項目は設けてありましたが、INDI関係の記事を優先して記述したため記事が全く無い状態が続いていました。
惑星撮影を行うにあたって必要になるもの、Macのアプリで必要になるものを記載します。
●惑星撮影を行うにあたって必要になる機材
・望遠鏡(なるべく口径が大きく、焦点距離が長いもの)
・カメラ(デジタル一眼レフor天体カメラorデジカメのいずれか)
・デジカメアダプタ(デジカメで撮影する場合)
これに、フリップミラーなど眼視とカメラを切り替えながら対象を導入する機器があると効率的に写野に導入できます。
惑星撮影は非常に高倍率での撮影になります。
架台はモータードライブのついた赤道儀もしくは自動追尾機能がある経緯台が使いやすいです。(これら追尾機能が無い架台では撮影が非常に大変です。)
撮影方法としては、接眼レンズを用いる方法(コリメート撮影、拡大撮影)、直焦点撮影があります。
コリメート撮影は接眼レンズにデジカメなどレンズがついているカメラで行う方法です。(携帯のカメラでも行える方法です。)
手軽ですが、惑星を撮影する場合は高倍率になりますのでアダプタを用いて撮影しないとうまく撮れません。
拡大撮影は接眼レンズにカメラアダプタを接続して撮影します。この方法はデジタル一眼レフや天体カメラなどカメラレンズを取り外せるカメラで撮影する方法になります。
直焦点撮影は望遠鏡にアダプタを介して直接デジタル一眼レフや天体カメラなどを取り付けて行う撮影方法になります。
長焦点の望遠鏡を使用しないと拡大率が上げづらいので、バローレンズなどを併用して希望する拡大率にして撮影します。
像の鮮明さはコリメート→拡大撮影→直焦点撮影になります。
これは撮影時に使用するレンズ枚数が少なくなるためです。
●惑星撮影を行うにあたって必要になるMacのアプリ
・プラネタリウムソフト
(自動導入のコントロール機能がついたものがおすすめです。)
・キャプチャーソフト(天体カメラで必要になります。)
・画像処理ソフト
(スタッキングなどをおこなったり、色やシャープネスの調整などで必要になります。)
プラネタリウムソフトに関してはこちらとこちらの記事にもまとめてありますが、おすすめはSkySafari(Plus以上のグレード)かKStarsです。
SkySafari(Plus以上のグレード)は非常に幅広い架台に対応していますし、望遠鏡のリモート操作機能が安定しています。
KStarsは多機能なのでとっつきづらいですが、望遠鏡のリモート操作以外にも撮影やフォーカスなどすべてまとめて行うことができます。
KStarsに関しては使い方をこちらにまとめてありますのでご参考にしてください。
キャプチャーソフトに関しては特に天体カメラを用いるときに必要になります。
天体カメラを購入する際、Macに対応したキャプチャーソフトがあるかを確認しましょう。(KStarsをインストールすればINDIドライバが使用できますので、市販されているほとんどの天体カメラには対応することができます。(もちろんキャプチャーも可能です。)
デジタル一眼レフやデジカメであればカメラで撮影してしまっても大丈夫です。
いずれのカメラでも惑星は動画で撮影します。動画で撮影したムービーファイルをコマごとに重ね合わせ一枚の画像に仕上げていきます。
最後に画像処理ソフトとして必要になるのは上記ムービーファイルをコマごとに重ね合わせ一枚の画像に仕上げる機能(スタッキング機能といいます。)を備えたソフトが必要になります。
Macにも複数動画スタッキングソフトがありますが、おすすめはLynkeosです。
使いやすいですし、今でも開発が続いているため安心できます。
他には画像処理としてPhotoShopもあれば便利です。(同等の機能をもったアプリでも良いです)
惑星撮影は高倍率のため、対象の導入とピント合わせが重要な要素になります。
倍率が高いため上空の気流の状態によって画像の良し悪しも大きく左右されます。
日本では夏あたりが最も上空の気流が落ち着いていてきれいに撮影できる可能性が高くなります。
惑星撮影は、星雲・星団の撮影とはちがった難しさがありますが、上記の撮影環境が整えばチャレンジできます。
興味ある方は是非挑戦してみてください。


上記は数年前に撮影した木星と土星です。
撮影環境は以下になります。
赤道儀:セレストロンAdvancedVX赤道儀
望遠鏡:セレストロンC9
カメラ:CanonEOS Kiss X4(2倍バローによる直焦点撮影)
画像処理:Lynkeos、PhotoShop
惑星撮影を行うにあたって必要になるもの、Macのアプリで必要になるものを記載します。
●惑星撮影を行うにあたって必要になる機材
・望遠鏡(なるべく口径が大きく、焦点距離が長いもの)
・カメラ(デジタル一眼レフor天体カメラorデジカメのいずれか)
・デジカメアダプタ(デジカメで撮影する場合)
これに、フリップミラーなど眼視とカメラを切り替えながら対象を導入する機器があると効率的に写野に導入できます。
惑星撮影は非常に高倍率での撮影になります。
架台はモータードライブのついた赤道儀もしくは自動追尾機能がある経緯台が使いやすいです。(これら追尾機能が無い架台では撮影が非常に大変です。)
撮影方法としては、接眼レンズを用いる方法(コリメート撮影、拡大撮影)、直焦点撮影があります。
コリメート撮影は接眼レンズにデジカメなどレンズがついているカメラで行う方法です。(携帯のカメラでも行える方法です。)
手軽ですが、惑星を撮影する場合は高倍率になりますのでアダプタを用いて撮影しないとうまく撮れません。
拡大撮影は接眼レンズにカメラアダプタを接続して撮影します。この方法はデジタル一眼レフや天体カメラなどカメラレンズを取り外せるカメラで撮影する方法になります。
直焦点撮影は望遠鏡にアダプタを介して直接デジタル一眼レフや天体カメラなどを取り付けて行う撮影方法になります。
長焦点の望遠鏡を使用しないと拡大率が上げづらいので、バローレンズなどを併用して希望する拡大率にして撮影します。
像の鮮明さはコリメート→拡大撮影→直焦点撮影になります。
これは撮影時に使用するレンズ枚数が少なくなるためです。
●惑星撮影を行うにあたって必要になるMacのアプリ
・プラネタリウムソフト
(自動導入のコントロール機能がついたものがおすすめです。)
・キャプチャーソフト(天体カメラで必要になります。)
・画像処理ソフト
(スタッキングなどをおこなったり、色やシャープネスの調整などで必要になります。)
プラネタリウムソフトに関してはこちらとこちらの記事にもまとめてありますが、おすすめはSkySafari(Plus以上のグレード)かKStarsです。
SkySafari(Plus以上のグレード)は非常に幅広い架台に対応していますし、望遠鏡のリモート操作機能が安定しています。
KStarsは多機能なのでとっつきづらいですが、望遠鏡のリモート操作以外にも撮影やフォーカスなどすべてまとめて行うことができます。
KStarsに関しては使い方をこちらにまとめてありますのでご参考にしてください。
キャプチャーソフトに関しては特に天体カメラを用いるときに必要になります。
天体カメラを購入する際、Macに対応したキャプチャーソフトがあるかを確認しましょう。(KStarsをインストールすればINDIドライバが使用できますので、市販されているほとんどの天体カメラには対応することができます。(もちろんキャプチャーも可能です。)
デジタル一眼レフやデジカメであればカメラで撮影してしまっても大丈夫です。
いずれのカメラでも惑星は動画で撮影します。動画で撮影したムービーファイルをコマごとに重ね合わせ一枚の画像に仕上げていきます。
最後に画像処理ソフトとして必要になるのは上記ムービーファイルをコマごとに重ね合わせ一枚の画像に仕上げる機能(スタッキング機能といいます。)を備えたソフトが必要になります。
Macにも複数動画スタッキングソフトがありますが、おすすめはLynkeosです。
使いやすいですし、今でも開発が続いているため安心できます。
他には画像処理としてPhotoShopもあれば便利です。(同等の機能をもったアプリでも良いです)
惑星撮影は高倍率のため、対象の導入とピント合わせが重要な要素になります。
倍率が高いため上空の気流の状態によって画像の良し悪しも大きく左右されます。
日本では夏あたりが最も上空の気流が落ち着いていてきれいに撮影できる可能性が高くなります。
惑星撮影は、星雲・星団の撮影とはちがった難しさがありますが、上記の撮影環境が整えばチャレンジできます。
興味ある方は是非挑戦してみてください。


上記は数年前に撮影した木星と土星です。
撮影環境は以下になります。
赤道儀:セレストロンAdvancedVX赤道儀
望遠鏡:セレストロンC9
カメラ:CanonEOS Kiss X4(2倍バローによる直焦点撮影)
画像処理:Lynkeos、PhotoShop
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