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ASTAPのカテゴリー記事一覧


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先に記載しましたASTAPのライブスタッキングがシングルボードコンピュータも含め、全ての環境で使用可能になりました。

ダウンロードはこちらから。
(まだ本サイトにはライブスタッキングに関しての詳細の記載はありません。2019年10月23日付け以降、バージョン0.9.286以降であれば搭載されています。INDIのフォーラムが一番情報を確認しやすい状況(苦笑))

フォーラムでのやり取りでわかりましたが、指定したフォルダを監視して保存された画像を順次スタッキングするWindows版のASTROStackのような処理方法でした。

SharpCapのような実装を期待していましたので、少々残念ですが、EkosやCCDCielとの連携はこれから進行するため、使いやすくなることに期待したいと思います。

しかし、INDIドライバにはローカルでの使用であればネイティブドライバにも負けないほど高速なストリームモード(動画用)があるのに、なぜそちらを使用しないのでしょうね。
オートガイドやオートフォーカス、そしてライブスタッキングなどはリアルタイム性が求められるのでこのモードを使用したほうが快適になるのですが。。
INDIドライバを扱うソフトは標準で静止画をループ再生する仕様になっています。(とても遅くなります。)

リモートでドライバを使用できるというメリットを最大限に活かせるような仕様に変更されてほしいものです。
(ASTAPの新機能紹介がINDIドライバの愚痴に。。(笑)天気も悪く実践確認は当分先になりそうです。)

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v0.9.278のASTAP(OSX、Linux、Windows全てのバージョンですが、SBC版は現在未対応)でライブスタッキングが可能になりました。
SBCなどではCCDCielで簡易的なライブスタッキングが可能でしたが、スタッキング・Solverが可能なASTAPにこの機能が搭載されたことは非常に可能性を拡げてくれると思います。

この情報はINDIフォーラムで取得しましたが、INDIの開発者、ASTAPの開発者、CCDCielの開発者が話し合って進行しています。(Ekosの次期バージョンでASTAPへの対応も行われるようです。)

ASTAPはソフトを起動しなくてもSolverが出来たりと連携に便利な機能がありましたが、使用できるのはCCDCielとAPTのみでした。
Ekosとも連携できるとなるとStellarMateやAstroberryなどRaspberryPiのディストリビューションにも組み込まれる可能性があります。

なかなか楽しみな状況になってきました。
ASTAPは画像のスタッキング機能、画像処理機能、Plate Solver機能の3つの機能がセットになったソフトです。
Plate Solver機能に関しては、独自エンジン、Astrometry.netサーバの使用の2種類を選択できるようになっています。

この中でも独自エンジンのPlate Solver機能に関してはASTAPを起動しなくても他のソフトと連携できるようになっています。

それぞれのソフトでの連携方法を記載します。


CCDCielとの連携
CCDCielとの連携方法、設定などに関してはこの記事にまとめてありますのでご参照ください。

APT (Astro Photography Tool)との連携
APTを使用する場合はPlateSolve2代替で使用できます。

手順としては
1. ASTAPをWindowsにインストールします。
 64ビットの場合はこちら、32ビットの場合はこちら
2.インデックスファイルをインストールします。インデックスファイルはこちら
3.インストールしたASTAPアプリの名前を以下のように変更します。
 ASTAP.EXE→Platesolve2.exe
4.APTのpointcraft→settingsで上記変更したアプリ名を選択します。

以上です。

ASTAPの独自エンジンによるPlate Solverはインデックスファイルのサイズが小さく、計算も早いので便利に使用できます。(ASTAPを立ち上げていなくても使用できます。)

今までのPlate Solverエンジンでうまく機能しなかったり、インデックスファイルが大きすぎてインストール出来ず使用を諦めていた方にとって救世主になるかもしれません。

残念ながら日本での使用者が少なく説明しているサイトが見当たりませんが、便利に使えるソフトですので興味ある方はお試しください。

ASTAPはPlateSolver、スタッキング(位置合わせにPlateSolverを使用できる)、画像処理まで行える多機能なソフトです。(Mac、Windows、Linux全ての環境で使用できます。)

今回はASTAPでのスタッキング処理の手順のみを記載します。

私自身まだ未理解の部分も多いので簡易の手順としてご確認ください。


181.jpg

ASTAPを立ち上げると上図のウィンドウが表示されます。
赤枠部分をクリックしてスタッキングメニューウィンドウを表示してください。
※画像を読み込んだ際のプレビューは画像プレビュー部分に表示されます。

ASTAPはこの画面と下図で登場する上部にタブが多数あるStacking Menuウィンドウで操作する感じです。


182.jpg

1.上部の Image タブクリック
2. Browse ボタンをクリックし、処理する画像を選択する


183.jpg

1. Option ボタンをクリック
2.フリップメニューから選択する画像のファイルフォーマットを選択
3.リストから読み込む画像ファイルをコマンドキー(WinやLinuxはコントロールキー)+クリックで選択(複数枚選択可能です。)
4.Open ボタンをクリック


184.jpg

そうするとスタッキングメニューウィンドウに画像ファイルの情報がリスト化されます。
ちゃんと表示できるかリストをどれか一つをダブルクリックして画像プレビュー画面に表示されるか確認してください。(この作業を怠ると下記fitsファイルへの変換ができなくなるようです。)
リストが?で表示されています。

仕様的にfitsファイルに変換が必要なようなので以下操作を行います。


185.jpg

1.リストから読み込む画像ファイルをコマンドキー(WinやLinuxはコントロールキー)+クリックですべて選択
2. Analyse and orgainse images ボタンをクリック

fitsファイルへの変換が始まると青枠部分にログが表示されます。


186.jpg

赤枠部分が?から情報表示に変更されれば変換終了です。


187.jpg

ダークファイル、フラットファイルがある場合は上部タブをクリックして上記変換操作を行いましょう。


189.jpg


スタッキングのためのアライメント項目を設定します。
売りであるPlateSolverを用いた位置合わせもここで設定します。
(今回のファイルではPlateSolverが解析できなかったので推奨されているStar Alignmentを使用します。

1.Alignment タブをクリック
2.Star Alignment ラジオボタンを選択

上記で設定が終わりです。
イメージタブでスタッキングする画像を選択してから

3.Stack check marked image ボタンをクリック

これでスタッキング処理が行われます。
進行状況はログウィンドウに表示されます。


190.jpg

処理が終了したら
1. Results タブをクリック
2.リストにスタッキングされた画像ファイルがあるのでダブルクリック→プレビュー画像表示部分で確認
(何故か実際の画像の明るさと異なる表示になりますが、ファイルを書き出すと元に戻ります。)


191.jpg

1.アプリケーションメニューより File をクリック
2.書き出したいファイル形式を選択して保存(私はフォトショップで画像処理したいのでTiffにしました。)

192.jpg

私は画像処理は使い慣れたフォトショップで行いました。
ASTAPにも画像処理機能がありますが、まだ使いこなせておりませんし長くなりそうなので今回はスタッキング手順のみで終わりにします。

触り程度の内容になってしまいましたが、興味ある方はお試しください。













以前この記事で取り上げたASTAPをMacにダウンロードしてチェックしてみました。


116.jpg

Mac版はPlate Solveの解析ファイルも同封されているため、インストーラーでインストールすれば終了です。
(Linux版などは別々にインストールが必要)
今回は取り溜めたJpegファイルを使って単独でチェックしてみました。
Plate Solveとスタッキングの両方が行える便利なソフトとの触れ込みですが、Jpegファイルを読み込んでもPlate Solveができません。
(架台とつないである程度の位置情報をソフトに読み込ませないとダメなのでしょうか。。。)

スタッキングに関してはJpegファイルからも無事に行うことができました。
自動的に中間ファイルとしてfitsファイルが生成されます。

Macでは数少ないスタッキングソフトですし(しかも無料)、Plate Solve機能に関しては他の環境より大分軽いようですので、ある程度使い方がわかったら記事にまとめようかと思います。

ASTAPおそらくシングルボードコンピュータ、Windows、Macすべての環境で使用できるスタッキングアプリだと思うのですが、ファイル形式がFITS、またはRawファイルのみのため、私が所有している既存ファイルで検証することができませんでした。→Jpegファイルも使用できました。

サイトを見るとどうやらスタッキングの位置合わせを最初に読み込んだファイルをSolverで分析して(Solver機能も内蔵している)他のファイルの位置合わせもおこなってくれるらしい。

Solver機能に関してはAPTやCCDCielとも連携できるようで使いこなせばかなり面白い存在かもしれません。

私は現在EkosからローカルAstrometry.netサーバを参照して位置解析を行っていますが、このアプリをCCDCielと連携させて位置解析〜スタッキングまでを行う方法も面白そうですね。

選択肢が増えるのは大変喜ばしいことですが、習得には苦労します。

Astrometry.netよりは大分軽量なようなのですでに使いこなしている方がいらっしゃいましたらぜひ操作感を教えてください。

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