは、依存関係の問題が非常に多くインストールし直ししないとだめかと思いましたが、
驚くような場所が原因でのトラブルだったので覚書として記載しておきます。

結論から言えば

INDI関連のリポジトリでシステムのバージョンが異なるリストが登録されることが原因でした。

これ、大問題じゃないですかね。。。
私のシステムはBionic(18.04)ですが、sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppaで登録されるリポジトリはなんと20.10用のリストです。

これじゃ依存関係に問題が出るの当たり前でしょう。

INDI関連すべて消えてしまっていたので、何度かリポジトリの登録をチェックしましたが毎回20.10用のリストが登録されました。

INDI関連は修復できましたが、問題として出てきた依存関係をすべて入れようとしたためシステム関連のパッケージにも大きな被害がでました。(2つも違うバージョンのリポジトリリストを参照したわけですからインストールしたら壊れて当然です。)

これはかなりのバグ?ですね。。。。(インストールされて修復できなくなってしまった部分もいくつかでました)
流石にこのようなことは二度と起きてほしくはないです。

私はArmbianですが、他のOSでも同じような被害が起きるかもしれませんので対処法を記載しておきます。



0400.jpg

修復にはSynapticを使用しました。
1.配布元ボタンをクリック
2.INDIのリポジトリを選択
3.メニュー→設定→リポジトリを選択

0401.jpg

ポップアップウィンドウの赤枠部分を自身のシステムバージョンに合わせて手動で書き直します。
(私の場合はBionic)

これで設定を読み込みなおせばシステムバージョンに対応したリポジトリリストになります。
この状態であれば正常にインストールされます。

私はSSHで作業していたので気づくのが遅れてしまい、多数の依存関係パッケージを書き直してしまいました。
(被害が大きくなければいいですが。。)

アップデートなどでエラーが出ておかしいと思ったら大きな被害が出る前にSynapticで確認してみてください。


追伸
案の定復旧中にトラブルが出てaptが動かなくなったり、アイコンが消えたり散々でしたが古いOSのSDカードからいくつかのファイルをコピーして復旧できました。(多分ですが、、、現在バックアップ中)
今回のようなことはもう勘弁してほしいですね。


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表題の通りです。。
今回のトラブルはKStars、indi-fullがインストールすらされません。
ようやく安定したと思いきやこの有様です。

あまりに依存関係の不足要素が多いので開発者に直接メールを送りましたがどうなることやら。。。。

おそらく当分使えない状態になると思うので屋外システムを見直す必要がありそうです。
(150mの壁がふたたび。。。)

追伸
調べてみるとインストール時に必要となる依存関係のバージョンがバラバラ。。
そのためインストールされているものでもバージョンが合わないため依存関係を満たせない状態やそもそもリポジトリに無いパッケージも複数。
依存関係のファイルを個別にインストールしようとしても更に依存関係でインストールできない(苦笑)という悪循環。
リポジトリが修正されない限り無理じゃないか?と感じるような状態ですね。
(インストールできる環境すら整わないので)

ジェセムには知らせたけど修正してくれるのだろうか。。。。。
(Arm64は本当にトラブルだらけ、Appimageにしてほしい)


過去2回に分けてNanoPi-M4で天体環境を構築するための準備情報を記載しました。

最終回の今回はArmbianを用いて環境の構築までを記載します。

Armbianを選択した理由は以下になります。

・初期状態でSSHサーバがインストール済み(ターミナルからすぐに設定を開始できる)
・あとからeMMCなどを起動ディスクに変更できる。
・avahiがインストール済み(IPアドレスを固定しなくても〇〇○.localでアクセス可能(〇〇○は任意に設定)

・synapticがインストール済み(ソフトの追加が楽)
・armbian-configが便利(初期設定をかなり簡素化できる、起動ディスクの変更も行える)


上記の通り、インストール初期の準備が簡単であること、起動ディスクが変更できるなど、あとから潰しもききますのでArmbianを紹介します。


インストール前に準備するもの
・SDカード
まずはSDカードにシステムを構築します。Solverのインデックスファイルなどもありますので32GB位をご用意ください。

SDカードフォーマッター
SDカードの初期化用です。

OSイメージをUSBメモリやSDカードなどに書き込むツール
Etcherなど、Macの場合はイメージのバックアップにも対応したApplePi-Baker v2がおすすめ

ターミナルソフト
お好きなものを

システムイメージ
Bionicの方をダウンロードしてください。(BusterだとINDI関連のリポジトリがありません。)

SDカードリーダー・ライター
可能であればUSB3対応のものを(イメージファイルはサイズが大きいので。。)

ネット環境
設定の際は有線接続をおすすめします。

HDMIモニタ、キーボード、マウス
なくても構いませんが、初回の設定の際はあったほうが楽です。

上記準備ができたらSDカードにダウンロードしたシステムイメージファイルを書き込んでください。

1.HDMIモニタ、キーボード、マウス、LANケーブルをNanoPi-M4に接続し、SDカードを差し込んで電源を入れます。

2.ターミナルを開き、ID root  Pass 1234 でログインします。

3.使用するユーザー名を入力、パスワードを設定します。

4.システムの更新
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

5.armbian-configを起動
sudo armbian-config

System -システムとセキュリティの設定
Network -有線、無線、ブルートゥース、アクセスポイント
Personal -タイムゾーン、言語、ホスト名
Software -システムおよびサードパーティ製のソフトウェアがインストールされます

上記英字部分の4項目が表示されますPersonal 、Software の項目を設定します。

Personal項目での設定
・TimeZoneの変更→Tokyo
・Localesの変更→日本語に(このままでは日本語化されません、この記事をお読みください。)
・KeyBord→日本語用に
・HostName→英文字で任意の名前をつけてください。(次回以降〇〇○.local(○○○は任意名前)でアクセスできます。

Software項目での設定
・Softy→Sambaのインストール
・RDPのインストール

上記設定が済んだらExitボタンを押して終了します。

6.システムの環境構築に必要なソフトを追加
sudo apt-get install x11vnc
sudo apt-get install gdebi
sudo apt-get install spacefm

7.登録したユーザー名をダイアルアウトグループに(シリアル通信を使用するために)
sudo gpasswd -a ユーザ名 dialout

8.ようやくINDI関連のインストール

sudo apt-add-repository ppa:mutlaqja/ppa

sudo apt-get update

sudo apt-get install indi-full kstars-bleeding gsc

sudo add-apt-repository ppa:mutlaqja/libgphoto2

sudo apt-get update && sudo apt-get install libgphoto2

sudo apt-get install libgphoto2-6

sudo apt-get install astrometry.net

sudo apt-get install python3-pip

sudo -H pip3 install indiweb

sudo nano /etc/systemd/system/indiwebmanager.service


以下を記載

[Unit]
Description=INDI Web Manager
After=multi-user.target


[Service]
Type=idle
# MUST SET YOUR USERNAME HERE.
User=pi
ExecStart=/usr/local/bin/indi-web -v
Restart=always
RestartSec=5


[Install]
WantedBy=multi-user.target


上記コピペ、保存後
sudo chmod 644 /etc/systemd/system/indiwebmanager.service
sudo systemctl enable indiwebmanager.service
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl status indiwebmanager.service


以上で初期の設定からINDIサーバ関連までをインストールできます。

インストールしたSambaサーバの設定は
sudo nano /etc/samba/smb.conf

で設定ファイルを変更します。


KStarsを日本語で使用したい場合はこの記事
EkosのアライメントモジュールでローカルSolverを使用したい場合はこの記事


PHD2など他にも追加したいソフトがある場合はこちらをご確認ください。

文章のみの味気ない記事ですが、上記順番に進めていけば環境構築できるはずです。
結構大変ですが興味ある方はチャレンジしてみてください。


追伸
2019.11.27現在、Armbianは新型のNanoPi M4V2には正式に対応していないようです。
現状では天体用にはNanoPi-M4のほうが無難です。


NanoPi-M4で環境構築にあたって使用できるそれぞれのシステムでの留意点を記載します。

●Frendly DeskTop(64bit)-メーカー配布版
現状では一番無難な選択肢になります。
以下の制約があります。

・VNCで使用する場合の解像度の制限
設定変更などを行っても1366☓768以上は無理でした。
16ビットモードにすればそれ以上の解像度も扱えますが、Ciel Skycart、ステラリウムなどが使用できなくなります。
(24ビットモードでないと表示が出なかったりクラッシュしたりします。)

・システムのインストールメディアを最初に選択する必要がある
システムのインストール自体はeMMC、マイクロSDカードが使用できますが、最初にそのメディアに合わせたイメージファイルを選択する必要があります。
環境構築後マイクロSDカードからeMMCに変更といったことが出来ません。(システムファイルなどを調整すればできるかもしれませんが、デフォルトでドライブ変更のオプションはありません。)

制約事項としては以上になります。
メーカーが配布するLubuntu(32bit)も同様の制約になります。
若干Lubuntuの方が安定している印象があります。

これはおそらくARM系の64bitシステムのドライバが未だ完全に安定していないことが原因かもしれません。
(RaspberryPi4でも同様になると思います。)


●Armbian(64bit)-安定版・Bionic
独自に用意されたnand-sata-installコマンドを用いてマイクロSDカードにインストールされたシステムをeMMCなどに変更することが可能です。
名前の通りDebian系ですが、Ubuntu環境もあります。
INDI環境の構築ではリポジトリがUbuntu環境でないと用意されていないので必ずUbuntu(Bionic)を使用してください。

しかし、テスト環境から外れて安定に移行しましたが、天体環境で使用するにはまだ不十分な感じです。
以下に制約事項を記載します。


・VNCで使用する場合の解像度の制限
こちらもなぜか同様にVNCで使用する際の解像度制限があります。(仕様でしょうか??)
解像度はFrendly DeskTopと同じです。

・日本語環境をインストールしても日本語化されない
非常に悩みました。。
原因はロケールファイルのバグです。。(環境設定を行っても切り替わりません。)

以下のコマンド、ファイル修正で対応出来ます。

sudo nano /etc/default/locale

設定ファイルを以下に修正

LANG=ja_JP.UTF-8
LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=ja_JP.UTF-8


・現状ではindi-fullコマンドでのドライバインストールが出来ない→修正されました
開発者に修正依頼しましたが、以前は可能だったINDIドライバのインストールが依存関係の問題が出てindi-fullコマンドでのドライバインストールが出来なくなっています。(そのうち改善されると思いますが。。)→この記事を書いている間に修正されたようです(笑

・INDIWebマネージャーが自動起動しない
systemdのサービスファイルが適切に働いていません。

対処として

メニュー:設定→セッションと起動 を選択し、自動開始アプリケーションにINDIWebマネージャーを追加します。
コマンドは
indi-web -v
になります。

・一部のドライバがクラッシュします→修正されました
私の環境ではSkyWatcher-AltAZドライバがクラッシュして起動しません。(またおまえか。。)
こちらも開発者に連絡済みですので、しばらくしたら対処されるでしょう。。→この記事を書いているうちに修正されました(笑)私の使用する環境では問題無くなりました。
みなさんも不具合があったら開発者に連絡しましょう

以上です。

以前は更に多くの不具合がありましたが、現状ではメーカー配布のシステムを使用すれば若干の規制を除いては快適に動作します。

Armbianはnand-sata-installコマンドを利用できるのが最大の魅力ですが、不具合がまだいくつかあります。

いずれにしても天体用のディストリビューションなどはありませんのでこちらのコマンドを用いて自身でソフトなどをインストールする必要があります。

Arm系(特に64Bit)は一筋縄ではいきませんね。。。
上記留意点など含め、ご自身でブラッシュアップ出来た方はぜひご連絡ください。




RaspberryPi3に天体環境を構築して使用していましたが、今後のことも考慮してRaspberryPi3からNanoPi-M4に移行しました。

移行に際しての備忘録として記事に記載します。


用意、購入するもの

NanoPi-M4本体(当たり前ですが必須)
ヒートシンク、もしくは専用ケース(冷却が必要なため必須)
マイクロSDカード(32GB以上、できればMLC)もしくはEMMCカード
5V 4A電源アダプター(必須)
USBタイプCケーブル(必須)

上記はマイクロSD以外メーカーの通販サイトでまとめて購入してしまいましょう。
手元に届くまで約2周間ほどかかります。

以下は作業用のPCにインストールするもの
SDフォーマッタ
・SD書き込みソフト(Win32 Disk ImagerEtcherなど)
・ターミナルソフト(SSH用)
・VNCビューア(デスクトップ確認用)

オプション要素(あれば便利)
RTC用CMosバッテリー(システム時計の保持に)
MicroSD-eMMCアダプター(EMMCを使用する場合はあったほうが便利)
GPSレシーバー(時刻、緯度・経度情報の取得、RTCとセットにすることで更に便利)


インストールするOSの選定

現状3種類の選択肢があります。
FrendlyDesktop(64ビット、製造元)
Lubuntu(32ビット、製造元)
それぞれこちらからダウンロード

天体で使用する場合はデスクトップ付きのOSを選択します。
SDカード、EMMCカードそれぞれにファイルが異なります。

Armbian

Arm系のシングルボードコンピュータのOSです。
天体用で使用する場合はBionicを選択してください。
安定度などは製造元配布のOSと似たり寄ったりですが、nand-sata-installというコマンドでマイクロSDカードからEMMCに簡単にOSを移動できます。

アプリのインストールなどはこちらのページをご確認ください。

一番悩むのがOSをどれにするかというところだと思います。
私は当初製造元が配布するFrendlyDesktopで環境構築しましたが、システムをEMMCに移動して運用するためArmbianに移行しました。

いずれを選んでも正直NucなどにUbuntuをインストールして運用するより初期の設定には手間がかかります。
もし、チャレンジするという方は覚悟(笑)して臨んでください。

RaspberryPi3から始まったINDIサーバ、ドライバによる気軽な撮影・観望補助環境の構築ですが、私の使用する機材(デジタル一眼、オートガイド、モーターフォーカス、DSC、EAAのセットアップなど)であればRaspberryPi3でも不自由なく使用できました。

しかし、マイクロSDというストレージの遅さや弱さ、イーサネットの遅さがネックになっていた部分もありましたので代替の環境を模索していました。

もっとも期待していたのは天体用のディストリビューションがあるRaspberryPi4でしたが、以前の記事にも記載しましたとおり環境が安定するまで時間がかかりそうです。

と、いうわけで以前セットアップしたNanoPi-M4を更に使いやすくするため、海外通販で部品を購入して細々とブラッシュアップしました。

以前からGPIOにGPSを装着していましたが、RTCをつけていないと時間の同期に結構時間がかかりましたのでRTCも装着、システムをマイクロSDからEMMCに移し替えました。(実はこれが一番の大仕事でした。。。)

NUCで構築すればもっとお気軽ですが、乗りかかった船です。。
気になる不具合を潰し込みました。

あとは機材の設定などを細かく調整すれば完成です。

設定した項目は
・INDIサーバ、ドライバ、KStars、INDIWebマネージャーの組み込み(メイン環境)
・INDIGOサーバ、ドライバ組み込み(テスト用)
・Astrometry.netサーバの組み込み、及びインデックスファイルのインストール(Solver)
・PHD2のインストール(オートガイドメイン)
・LinGuider(オートガイドサブ)
・SMBサーバの組み込み(ファイル共有)
・VNCサーバの組み込み(リモートデスクトップ)
・リモートデスクトップサーバの組み込み(VNCと使い分け)
・ASTAPのインストール(Solverおよびスタッキング)
・CCDCielのインストール(Solverおよび撮影、フォーカス制御など)
・SerPlayerのインストール(動画プレイヤー、コンバーター)
・VLCのインストール(動画プレイヤー、コンバーター)
・CielSkyChartsのインストール(プラネタリウム、望遠鏡制御)
・Stellarriumのインストール(プラネタリウム、望遠鏡制御)
・SiriLのインストール(スタッキング)
・GPSDのインストール(GPSの使用)
・qdslrdashboardサーバの組み込み(気軽な一眼デジカメリモートに)
・ser2netの組み込み(有線、無線LANを用いたシリアル通信を使用する場合に)
・VirtualHereの組み込み(USBデバイスサーバーとして使用する場合に)

天体用としてはこんなところでしょうか。

後はシステム用として
・Synaptic(GUIによるリポジトリ管理)
・Gdebi(GUI環境でのパッケージインストール)
・SpaceFM(ファイル操作)
・LeafPad(設定ファイル書き換え用)

あたりを入れます。

そして日本語化できる所は行って、各種設定ファイルなどを細かくいじって完了です。

ちなみにシングルボードコンピュータはWindowsで言う所のBiosのような存在が無いため、システム起動前での設定項目をコントロールするのがとても面倒です。

わたしは最初開発元が配布するOSで環境構築していましたが、手軽にSD以外から起動する方法がありませんでした。
そのため、やむを得ずバックアップ感覚で環境の移し替えが可能なARMBIANに変更しました。

こちらはこちらでまた細かい不具合があります。(日本語がすんなり入らない、いくつかのアプリが不調)

日常的に使用するにはほぼ問題ない所まで調整しましたのであとは実践確認です。

日本ではこの機種を使用している方が少ないと思いますので後日環境構築に関しての留意点などまとめようと思います。


以前ご紹介したNanoPi-M4ですが、KStarsのバージョンが3.0にアップしたのでアップデートしてみました。(RaspberryPi3ではバージョンアップの際エラーが出て対処が必要でしたが、NanoPi-M4は問題ありませんでした。)
KStarsに関しては日本語環境も使用できるようになり、問題のあったASI120MCのドライバも問題なく使用できるようになりました。

INDI、Ekosに関しては私の環境では今回のバージョンで問題が全て解消されました。



078-2.jpg

KStarsを使用する環境は問題なくなりましたので、これからは稼働させながらいろいろ確認していこうと思います。



NanoPi-M4で現状まだ問題が解決していないのは以下になります。(使用しているOSはFriendly DeskTop 18.04(64bit)です。)

1.CielSkyChart

私が使用している画面サイズ(1400x1080)ではカラーが16bitしか認識せず、このカラーモードでは画面が正常に表示されない。
(解像度を変更してカラーモードを24bitにすれば問題なく使用できます。)

2.ステラリウム
クラッシュして起動しません。(解像度を変更してカラーモードを24bitにすれば問題なく使用できます。)

3.X11VNCサーバ
よく落ちてしまいます。(私はNoMachineをインストールして回避しています。)


上記2つのアプリケーションが現状では使用できませんが、他の部分は私の使用範囲では問題なくなりました。
(どちらもグラフィックドライバが原因のように思います。)

使用しているRaspberryPi3より処理速度が早くメモリの搭載量も多いため素性は良いです。その上、USB3x4、ギガビットイーサを備えており今後USB3の天体カメラなどを使用することになってもRaspberryPi3より快適に使えそうです。

しかし、ディストリビューションなどは用意されていないため、環境構築は全て自身で行わなければなりません。
このマシンは技適は通っていませんが、Wifiの親機設定などは全く問題ありませんでした。

Linuxで環境構築に慣れている方は、KStars、INDI、Ekosを使用するのであればおすすめできる状況になったと思います。
(CCDCielも問題なく使用できます。)

シングルボードコンピュータで天体環境構築を行う方はRaspberryPi3以降が一番無難ですが、NanoPi-M4も動作するようになりましたので上記ご参考いただけると幸いです。







プロフィール

TーStudio

Author:TーStudio
色々工夫しながら星空を楽しんでいます。
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