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★Kstars Ekos INDIのカテゴリー記事一覧


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このカテゴリでは私も観望、望遠鏡制御で使用しているKStars+Ekos及びINDIドライバについてご紹介します。
おそらくこの記事が気になる方は、すでに天体撮影などの経験があり、天体撮影の環境としてKStars+Ekos及びINDIに対して情報を知りたい方だと思います。
2年ほど前から日本でもこの環境を紹介するサイトが現れてきました。

この1年位でこのソフトは大きく進化しました。
もともとはLinaxのソフトでしたが、開発有志の1名がMac用のKStarsを使いやすくまとめてくれました。
その結果、本家Linax版よりはるかに簡単に導入しやすい環境が整いました。

Mac版のKStarsは以下が同封されています。

・KStars(多機能プラネタリウムソフト)

・Ekos(KStarsと一体化したINDIサーバ、ドライバの制御フロントエンド)
望遠鏡制御制御、カメラ制御、フォーカス制御、Plate Solvering機能(インデックスファイルは別途ダウンロード)、オートガイド機能、天体ドーム制御機能、気象ステーション制御機能など多くの制御機能を備えており、かつそれらを全自動で無人スケジュール制御できます。更にはSkySafariと連動も可能なので、操作性の良いSkySafariで望遠鏡をコントロールして、撮影に関わる全般の制御をEkosで行うといったこともできます。

・高性能Fitsビューアー

・動画ビューアー、及びレコーダー(デジカメや天体用CCDのライブビュー機能も含む)

・INDIサーバー+INDIドライバー+コントロールパネル(機器のドライバセットとドライバを制御するローカルサーバー、ドライバコントロールパネルのセット)

・Astrometry.netサーバー(Plate Solverのローカルサーバー、本家では別インストール)

・日本語環境(本家では別インストール)


上記の環境がすべてKStarsというプラネタリウムソフトにまとまっています。
そしてその多くをEkosという制御環境で操作します。

よって最初は非常に難解に思えますが、ルールをある程度覚えると一気に操作性が高くなります。
私もまだ理解していない機能がありますが、ある程度実用的に使用できるようにするコツは各項目の設定になります。(逆を返せば初期設定を行わないとまともに動作しません。)

次回はこのあたりを順に説明していきます。
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この項目をお読みの方は、すでに他のプラネタリウムソフトや、天体用のソフトを使用している方が多いかと思います。
KStarsのプラネタリウムソフト部分は他のプラネタリウムソフトの設定と大してかわりません。最低でも観望地分の緯度、経度の登録を行ってください。

設定が必要な項目を図に記載した数字順に説明します。(設定順もその数字順で良いです。)


016.jpg

1.メニュー:ヘルプをクリック→アプリケーションの言語を変更を選択→日本語に変更・・・・これでKStarsが日本語版になります。(Mac版のみの特権です。)

2.観望地の緯度、経度を登録(観望に行く場所すべて登録しておきましょう)

3.時刻設定→現在時刻に

4.観望機器の視野表示登録→ボタンをクリックするとメニューが現れます。メニュー項目のFOV記号の登録を選択して観望機器の星図上に観望機器の視野表示ができるようにしましょう。
上記より右は星図表示設定になります。

左から順に星図の画像表示(ネット接続が必要)→星の表示→銀河・星雲・星団の記号表示→惑星表示→超新星表示→人工衛星表示→星図線表示→星座名表示→星座イラスト表示→星座領域表示→天の川表示→赤緯・赤経線表示→方位角・高度線表示です。
4の項目でこのソフトの特色となる部分は星図の画像表示(ネット接続が必要)です。DSS Coloredを選択すれば縮尺に合わせた天文台で撮影した全天画像が星図に表示されます。

5.メニュー:Dataをクリック→新しいデータをダウンロードを選択すると天体カタログの追加、星図上に表示する画像の追加を行えます。ダウンロードにはネット接続が必要です。

一度ダウンロードすればOKです。

6.このボタンを押すと本日のおすすめ対象を写真付きで表示します。7のボタンを押してハイライト表示しておくと、対象をクリックすると、星図の中央に移動→対象の詳細情報の表示を行うことができます。

このソフトの特色機能の一つです。

以上がKStars(プラネタリウムソフト部分)の設定です。

この部分は他のソフトと大きな違いはありません。
次回はいよいよこのソフトの天体機器制御部分であるINDIサーバ+ドライバ+コントロールパネル、Ekosについて記載します。
複雑に感じる部分なのでいきなり設定に入らず、まずは概要把握する情報を記載します。






KStarsで制御環境を作る際、まずはじめにINDIについて理解しておかないと後々苦しみます。
概要に関してはすでに何人かの方が記載されていますので、制御の流れ、特徴、構成、注意点などを記載します。

INDIはサーバ、制御機器のドライバのセットになります。
WindowsのASCOMと同じようなサーバドライバセットです。
ASCOMはWindowsのみの対応ですが、INDIはMac、Linuxに対応しています。

私も以前はWindows、ASCOMの組み合わせで天体制御の環境を構築していましたが、以下の理由で仕事で使い慣れたMac、シングルボードコンピュータ(RaspberryPi3ほか)を利用するINDI環境に変えました。

特徴としては

1.使い慣れたMacで簡単にインストールでき、ドライバもLinuxと同じ数が揃った。

2.苦労せずに日本語環境にできる。(Linuxはひと手間かかります。)

3.立ち上げたドライバを何もせずに複数のソフトで使用できる。

 (ASCOMのPOTH HUB状態がデフォルト、地味に便利)

4.別マシンのサーバをリモートでローカル同様使用できる。

5.複数サーバを同時に利用できる(らしい、これは使っていない。)

6.KStarsのみで複数のアプリの作業をまかなえる。


設定を行う上でASCOMドライバと異なるところは

1.サーバ、読み込みドライバの起動操作が必要

2.読み込みドライバの設定はドライバと機器を接続後可能、(接続後に制御パラメータが項目ごとにタブ表示される)、コントロールパネルに各読み込みドライバ、ドライバの設定項目がタブに分けられて表示される。各ドライバとも設定後保存が必要。

3.コントロールパネルは機器制御まで可能(動作確認用)

4.ローカルサーバ以外にリモートサーバも使用可能(複数サーバも連動可能)


こんなところでしょうか。
上記のことからドライバ設定までの操作が大分異なります。

私がASCOMから変更した理由は、KStars+Ekosと同様のことをするとなると架台を複数アプリで使用できるようPOTH HUBを使用しなければならないのですが、私の使用機器のドライバがPOTH HUBで使用した時に非常に不安定であったことと、複数ソフトでの制御がいまいち安定しなかったことでした。

それと興味本位で構築したラズパイ環境で安定して動作したことです。(これは本当に驚きました。設定には苦労しましたが。。。)
そんなことをしているうちにMac版KStarsがコピーするだけの簡単インストールで使用できるようになったことから全面的に切り替えました。
ちょうどINDIの発展期に重なったこともあり、段階を踏んで理解していくことができたのも理由になるでしょう。
余談はこれくらいにして、INDIの制御の流れを記載します。

最もシンプルな構成図になります。

017.jpg


上の図のようにサーバの起動、ドライバの読み込みがスタートになります。
スタートには専用アプリを使用するか、端末からコマンドラインで操作することになります。

そこで起動したサーバ+ドライバをコントロールパネルで設定します。
ASCOMとの大きな違いはサーバとドライバを起動する操作が必要になることと、コントロールパネルで設定中に機器の制御までできてしまうことです。
ここが少し混乱するところですが、本当に簡単な操作であれば、コントロールパネルで済ませてしまうこともできますので、INDI環境での特徴と捉えてください。

設定をしながら動作確認をして、問題が無ければこの設定を保存します。
一度設定を行えば次からは自動的に読み込まれますので再度設定の必要はありません。(保存しないと次回接続時再度やり直しになります。)

ドライバの設定が終了したら対応ソフトでの制御になります。
コントロールパネルによる設定は若干複雑ですが、ここまでの流れではASCOMと大差ないかと思います。
コントロールパネルで動作確認を行うクセをつけると対応アプリで苦労しません。

以下の図ではINDIにしかできない接続を説明します。

018.jpg

019.jpg


その1に記載した接続方法はINDIのサイトに記載されている方法です。

サーバをラズパイなどで複数台設定すれば、非常に大規模な制御環境を構築できます。

その2に関しては未確認ですが、Ekosに設定箇所ができたため、この接続ができる可能性があります。(以前開発者に要望を出した項目でした)

このように非常に柔軟に環境を構築できるのが魅力です。
次回はKStarsの構成について記載します。




前回INDIドライバの特徴や、構成の流れを記載しました。
お読みになっていない場合はまずそちらをお読みください。

なぜ、このように前置きを2回も挟んでいるかというと

・Mac版KStarsは本家Linux版と異なり、INDIサーバ+ドライバ、更には本家ではオプションで後から追加するAstrometry.netローカルサーバーまでKStarsアプリに内蔵されている。(使い勝手は全く同じ)

・昨年RaspberryPi3用に開発者がオプションのAstrometry.netローカルサーバー+便利ユティリティなどをセットにしたディストリビューション(アプリ+システムのセット)を売り出したことにより、Linuxにおいても購入するだけですべての環境が整った環境を手に入れられるようになった。

ありがたいことにインストールなどセットアップの手間は無くなったが、それとともにいきなり複雑な環境での操作手順や、設定に混乱を招くことになると感じたからです。

KStarsはWindowsであれば、望遠鏡制御付きプラネタリウムアプリ、デジカメやCCDカメラの制御・キャプチャアプリ、オートガイドアプリ、Plate Solverを行うアプリ、フォーカス制御を行うアプリ、機器を制御するためのASCOMドライバなど、基本的な要素だけでも、5つのアプリとASCOMサーバ+ドライバをEkosという制御アプリ一つで連動してこなしてしまいます。(他にも沢山機能があります。)

別々であれば、その都度覚えていけば良いでしょうが、これらがワンセットとなると、どこからどう手をつけていけばいいか混乱することになるかと思います。
サーバだけでもINDI、Astrometry.netの2つ、最低でも天体撮影に必要なアプリ5つの設定を、一つのソフトで行うことになります。

その中でも最も厄介なのがINDI関連でしたので先に説明を行いました。

では以下にKStarsの構成図を記載します。

020.jpg



前回の図と比べて一気に複雑になりましたね。

Mac版のKStarsはサーバだけでもINDI、Astrometory.netの2つをアプリ内に同封しています。

ついでにLynux版も記載します。

021.jpg


Macと本家Linux版の違いは2つのサーバがシステムにあるか、アプリに内蔵されているかになります。
ですので、Mac版はINDIサーバ、Astrometry.netサーバを使用するためには必ずKStarsを起動する必要があります。
Linux版はサーバがシステムにありますので、KStarsを立ち上げなくても他のアプリで使用可能です。

もし、Mac単体でKStarsを立ち上げずにINDIサーバ、Astrometry.netを使用したい場合はソフト紹介で記載したCloudMakersより、各サーバをダウンロードしてください。(サーバ環境を別にできますので、WindowsのASCOM環境に近い操作で作業できます。)このメーカーのソフトは使いやすいので、試用期間で気に入ったものはインストールしておくことをおすすめします。(特にINDIサーバー、Astrometry.netサーバーの2つダウンロードしておきましょう、無料ですし、あとで何かと便利です。)

よく見ればサーバの場所に違いはありますが、制御の流れはMac版と変わりません。(操作方法も同じ、設定の流れも同じです。)


制御設定の流れで行くと

1.EkosでINDIサーバを起動(読み込みドライバも設定)、及びEkosで機能を扱う上での初期設定

2.INDIコントロールパネルで読み込んだドライバの設定、動作確認、設定の保存

3.Ekosでコントロールパネル設定を読み込み、各ドライバに対応した機器の制御、及び制御設定、Plate Solverの設定及び、制御、画像や映像を各ビューアに送信、オートガイダー機能の設定、プラネタリウムソフトとのリンク

こんな感じになります。上記の流れで設定・設定の保存も必要になります。
間違い探しのようで恐縮ですがEkosでINDIサーバ+ドライバを扱う上で若干規則があるようです。

・EkosでセットしたドライバはEkos起動中に途中で入れ替えできない。

ありがちな具体例でいうと、カメラドライバが動作不良を起こしたのでカメラドライバだけを再起動したい。
途中からカメラを変更したいといったことがうまくいきません。

本来INDIサーバはドライバ変更、追加が随時できますが、Ekosでドライバを扱うときは、このようなことをすると高い確率でクラッシュします。
ですので途中で変更・追加予定がある機器は余分に設定に含めておいてください。(機器ごとの接続・解除は可能です。ドライバの交換、個別の再起動がNG)

以上がKStarsの構成と制御設定の流れです。

多くの要素を扱いますので混乱しがちですが、上記の流れで一度きちんと設定を行っておけば、円滑に制御環境を構築できます。

次回からはEkosでの初期設定にはいります。









いよいよEkosの操作に入ります。

初回のみドライバ起動前にEkosオプションにてEkosのドライバ関連の初期設定を行います。


022.jpg

1.Ekosアイコンをクリックしてインターフェイスを起動します。

2.Optionボタンを押して、ドライバに関連する部分の設定を行います。

そうするとOptionウィンドウが表示されますのでドライバに関連する部分を設定します。


023.jpg

1.左側のタブよりFITSタブを選択します。

2.3のチェック部分を両方クリックすると天体用CCDのFits画像をカラーで表示できます。チェックが外れているとモノクロのFits画像で表示されます。


024.jpg

1.次はINDIタブをクリック

2.INDIサーバのディレクトリ設定です。チェックボックスをチェックしてください。

3.INDIドライバのXMLファイルのディレクトリ設定です。こちらもチェックボックスをチェックしてください。

4.Fitsファイルの保存場所になります。ボタンを押して任意の保存場所を設定しましょう。

5.KStarsで設定した緯度・経度、時間などをマウントドライバに読み込ませます。

6.マウントのハンドコントローラーや、SkySafariからKStarsの緯度・経度、時間を設定します。(SkySafariドライバを追加している場合にはマウントドライバ、KStars両方の緯度・経度、時間をSkySafariから読み込みます。)

7.GPSを接続している場合はGPSの緯度・経度、時間をマウントドライバとKStarsに読み込ませます。

8.この部分は両方チェックしてください。

9.アプライボタンで確定してください。


025.jpg

1.次はEkosタブをクリック

2.ドライバ設定をドライバ起動時に読み込む設定にしてください。

3.アプライで確定します。

ドライバに関わる初期設定は以上になります。

追記:ドライバ設定とは関係ありませんが、星座名などを日本語表記にしたい場合は左側のガイド線タブをクリックしてローカライズされた名前のラジオボタンをチェックしてください。

次回はドライバの起動設定、各ドライバのコントロールパネルを具体例を用いて説明します。





Ekosの初期設定も終わりましたのでいよいよドライバ設定を行いましょう。

EkosでINDIサーバ・ドライバを扱う場合以下の留意点があります。
Ekosで起動できるサーバはローカルサーバのみ、読み込むドライバの設定はローカル、リモートとも可能。(リモートサーバは別途起動操作が必要)

設定したドライバは個別に再起動、切り替えを行わない。(行うとクラッシュする可能性が高い。)

ドライバの設定はEkosで起動後INDIコントロールパネルで行う。(ドライバが起動しないと設定できない。設定後は保存しないと次回設定項目が反映されない。)

Ekosでの各モジュールの制御もドライバを起動・機器と接続しないと操作できない。(ドライバ起動後にドライバに対応した各モジュールが読み込まれ、接続をすることで操作可能になる。)

Ekosの各モジュールにおいてもオプションボタンを押して初期設定を行う。


こんなところでしょうか。
では私がEAA(日本で電視観望と呼ばれている。)で使用している機器の設定を例にして設定を行っていきましょう。

設定機器はこちら

026.jpg

・マウント:スカイエクスプローラーSE-AT100架台+   自作ケーブル
・Cマウントレンズ:Canon102mm F2
・ZWO ASI 120MC
・自作フォーカサー(moonlite互換)

プラスして使用者が多いと思われる
・Eos Kiss X5

コントローラーとして便利に使用できる
・SkySafari(Pro5)
を設定します。

027.jpg

1.設定追加ボタンで読み込みドライバ設定を追加します。プロファイルエディタが表示されます。(ガイド付き設定ボタンでも可能です。)

2.プロファイル名を入力します。

3.ドライバを機器と自動的に接続する場合、チェックします。

4.起動サーバを選びます。ローカルサーバの場合はLOCALラジオボタンをチェック、リモートサーバーの場合はRemoteラジオボタンをチェック、右側の入力欄にサーバアドレスを入力します。
Cloud MackersのINDIサーバを使用する場合はRemoteラジオボタンをチェック、右側の入力欄に localhost と入力します。

5.使用するオートガイドアプリを選択します。

6.使用する機器のドライバを選択します。

7.ドライバ項目以外のドライバが必要な場合選択します。(カメラを複数台使用したい場合などもここで選択します。)

8.ドライバの選択が終了したらSaveボタンを押して設定を保存します。

9.メニューから設定を選択します。ここで選択した設定を起動できます。


その後

サーバ起動/停止ボタン を押せば設定した内容でサーバが起動します。(ローカルサーバのみ、リモートサーバの場合は設定内容と同じ組み合わせでサーバ・ドライバを起動しておきます。その後、サーバ起動/停止ボタンを押せばリモートサーバを読み込みます。)

・停止する場合は ドライバ一括切断ボタンサーバ起動/停止ボタン を押します。

青文字Aのタブはスケジューラーモジュールタブです。全自動で機器を制御する際、使用します。
(各モジュールでの制御を習得しないと設定できないので、今回は説明しません。)

青文字B部分に設定したドライバに対応したモジュールのタブが読み込み順に表示されます。(順不同、モジュールには、キャプチャ、フォーカス、マウント、オートガイド、Solverがあります。)

次回は起動後の各ドライバのコントロールパネル設定です。




INDIドライバ設定において、全てのドライバで共通事項となる事項を列記します。

・INDIドライバ設定を行う場合は Ekos -1:ドライバ起動前設定(初期設定)→ Ekos -2:サーバ・ドライバ設定〜起動まで に記載の設定を事前に済ませてください。

・INDIドライバ設定はドライバと機器を接続後、INDIコントロールパネルの各ドライバに現れる設定タブで行ってください。(接続しないと設定タブが現れない)

・ドライバ設定後は各ドライバのオプションタブにある Saveボタン で設定を保存してください。通常一度設定して保存すれば後は設定する必要ありません。

・INDIコントロールパネルでは、各ドライバの設定以外にも制御も行えるため、設定した項目が、正しく動作するか動作確認を行うとトラブルを未然に防げます。

・Ekosで使用する場合はEkos -2:サーバ・ドライバ設定〜起動まで に記載の Profile editer で設定したドライバを途中から変更(追加、削除、再起動)できません。(コントロールパネルでもドライバの追加、削除はできなくなっています。)

・ローカルINDIサーバ・ドライバの起動はKStarsであればEkosで行います。(INDIサーバ・ドライバの起動と、各ドライバの設定は別扱い)

 接続までの流れはEkos -2:サーバ・ドライバ設定〜起動まで をご確認ください。


以上です。

各ドライバの設定は一括してINDIコントロールパネルで行います。各ドライバには必ず オプションタブ がありますので、設定後オプションタブにある Saveボタン にて設定を保存してください。


INDIとは何? Ekosって何?という方は Kstars Ekos INDI 項目の 設定前にーその1:INDIについて設定前にーその2:KStarsの構成について もお読みください。







INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


INDIドライバ設定の初回としてSkySafari(Plus以上)ドライバの設定を記載します。

本家サイトに記載もありますが、少しわかりづらかったので、動作するまでのポイントを記載します。
MacのKStarsのローカルサーバを使用して機器を接続、iPhoneのSkysafariPro5でコントロールする設定です。

まずはiPhoneとWifiで接続できるようにMacの環境設定を行います。


028.jpg

システム環境設定→共有を選択



029.jpg

1.Wifiのチェックボックスをチェック

2.Wifiオプションでパスワードを設定

3.インターネット共有のチェックボックスをチェック


これでMacがWifi親機になるため、iPhoneをWifiで接続できます。

次に前回の記事でEkosよりサーバ起動したINDIコントロールパネルを設定します。(サーバを起動すると自動的にコントロールパネルが表示されます。)

コントロールパネルは2段のタブ構成になっています。

上段は接続機器、下段は選択した機器の機能設定です。


030.jpg

1.まずは上段タブからマウントドライバを選択します。
 私の場合はSkyWatcher Alt-Azです。

2.下段のConnectionタブを選んでください。

3.ドライバ名を選択して右クリック(コントロール+クリック)でメニューを出してドライバ名をコピーします。

4.その後SkySafariタブを選択します。



031.jpg

1.SkySafariドライバを選んだらOptionタブを選択します。

2.右側のボックスに先程コピーしたマウントドライバ名をペーストします。

3.セットボタンを押します。

4.右側のマウントドライバ名に切り替わり、一番左側の表示が緑色になることを確認します。

5.Saveボタンを押して設定を保存します。


以上でMac側の設定は終わりです。



次はiPhoneを設定し、接続します。


033.jpg

 iPhoneのシステム環境設定をクリック


034.jpg

 WifiからMacの親機を選択


SkySafariを起動


032.jpg

 Settingボタンをクリック



035.jpg

 スクロールして Setupをクリック


036.jpg

 1.スコープタイプをMeade LX-200 GPSに選択

 (Mac側のマウントがなんであっても上記に固定)

 2.Mac側のマウントタイプに合わせて選択

  (私の場合、自動導入の経緯台)

 3.MacのIPアドレスを入力

  (私の場合、10.0.0.1)

 4.通信するポート番号を入力

  (9624で固定

 5.Doneを押して設定終了


 (Set Time & Locationもオンにしてください。)


037.jpg

 スコープボタンをクリック


038.jpg

Connectボタンを押し、表示がDisConnectに切り替わり、星図にターゲットと、望遠鏡コントローラーが表示されれば接続完了

以上です。

セッティングの際、Set Time & Locationもオンにしておけば、INDI側のマウントの緯度、軽度、時刻を更新できます。
(ハンドコントローラーがある望遠鏡ならハンドコントローラーに緯度、経度、時刻が送信されますので、すぐにアライメントに移行できます。)

マウントドライバ名を手入力して設定すること、SkySafari側はドライバをMeade LX-200 GPSに固定など、初回の設定は戸惑うところもありますが、この組み合わせはかなり便利です。





INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。

使用する方が多いと思われるCanon一眼デジカメの設定です。
私が使用している機器は少し古いKiss X4です。

接続する前にカメラ側の設定を変更しておいてください。

○モードダイアル
・マニュアルモード

○カスタム機能設定
・ミラーアップ→する

カメラのレンズを使用してフォーカス制御する場合は
・シャッターボタン/AEロックボタン→AEロック/AF


その後、接続します。

ドライバコントロールパネルのタブが非常に多いですが、動作する必要最低限の項目を記載します。


では始めましょう。


039.jpg

上段のドライバタブから  CanonDSLR  を選択します。


040.jpg

このタブはデジカメの縦横のピクセル数、画素サイズの設定です。

1.Image Infoタブをクリック 

2.デジカメの縦横のピクセル数、画素サイズをネットなどで調べて入力

3.Setメボタンをクリック

4.状態を示す小さな表示窓が、緑色に変わり入力した縦横のピクセル数、画素サイズが反映されればこのタブの設定は完了です



041.jpg

このタブはライブニューの設定、確認になります。

1.Streamingタブをクリック 

2.RAWボタンをクリック

3.SERボタンをクリック

4.Enableボタンをクリック

5.Stream Onボタンをクリックして、ライブニューが表示されるか確認。

 ポップアップウィンドウでライブニューが表示されれば、このタブの設定は完了です



042.jpg

このタブは静止画のキャプチャ設定です。

1.Image Settingタブをクリック

2.送信する画像を圧縮する場合はComPressボタン、直接データを送信するにはRawボタン

 をクリック(圧縮行程の時間を短縮できるのでRawをおすすめ)

3.Lightボタンをクリック

4.フリップメニューから使用するISOを選択(Ekosにて変更可能)

5.フリップメニューから使用する画像保存形式を設定

6.Macで表示する画像をFITSファイルにする場合はFITSボタン、デジカメの画像をダイレクトに表示するにはNativeボタンをクリック(FITSファイルは解析用です。画像処理が目的の場合はデジカメのNativeファイルを使用します。FITSファイルはドライバが変換処理を行うため非力なマシンでは転送に時間がかかります。)

7.キャプチャ画像をMacのメモリで処理する場合はRAMボタン、SDカードで処理する場合はSD Cardボタンをクリック(SDカードにも画像を保存する場合はSD Cardボタンを選択してください。)

8.7の設定でSD Cardボタンをクリックした場合、その画像を保存する場合はSaveボタン、しない場合はDeleteボタンをクリック


以上でこのタブの設定は完了です。





043.jpg

このタブは静止画キャプチャの確認で使用します。
今回は説明しませんが、ドライバとデジカメの接続、接続解除にも使用します。

1.Main Controlタブをクリック

2.フリップメニューからシャッタースピードを Bulb に変更

3.テスト用の露出時間を入力(露出時間はEkosで変更可能)

4.Setボタンを押し、テスト撮影を行う。

 ポップアップウィンドウで撮影した画像が表示されれば、このタブでの設定は完了です。



044.jpg

このタブで今まで設定した項目を保存します。設定は必ず保存してください

1.Optionタブをクリック

2.Clientボタンをクリック(Main Controlタブでの静止画撮影チェックでポップアップ画面が表示されなかった場合は、このタブに移り、Clientボタンをクリックして再度Main Controlタブで静止画撮影チェックしてください。)

3.Saveボタンをクリックして、今まで行った設定を保存してください

 ここでSaveボタンを押さないと、次回も上記設定をしなくてはならなくなります。

 すべてのドライバのOptionタブにSaveボタンがあります。

 必ず、ドライバごとに設定後Saveボタンを押してください。

 (初回のみ、保存されれば次回からは設定する必要はありません。)

上記の通り、すべてのドライバのOptionタブにSaveボタンがありますので、各ドライバの設定は必ず保存してください。

このように動作確認して設定を保存しておけば、Ekosで制御の際、トラブルが起きづらいです。(撮影用の各種設定変更はEkosで行うことができます。)
Ekosで制御トラブルがある場合はドライバの設定を確認する癖をつけるとトラブル回避がしやすくなります。

特にキャプチャドライバと、マウントドライバはバージョンアップの際、設定項目の増減がありますので、バージョンアップした場合には必ず確認しましょう。


以上、CanonDSLRドライバの設定の説明でした。







INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。



ZWO社の天体カメラのドライバです。
Canon DSLRなど一眼デジカメのドライバはGPhotoという汎用ドライバが使用されていますが、天体カメラは各社が出しているSDKを基に開発されているようです。

よってメーカごとにパラメーターがかなり異なります。
一眼デジカメ同様静止画キャプチャの機能設定、チェック、動画キャプチャの機能設定、チェック、設定の保存になります。
一眼デジカメと異なるのは動画でも静止画同様露出時間を変更できることです


では設定しましょう。

045.jpg

1.ドライバタブから ZWO CCD を選択(私の機材はASI120MCです。)

2.Image Setting タブを選択します。

3.カメラの縦横のピクセルサイズが正しく表示されているかを確認してください。

 正しい表示であれば、4、5の設定は必要ありません。

4.3部分のピクセル数が正しくなかった場合、正しい数値を入力してください。

5.4で入力した数値を確定します。3部分がその数値になれば良いです。

6. Raw ボタンをクリック

7. Light ボタンをクリック


以上でこのタブでの設定は完了です。



047.jpg

このタブはビデオ(ライブビュー)のカラー設定です。

1. Controls タブをクリック

2. Gain、ホワイトバランスの赤、ホワイトバランスの青を設定します

3.2の設定を確定します。

4.Gain、ホワイトバランスの赤、ホワイトバランスの青を自動で調整する場合はチェックします。

5.ビデオのカラーフォーマットを選択します。(私はRGB24を使用しています。)



046.jpg

このタブはビデオ(ライブビュー)の動作確認と設定を行います。

1. Streaming タブを選択します。

2.CCDの縦横のピクセル数が設定した数字になっているか確認します。

 (万が一数値が異なるときは右側のボックスで数値を入力し、セットボタンを押します。

3. RAW ボタンをクリック

4. SER ボタンをクリック

5. Stream On ボタンを押し、別ウィンドウでライブビューが表示されるか確認します。

※ライブビューの色がおかしければ上記 Controls タブに戻りパラメーターを調整してください。何度か繰り返し、正しい色が表示されればこのタブの設定は完了です。



048.jpg

このタブではドライバと機器の接続、静止画の動作チェックを行います。

1. Main Control タブを選択

2.露出時間を任意に入力

3. Set ボタンを押し、別ウィンドウで静止画が表示されればこのタブの設定は完了です。



049.jpg

このタブでは画像の保存場所の設定、設定の保存などを行います。

1. Option タブを選択します。

2.望遠鏡のドライバ、フォーカサーのドライバが使用しているものになっているか確認します。

3.万が一なっていない場合は、各ドライバ名を入力

4. Set ボタンで確定します。

(通常は3、4の設定はする必要がないはずです。)

5.静止画の保存場所を設定します。

6. Set ボタンで確定します。

7. 設定が反映されているか確認します。

8. Client ボタンをクリック

9. Save ボタンをクリックし、設定を保存します。


以上で設定は完了です。

CCDのドライバはメーカごとに設定項目がかなり異なりますが、CCDピクセル数、ライブビュー(動画)の設定と動作確認、静止画の設定と動作確認を行い設定を保存すれば、Ekosでトラブルが起きづらくなります。




INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


SkyWatcher社のスカイエクスプローラーSE-AT架台のダイレクトドライバです。

マウントドライバは通常ハンドコントローラーのシリアル端子から接続しますが、SkyWatcher社の架台はハンドコントローラー端子から直接ダイレクトケーブルと呼ばれるケーブルで操作すドライバがあります。(ハンドコントローラー機能をMacが行います。)

ダイレクトケーブルを自作、もしくは海外のガレージメーカーより購入する必要があります。(私は自作しました。)

INDIではEQMod、SkyWatcher Alt-Azの2種類がダイレクトドライバになります。

通常のハンドコントローラーのシリアル端子からつなぐドライバとの違いはアライメント機能の有無になります。

では設定してみましょう。


050.jpg

このタブではマウントの時刻、緯度経度を確認します。

1.上部ドライバタブより SkyWatcher Alt-Az をクリック

2.ドライバタブ下の項目タブより Site Management を選択

3.ドライバ起動前設定(初期設定)が正しく行われていれば3部分に現在地の時刻、緯度経度が入力されています。
もし、表示されている内容が現在地の時刻、緯度経度でなければドライバ起動前設定(初期設定)が間違っていますので変更しましょう。

それでもどうしても正確な情報が表示されない場合は青線部分を入力、確定して3部分の表示を
現在地の時刻、緯度経度が表示されるようにします。(この部分は最も重要なので毎回確認します。



052.jpg

このタブではマウントの接続設定を行います。

1. Conection タブをクリック

2.接続形態を選択(通常はシリアル)

3.通信速度を設定(通常は9600)

4.接続ポートを選択

5.5部分が4で選択した表記に変わり緑色に変更されれば接続完了

※上記で接続がうまくいかない場合下記ドライバとの接続がなされているかを確認してください。



053.jpg

1. Main Control タブを選択

2. Conect ボタンをクリック→緑色表記に変われば接続です。



051.jpg

このタブではマウントの動作確認、パーク設定を行います。

1. Motion Control タブをクリック

2.マウントのコントロール速度を設定します。

3.この部分で動作確認を行ってください。動作すれば問題ありません。

4.パークの設定がある場合は必ずホームポジションなど安全な位置に設定をしておいてくださいマウントドライバによっては数値を入力する仕様になっており、初期設定が0のままなので大変危険です

ドライバによっては初期のままパークボタンを押すと、三脚と望遠鏡が激突する可能性があります。通常はパークは使用しませんが、設定だけは必ず注意してください。



054.jpg

このタブでは設定の保存、使用している場合はGPSドライバの設定を行います。

1. Option タブを選択

2. GPSドライバ を使用している場合は使用しているドライバが表記されているか確認。

3. GPSドライバ を使用している場合で使用ドライバが2部分に表記されていない場合ドライバ名を手入力

4. GPSドライバ をセット

5.すべて確認後設定を保存


以上でマウントドライバの設定は完了です。

※このドライバはアライメント設定もありますが、通常は設定しなくても機能します。設定などを変更したい場合はこちらをご確認ください。





INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。



INDIドライバ設定最終はフォーカサーのドライバです。
私はEAAにはMOONLITE互換フォーカサーを自作したものを使用しています。

MOONLITEフォーカサーはステッピングモーターを使用していますのでステップ数の設定が必要になります。


055.jpg

このタブでは接続設定を行います。

1.上段のドライバタブから MoonLite タブをクリック

2.ドライバの項目タブから Connection タブをクリック

3.USBの接続を確認

4.緑色であれば接続可能状態

※もし緑色になっていなければ青色部分を操作して緑色表示にすれば完了



056.jpg

次はフォーカサーのステップ数を設定します。

1. Option タブをクリック

2.フォーカサーのステップ数を設定(この例では60000)

3.ステップ数を確定

4.設定したステップ数が表示されればステップ数設定は完了



057.jpg

このタブでは接続確認、フォーカサーのオフセット設定、動作確認を行います。
※まずは青色部分を確認してドライバと機器が接続されているか確認します。

1. Main Control タブをクリック

2.フォーカサーの中間地点となるオフセットを設定します。(オフセットはステップ数の半分の数字です、この例では30000)

3.オフセット(中間地点)を確定

4.設定したオフセットが表示されればオフセット設定は完了

5.任意の数字を入れる(この例ではステップ数60000、オフセット30000なので、30000を中心として0〜60000まで)

6. Set ボタンをクリックで設定した数値にフォーカサーが動きます。

7.5で入力した数値まで数字が変更され、フォーカサーが動いたことを確認できれば完了。



058.jpg

最後にオプションタブに戻り設定を保存します。

1. Option タブをクリック

2. Save ボタンを押し、設定を保存して完了


これで今回の構成例で使用した機器のドライバ設定は完了です。
機器により若干設定項目は異なると思いますが、大まかな設定の流れはあまり変わりませんのでご自身の機器に合わせて設定してください。

次回は今回設定した機器でEkosモジュールの説明を行う予定です。





INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


Ekosのモジュールはドライバの読み込み順に表示されます。(そのため毎回位置が異なります。)
ドライバを設定して立ち上げると対応するEkosモジュールが立ち上がります。

今回はキャプチャモジュールの説明をします。

059.jpg

1.各モジュールタブからカメラアイコンのキャプチャモジュールをクリック

2. Option 設定を確認(キャプチャモジュールは初期設定を行っていれば変更箇所はありません。)

3.フリップメニューより使用するカメラを選択

4.フィルターホイールがある場合設定

5.カメラに冷却機能がある場合設定

6.キャプチャ設定を行う(ここで行った設定はドライバに自動的に反映されます。)
青の部分はクライアントにしてください

7.ボタンを押してテスト撮影(別ウィンドウが立ち上がり撮影画像が出れば正常)

8.ボタンを押して設定をスケジュールに登録(再度6,7の繰り返し)

9.デジカメのライブビュー、天体カメラの動画を確認する場合はボタンをクリック

10.スケジュールに登録した撮影設定で自動撮影

11.スケジュールに登録した撮影設定の読み込み、保存、ファイル確認を行う場合使用

12.キャプチャ動作を続ける条件の設定(私は使用していません。)


9の部分がデジカメのライブビュー確認になります。別ウィンドウで立ち上がります。
天体カメラはフレームの秒数を変更できます。

両者とも、見たい部分をマウスでドラッグすると拡大表示にできます。

以上でキャプチャモジュールの説明は終わりです。




INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。

Ekosのモジュールはドライバの読み込み順に表示されます。(そのため毎回位置が異なります。)
ドライバを設定して立ち上げると対応するEkosモジュールが立ち上がります。

マウントモジュールでは、マウントの手動操作、撮影鏡筒、ガイド鏡筒、パークの設定などを行います。


060.jpg

1.モジュールタブから三脚アイコンのマウントモジュールをクリック

2.念の為、Option ボタンをクリックし設定を確認。(初期設定ができていれば設定項目はありません。)

3.撮影鏡筒、ガイド鏡の設定、及び保存(ここでの項目はINDIドライバに反映されます。)

4. Mount Control ボタンをクリック(7のコントロールウィンドウが開きます。)

5.望遠鏡の動作に制限を加える場合は設定(設定は経緯台、赤道儀で異なります。間違えないように注意してください。)

6.パークの動作(必ずINDIドライバでパークをデフォルト(ホームポジション)などに設定後に操作してください。

パークに関してはドライバで初期値が0など危険な数値になっている場合があります。使う必要がなければ使用しないほうが良いです。もし使用するのであれば、ドライバの初期設定を必ず確認してください。(通常移動観測では使用しません。)

7.マウントの手動操作のコントローラーです。手動操作を行う場合は表示しておいてください。


ここでの注意事項は撮影鏡筒、ガイド鏡の設定・保存、パーク設定の確認です。

撮影鏡筒、ガイド鏡の設定・保存はなぜかこの場所で行います。パークに関してはマウントドライバによっては初期値が非常に危険な数値になっています。
再三に渡り、開発者に伝えているのですが、彼の環境では問題ないのかなかなか反映されません。
通常移動観測では使用しない機能ですのでうっかりボタンを押さないように注意してください。

使用するのであればドライバの設定を必ず行ってください



INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


Ekosのモジュールはドライバの読み込み順に表示されます。(そのため毎回位置が異なります。)
フォーカスモジュールはフォーカサーの手動操作とオートフォーカスが行えます。

Ekosのオートフォーカスは自動的に写真を撮りながらフォーカスを移動させ解析する手法です。
ライブビューを見ながら手動でフォーカスを調整したい方はキャプチャモジュールのLive Video ボタンを押し、ライブビューウィンドウを表示させながら操作してください。


061.jpg

1.モジュールタブから虫眼鏡アイコンのフォーカスモジュールをクリック

2.念の為、Option ボタンを押し設定をチェック
(初期設定ができていれば設定項目はありません。)

3.フリップメニューから使用するフォーカサーを選択

4.フォーカスの最小動作ステップを設定

5.手動フォーカス操作

6.オートフォーカスを行う場合のキャプチャ設定(カメラの選択、露出、ゲイン、ビニング(使用できる場合)など)、青色の枠部分で動作確認

7.オートフォーカスボタン(自動的にキャプチャ、解析を繰り返し、フォーカスがあったところで終了する)


7のオートフォーカスが終了しない場合は Stop ボタンを押してください。
オートフォーカスの調整は4部分の右側にある、Max Travel、Tolerance、Algorithm、Detectionで行います。

動作時は右上に画像、右下にグラフが表示されます。




INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


Ekosのモジュールはドライバの読み込み順に表示されます。(そのため毎回位置が異なります。)
アライメントモジュールはインターネット上もしくはローカルのAstrometry.netサーバを利用した画像の位置解析機能、その機能を利用した極軸設定支援機能、マウントのアライメントを行うマウントモデリング機能を持っています。

MacのKStarsはローカルのAstrometry.netサーバを内蔵しているため、サーバを構築する必要はありませんが、解析に必要なインデックスファイルはダウンロードしないと使用できません



062.jpg

1.Ekosモジュールタブからターゲットアイコンのアライメントモジュールをクリックします。

2.まずは Option ボタンをクリックして設定ウィンドウを開き Astrometry.netサーバ の設定を行ってください。ローカルのAstrometry.netサーバのインデックスファイルのダウンロードも設定ウインドウで行います。(設定項目が多いため後述します。)

3.フリップメニューより、アライメント(Plate Solvering)に使用する鏡筒を選択します。

4.フリップメニューより、アライメント(Plate Solvering)に使用するキャプチャ機器を選択します。

5.キャプチャ機器の露出、ビニング(使用できる場合)を設定します。

6.Astrometry.netサーバの選択を行います。(インターネット上、ローカル)

7.アライメント(Plate Solvering)解析後のマウントの挙動を選択します。(Sync、ターゲットに移動、何もしない)※ターゲットに移動を選んだ場合、自動で複数回撮影、解析が行われ、選択したターゲットを中心に揃えます。(複数回解析を行うため時間がかかります、似たような機能であればSyncを選択し、KStar上でターゲットを選択して、右クリック→マウントドライバ→Slew、その後Trackでマウントを恒星追尾状態にして解析を行えば1回で同期を行った後、マウントを中心に移動しますのでそちらの方法でも良いでしょう)

8. Capture & Solve ボタンを押せば撮影後画像を解析します。Load & Slew ボタンを押すと画像ファイルを選択してその画像ファイルの位置にマウントを移動します。

解析がうまく行かず時間がかかる場合は Stop ボタンを押して停止します。

上記は2のAstrometry.netサーバ の設定後に使用します。



ではAstrometry.netサーバ の設定を記載します。

063.jpg

1.左側タブより Astrometry.net をクリック→青枠部分のチェックボックスにチェックを入れます。

2. Apply ボタンを押して設定を確定。



064.jpg

1.左側タブより Solver Options をクリック→青枠部分のチェックボックスをチェック

2. Apply ボタンを押して設定を確定



065.jpg

1.左側タブより Index Files をクリック→青枠部分のチェックボックスから鏡筒に合わせたインデックスファイルをチェックしてダウンロード(右側のTycho2はすべてダウンロードしておくことをおすすめ)

2. Apply ボタンを押して設定を確定

3. OK ボタンを押して設定を完了

※チェックボックスをクリックしても上手くダウンロードできない場合はCloudMakersのAstrometry.netサーバをダウンロードしてそのサーバからインデックスファイルをダウンロードすればEkosでも共用して使用できる。


最後にAのポーラーアライメント機能、Bのマウントモデリング機能ですが、私自身使用していないため、記事を記載できないので画像のみ掲載します。



img_4-1.png

Aのポーラーアライメント機能


img_5-1.png

Bのマウントモデリング機能




INDIドライバを設定する上での共通事項はこちら
今回説明する機器の構成、起動に関してはこちらをご確認ください。


Ekosのモジュールはドライバの読み込み順に表示されます。(そのため毎回位置が異なります。)
Ekosモジュールの最後の説明はガイドモジュールです。このモジュールは名前の通り、オートガイダーになります。

ガイディングアルゴリズムはLinuxのLinGuiderを基にしているようですが、簡易版のような感じです。


他のガイディングソフトとの大きな違いは

1.Ekosの他のモジュールとの連動性が高い(スケジューラなどで全自動制御が可能)

2.ビデオフレームではなく静止画をループさせて動画扱いさせているため、どんなに露出を少なくしても画像の切り替えが遅い。(サブフレームなどを使用して不要な情報を減らしたほうが良い)


2に関しては日本のようにシーイングが悪い環境ではデメリットになる可能性が高いです。
開発者にも以前要望を出しましたが、日本ほどシーイングがシビアでないためか、理解されませんでした。

これはPHD2などでもINDIドライバを使用する場合は同じ挙動になります。(PHD2のネイティブドライバに対応したキャプチャ機器であればネイティブドライバで使用したほうが映像の切り替えは早くなります。)

INDIのドライバでもストリームモードを使用する仕様になれば、他のガイディングソフトのネイティブドライバと遜色ない動画速度になるため、この仕様は残念でなりません。
(PHD2のフォーラムでINDIドライバの取扱いについて議論していたところあちらの方々は露出時間を2〜6秒!で使用するとか記載してましたので日本の空事情は全く考慮されない可能性が高いですね。。)



066.jpg

1.Ekosモジュールタブからコンパスアイコンのガイドモジュールをクリック

2.フリップメニューからガイドに使用するキャプチャ機器を選択

3.フリップメニューから撮影に使用するキャプチャ機器を選択

4.キャプチャ機器の露出、ビニング(使用できる場合)を設定

5.ガイド鏡を選択

6.ガイドレートを設定(デフォルトの0.5でOK)

7.機器の接続、解除

8.テスト撮影、動作確認、サブフレーム設定、ダーク画像の設定を行う→青枠のラジオボックスから制御する方向を設定(通常はすべてチェック)

9.ガイド開始、停止(キャリブレーションが自動的に行われガイドされる)

10.タブをクリックしてガイドパラメータを表示

11.PID制御のI部分を調整(調整箇所はここのみ!)

12.ガイドパルスの最大値、最小値を設定


なんともシンプルなオートガイダーです。
私はほとんど慣れでPHD2を使用していますが、以前チェックしてみたところ問題なくガイドしてくれました。
画像ループでの動画、設定箇所の少なさなど気になるところはありますが、問題が出ないようであれば簡単で良さそうです。




Ekosモジュールの5つの機能モジュールの説明を記載しました。
Ekosモジュールはこの5つに加え、設定モジュール、スケジューラモジュール計7つのモジュールを使用します。

設定モジュールは使用機器の選択、サーバ起動など毎回使用します。
5つの機能モジュールは対応したドライバにより表示の有無が異なります。(対応したドライバがない場合は表示されません。)

設定モジュールと5つの機能モジュールの使用するモジュールの使い方をおぼえれば撮影環境を制御できます。
スケジューラモジュールに関しては上記6つのモジュールに慣れてから使用したほうが良いと思います。
スケジューラモジュールを使用すれば、すべての環境をフルリモートできますが、各モジュールの動作の把握や、設定の保存をしなければ使用ができません。
この機能は天文台用には向いているかもしれませんが、移動観測でここまで自動化する必要はないかもしれません。。

Ekosのメリットは通常であれば複数のアプリで対応する制御を一つのアプリで完結できることでしょう。

各機能で追っていくと、他のソフトより癖が強い部分があったり、機能が少ない部分もありますが一本のアプリでシームレスに連動してスケジュール制御までできてしまうのが強みです。

開発が早くどんどん機能強化されていますので、要望などは本家のフォーラムに是非提出してください。
かなり高い確率で検討してもらえます。

これで必要となる設定や機能概要はほぼ記載しました。
ぜひ使いこなして観望や、撮影をお楽しみください。

今後は観望ができたときに、実際に今回説明した機器でEAA(電視観望)を行いながら操作記事や、使い方や便利機能などを紹介していく予定です。




INDI、Ekosについて一通りの設定、基本説明は終わりましたので実際に使ってみましょう。

この記事で紹介した機器を使用してEAA(電視観望)を行ってみます。




067.jpg

まずは機器を接続したらコントロールパネル設定を念の為確認して問題なければ、マウントモジュールを開き、マウントコントローラーを表示します。




068.jpg

私のマウントはハンドコントローラー無しで直接コンピュータとダイレクトケーブルで接続していますので、最初はマウントコントローラーで適当な位置に移動します。




069.jpg

キャプチャモジュールに移りプレビューして空の様子を確認




070.jpg

雲があまりなければ、アライメントモジュールに移り、Capture & Solve を実行します。Solver Action は Sync にします。
自動撮影後程なくして解析が終了し、その場所とSyncします。




071.jpg

撮影画像の枠がKStarsに表示されます。(驚くことにほとんどズレがありませんでしたね。)
これで、望遠鏡のワンスターアライメントもできましたので、次からは星図から対象を選んで導入ができます。




072.jpg

星図から見たい対象を右クリックで選択してマウントドライバ→Slewを選択します。
ターゲットが移動して選択した対象で停止します。




073.jpg

移動終了後、その対象を再度右クリックして、マウントドライバ→Trackを選択します。これで対象を追尾します。(マウントによりこの操作が必要ないものもあります。)




074.jpg

再度アライメントモジュールに戻り、Capture & Solve を実行します。Solver Action は Sync にします。

そうすると自動的に選択した対象が中心に来るように自動的にマウントが動きます。(キャプチャ画像の白い枠と赤いターゲットがずれて表示されているのはそのため)

上記を見たい対象ごとに行います。



075.jpg

対象をライブ映像で見るには、キャプチャモジュールに移り、Live Video をクリックします。ウィンドウ右上に露出設定がありますので、露出を設定後、一度ウィンドウを閉じて再度Live Video をクリックすると設定した露出でライブ映像が表示されます。(天体カメラのみの機能です。デジカメのライブビューは露出固定です。)

雲が出てしまい残念な映像ですが、晴れていればきれいに表示されます。

2018年11月現在のEkosではライブスタッキング機能がありません。(今後搭載されるようです。)

現場でライブスタッキングを行いたい場合はCCDCielと併用してください。



076.jpg

最後に二重星団を導入してみました。(アンテナが。。。。)




ドライバが2018年11.14に更新された1.7.5に変更されスケジューラーなどのプログラムが更新されたようです。(残念ながら期待していた動画のライブスタッキングはありませんでした。)

なかなか速いペースで更新されていますね。
バグや要望は本家のフォーラムにぜひ提出してあげてください。(今のINDIにもっとも不足しているのはユーザーからのフィードバック情報だと思います。良い環境を手にいれるためにもぜひ)

Mac版のKStarsはアプリケーションフォルダにコピーするだけでINDIドライバ・サーバ、Astrometryサーバも使用することが出来て大変便利ですが、全て1つにまとまってしまっているため、逆に設定などがわかりづらいという欠点があります。
MacであればCloud Makers社のアプリ群を使用することで同様の統合環境を構築することが出来ます。


このメーカーのソフトの特徴は以下になります。

・INDIと下位互換を持つindigoプロトコルを使用している。(設定、、マルチサーバ構築などが容易)

・indigoサーバ、コントロールパネル、Astrometryサーバ、CCD制御ソフト、プラネタリウムソフト、オートガイドソフトなどが全て別のソフトとして提供されているため、個々の設定などが行いやすい(Ekos、INDIコントロールパネルなどのように重複項目が無い)


ASCOMなどに慣れている方はCloud Makers社のアプリ群で必要となるものを揃えて操作するほうが簡単だと思われる方も多いと思います。

特にサーバやドライバ設定などは個別にわかれているため、非常に直感的に操作できます。キャプチャソフト、オートガイドソフトも同様に使いやすく感じます。



KStars+Ekosと比較して劣ると思われる所は以下になります。

・いくつかのソフトが有料

・日本語環境が無い

・プラネタリウムソフトが貧弱


有料ソフトは試用期間もありますので、KStars+Ekosと使い比べながら使いやすい方を使用しても良いでしょう。尚、indigoサーバのドライバは下位互換があるため、KStars+Ekosでも使用できます。(他のINDIクライアントでも使用できます。)



さらにもう一つの統合環境としてCCDCielがあります。

このソフトはCartes de Ciel SkyChartの開発者が制作したソフトで以下の特徴を持ちます。

・ライブスタッキングが可能(2018.12現在INDI環境唯一)

・同社のCartes de Ciel SkyChartと連動可能

・Plate Solveingが可能、連動できるサーバが豊富(Astrometry.net、Astap、Platesolve2、Elbrus)

・オートガイドとの連動が可能(PHD2、LinGuider)

・フォーカス制御も可能(INDI、ASCOMドライバ)

・INDIドライバ以外にASCOMドライバにも対応(Windows版のみ)

・マルチプラットフォーム対応(Mac、Windows、Linux)

・モーターフォーカサーを使用して、オートフォーカスもマニュアルフォーカスも容易

・スケジュール撮影可能(Ekosも可能)

・スクリプトなどを使用した処理が可能(Ekosも可能)


KStars+Ekosと比較して劣ると思われる所は以下になります。

・マウントコントローラーが無い(Cartes de Ciel SkyChartを右クリックして架台コントロールのため、微調整が困難)

・2018.12現在β版のみ

・撮影画像の保存形式がFITSのみ

・画像が上下左右反転して表示される


どれも一長一短ありますが、INDIサーバ、ドライバの特徴として複数ソフトでドライバを併用することが可能なため、自身で使いやすい部分を組み合わせて使用することが出来ます

CCDCielに関してはライブスタッキング機能もありますので今後操作手順などを記載していこうと思います。

KStars+Ekosでの環境が難しく感じる場合は、上記ソフトとの併用も良いかと思います。

いろいろと試しながら操作しやすい統合環境を構築してください。



2018.12現在Ekosではまだライブスタッキングを行うことができません。
Macでライブスタッキングが可能なソフトはいくつかありますが、INDIクライアントでライブスタッキングを行うことができるCCDCielでの操作をご紹介します。



前提条件として以下の準備をしておいてください。

・マウントの緯度・経度・時刻の設定、ハンドコントローラーのアライメント操作を完了させる。(マウントが動作状態になっていること)

・プラネタリウムソフトの起動、マウント操作が行えるよう設定を完了していること
KStars・Ekos、またはCiel Sky Chartなど)



おすすめの操作としてはKStars・Ekossでマウント、フォーカサー、CCDなどを動作可能状態にしておいて、CCDCielを併用してライブスタッキングを行う使い方です。

(ここではKStars・Ekosと併用する使い方を紹介します。)

KStars・Ekosで動作確認後CCDCielを立ち上げます。




091.jpg

メニュー:File→Device Setup を選択




092.jpg

インターフェイスタブから

1.ラジオボタンを "INDI" にする

2. Connect and get devices list ボタンを押し、準備したデバイスを認識させる。(デバイスが見つかると下に表示される)




093.jpg

1. Camera タブをクリック

2. フリップメニューから使用するカメラを選択(ここではZWO CCD ASI120MC)

3. Load configuration on startup をチェック

4.ラジオボックスを "Network"




094.jpg

1. Focuser タブを選択

2. Use focuser をチェック

3.フリップメニューから使用するフォーカサーを選択(この例ではMoonLite

4. Load configurarion on startup をチェック




095.jpg

1. Mount タブを選択

2. Use mount をチェック

3.フリップメニューから使用するマウントを選択(この例ではSkywatcher Alt-Az)

4. Load configurarion on startup をチェック

5. OK ボタンで設定を終了。


※ローテーターなど他にも接続しているデバイスがある場合は同様の手順を繰り返します。




096.jpg

メニュー: Edit→Preferences を選択




097.jpg

1. Preview タブをクリック

2. カラー表示をする場合チェック(ドライバによっては外すことでカラーになるものもあり)

3.スライダーでカラー調整

4. Show preview stack oprion をチェック(チェックしないとスタッキングのチェックボックスが表示されない)

5. OK ボタンで確定




098.jpg

1.Control タブをクリック

2.Conect ボタンをクリック(下に動作可能なデバイスが緑色で表示される)

3.Stack チェックボックスをチェック

4.Loop ボタンをクリックして画像を表示




099.jpg

任意の星をダブルクリックして追尾を開始してください。
解除は再度ダブルクリックすることで可能です。

以上でライブスタッキングが可能になります。



Solverなどを実施したい場合は画像を下図のように右クリックしてメニューから選択してください。

100.jpg




KStarsが2018年末に3.0にバージョンアップしていました。
いよいよライブスタッキングが搭載されるかと期待していましたが、残念ながら今回のバージョンでは見送られたようです。

本日Mac版、Linux版の更新を行いました。
かなり細かなところまで手が入ったようなので、追々確認してみようと思います。

Mac版はDMGファイルを展開し、アプリケーションフォルダにコピーするだけですが、Linux版は前回のバージョンあたりからアップデートの際エラーが出ることがあるようです。

Linux版をお使いの方はこちらをご確認ください。


コマンドとしては

sudo apt-get -o Dpkg::Options::="--force-overwrite" -f install

sudo apt-get update && sudo apt-get -y dist-upgrade


アップデートエラーが出た場合は、上記コマンドは試しみたほうが良さそうです。





この記事でも記載しましたが、KStars・EkosはPCでの操作をベースにデザインされているため、タブレットのタッチパネルを用いたリモート操作では使いやすいとは言えません。(右クリック主体の操作系のため)
特によく使う目的対象への望遠鏡移動は、目的対象を右クリック→メニューから望遠鏡ドライバをドラッグして選択→更に望遠鏡ドライバのサブメニューからSlewを選択と小さいサブメニューをドラッグ操作でたどっていくので本当に苦痛です。。。

しかし、設定などを少し変更すると大分使いやすさが向上します。

この記事はMacのKStars・Ekosではなく、シングルボードコンピュータ(Ubuntu系OS)のKStars・Ekosの設定になります。(Macでも一部分の操作を除いては使用できます。)




106.jpg

上記のようにツールバー部分を右クリックするとツールバーのカスタマイズができるメニューが出ます。
この機能を使ってよく使うアイコンや、星図のドラッグ操作が必要な項目などを大きくしたり、追加したりします。

私はEkos、INDIコントロールパネル、星図の拡大縮小、東西南北の移動、What's Intereesting...、望遠鏡のトラッキングの切り替えなどを大きくしています。




107.jpg

1. What & Interesting.. ボタンをクリックしてウィンドウを表示

2.インフォメーションボタンをクリックハイライト状態にします




108.jpg

1.星図から目的の対象をクリックすると自動的に画面中央に移動されて、What's Interesting..ウィンドウに目的の対象の詳細情報が表示されます

(目的の対象が遠い場合は画面タッチを繰り返すか、ツールバーの東西南北ボタンと併用します。)

2. Slew Terescope の部分をクリックすると望遠鏡を目的対象に移動できます。


上記のように設定することでドラッグ操作や、右クリック操作を極力抑えることができます。
タブレット専用アプリの操作性には及びませんが、大分使いやすくなるかと思います。
タッチパネルの操作でお困りの方はお試しください。



※記事を一部改変しました。

当初、Ekosを別ウィンドウに移動する旨を記載していましたが、ライブビューウィンドウが星図画面に表示されてしまうため使い勝手が悪くなるようです。EkosやINDIコントロールパネルは星図と重ね合わせて上部の表示ウィンドウを切り替えるボタンでご使用ください。
確認が行き渡らず申し訳ありませんでした。

こういった細部の仕様はバージョンアップの際に変更される可能性がありますので、適時お試しください。

以前SkySafariの観測計画機能を記事にしましたが、KStarsにも同様の機能があります。

SkySafariの観測計画機能は観望の目印にもできたり、サーバで登録リストを同期できたりと便利ですので私はもっぱらそちらを使用していますが、KStarsのObeservation Planner機能はスケジューラーや望遠鏡での複数対象の自動制御を行うために必要になりますので記載します。

SkySafariの観測計画機能と異なりKStarsのObeservation Planner機能は望遠鏡や撮影機器の自動制御のための機能になります。ここで設定しておかないとスケジューラーなどで設定するときリストを見ながら一つづつ登録という面倒な動作を強いられます。(観望で便利にはつかえないですね。。あくまで自動制御用です。)




110.jpg

まずは設定したい対象を右クリック→サブメニューから"観測希望リストに追加"を選択します。(例としてM41を登録します。)




111.jpg

次にメニューから"観測"をクリック→"Oveservation Planner"を選択します。



112.jpg

そうするとObeservation Plannerウインドウが表示されます。
先程登録した対象(今回はM41)は希望リストに登録されます。

希望リストから対象を探し、右クリックするとサブメニューが表示されます。

ここから"セッション計画に追加"を選ぶことでセッション計画に登録されます。

Ekosのスケジューラーに対象を登録するのもここから行えます。
Ekosのスケジューラーでの対象の登録はリストから選択、もしくは名前を入力しての検索で登録しかできません。)

尚、ウィンドウ左上部のボタンで読み込みや保存ができますが、セッション計画に登録しないと保存できません

なんとも直感性を削ぐ操作性ですが、Ekosのスケジューラーや複数対象の自動導入を行う場合はこの機能を使用しないと面倒であったり、できなかったりします。

KStars・Ekosで複数対象の自動導入やEkosのスケジューラーで自動制御を行う方はまずObeservation Plannerの希望リストに登録することが簡単に使いこなすコツになります。

インターフェイスがこなれていない感じは拭えませんが、使いこなせば便利な機能になりますので、興味ある方はお試しください。
(特に無人での全自動制御などを行う方は事前に撮影対象を希望リストに登録しておくと便利になります。)




INDIドライバ群(INDIライブラリ1.7.8

KStars v3.2.2

今回のアップデートはいずれもドライバの更新やバグフィックス、細かな操作系の調整になるようです。

精力的にアップデートをしてくれるのはありがたいことですが、操作系、機能とも目玉となるような変更が欲しいとも感じてしまうこの頃です。。
(ライブスタッキングやスマートフォン用のEkosなどなど。。)

シングルボードコンピュータ・Ubuntuでお使いの方はアップデート時にたまにトラブルが出るときがあります。
こちらの記事をご参考にしてください。
EkosのアライメントモジュールではPlate Solver(撮影した写真から正確な天体位置を計算する)機能があります。
インデックスファイルをダウンロードしておけば出先にネット環境がなくても計算してくれる便利な機能です。

機能についてはこの記事に記載しましたが、使用する上で留意する事項を記載します。


1.望遠鏡の初期設定(日時、緯度経度、アライメント)を事前に行っておく。
Ekosでマウントを制御する前に望遠鏡のハンドコントローラーの初期設定を済ませましょう。
設定の仕方によってはKStars、Ekosから読み込むこともできますが、なれないうちは個別に確認しながら設定したほうがトラブルにあわずに済みます。

2.KStarsの日時、緯度経度も望遠鏡同様合わせましょう。

望遠鏡のハンドコントローラーとKStarsの日時、緯度経度が同じになっていないと正確な位置解析ができません。
こちらに関してもGPSやスマートフォンから情報を読み込んで望遠鏡とともに同期することもできますが、なれないうちは手動で確認することをおすすめします。
スマートフォンのSkySafari(プラス以上)から日時、緯度経度情報を読み込み同期させる方法はこちらをご確認ください。)

3.解析用の写真ファイルは軽めに
Ekosアライメントモジュールのオプション設定で画像の圧縮率、ビニング設定などが行えます。
アライメントモジュールで撮影される画像は解析用なのでなるべく軽くしたほうが処理が快適になります。
ビニングができる機種の場合は設定しておきましょう。(感度が高くなり、ファイルサイズが軽くなります。)
デジカメの場合はJpegなどで撮影するようにしましょう。

4.解析用のインデックスファイルがインストールされているか確認しましょう。
望遠鏡の焦点距離、カメラのCCDサイズ、画素数で必要となるインデックスファイルが異なります。
こちらの記事を参考に必要なインデックスファイルをインストールしましょう。
インストールは 
Ekosアライメントモジュールのオプションボタン→インデックスファイル記載のウインドウのチェックボックスをクリックするとインストールされます。

5.アライメントモジュールの解析範囲はデフォルトの30度、もしくはそれ以下に
欲張って広い範囲を解析するようデフォルトの30度より角度を拡げると解析に非常に時間がかかります。
望遠鏡のアライメントが大まかにでも取れていれば、さすがに30度も位置がずれていることは無いと思います。
(私は10度程度にして使用しています。)

尚、望遠鏡のアライメントに関してはこの機能を使うのであれば、ワンスター程度の大雑把なアライメントで構いません。(自動導入時に大まかに希望の方向を向けば良いです。)

Solverを使用して正確な天体位置を分析できたらマウントと同期後、ハンドコントローラーにもアライメント星として登録しておきましょう。

ハンドコントローラーにアライメント星として登録しておけば、ハンドコントローラー、KStars共ズレが非常に少なくなり、自動導入時の精度が向上します。

使い方を覚えれば非常に便利な機能ですのでぜひご活用ください。
Ekosを使用する際、特に注意する事項がありますので記載します。


114-2.jpg

上のマウントコントローラーの赤枠部分のボタンの機能 ”Park” です。

この機能は通常の移動観測では使用しません
据え付けの望遠鏡を収納する際に使用する機能です。(収納位置に望遠鏡を移動、アライメント設定保持など)

Ekosが天文台の遠隔リモートを想定されているためこのように大々的にあつかわれているのですが、デフォルトのPark位置が緯度・軽度とも0!!! になっています。

この状態で間違ってパークボタンを押すと。。。
(Ekosが望遠鏡破壊装置に。。。)

使わなければ問題ありませんが、押してしまうか心配な方は事前に設定をしてください。

設定はKstarsの星図画面で行います。
(Ekosで望遠鏡他、ドライバーを立ち上げてからの操作になります。)


115.jpg

1.星図上でパーク位置に設定したい部分を右クリック
2.望遠鏡ドライバを選択
3. "Slew & Ser As Parking Position" を選択

これでようやくパーク位置が設定されます。
機能を確認するときは念の為、望遠鏡が確認できる場所にいましょう。
(リモートで設定が正しく行われていなかったときは。。。)

実は私も使い始めにこの機能で危ない思いをしました。
開発者にデフォルトの緯度経度が設定されていない危険性を再三訴えましたが、上記のパーク位置設定機能が追加されたのみでデフォルトの緯度経度0は修正されていません。
(そもそもパーク機能は相対位置で設定が必要な機能です。緯度経度で設定などしたらパークを行う時間によって望遠鏡の向きがかわってしまいます。。)

使わなければいいのですが、ボタンがあれば押したくなる(笑)方もいらっしゃるかと思います。
大事な望遠鏡を破壊しないためにも事前設定を忘れないようにしてください。


再度言いますが、この機能は通常の移動観測では必要ありません。
押した私が言うのもなんですが、使わない方は押さないように注意してください。



この機能はINDIドライバならではのものになります。

WindowsのASCOMドライバはそのマシンでしか使用できませんが、INDIドライバは原理上複数マシンのドライバを使用することができます。

よくあるパターンとしては天体機器をINDIサーバ・ドライバをインストールしたラズパイなどのシングルボードコンピュータに接続し、ネットワーク経由で別のマシンがそのサーバ・ドライバを使用するというものです。

この例では操作側のPCをMac、サーバ・ドライバ側をラズパイとします。
では、実際に設定してみましょう。


117.jpg

操作側のMacでKstarsを開き、Ekosの画面を表示して、赤枠のボタンをクリックします。




118.jpg

EkosのProfile Editorが開きます。

1.ラズパイに接続した機器のドライバを選択します。
この例ではマウントにSkyWatcher AltAZ、カメラがZWO CCD、フォーカサーがMoonlite、あとはラズパイのGPSを呼び出すGPSDとコントロール用のSkySafariです。

2.ラジオボタンをRemoteに変更

3.ラズパイのIPアドレス、もしくはローカルホスト名を入力
Astroberryサーバを使用している場合はデフォルトではAstroberry.local

4.INDI Web Managerをチェック

ここまで設定したら設定を保存してください。(左上のテキストボックスで名前をつけて右下のSaveボタンで保存)

5.再度EkosのProfile Editorが開き、Web Managerボタンをクリック



119.jpg

このようにWebブラウザにINDI Webマネージャーが立ち上がります。※1
※1サーバ側(ラズパイ)にINDI Webマネージャーがインストールされている必要があります。Astroberryサーバはインストールされています。ご自身でシングルボードコンピュータを一から設定している場合はこちらをご確認の上、インストールしてください。

1.プロファイル名を入力→隣のプラスボタンをクリック

2.先程設定したEkosのプロファイルと同じドライバを選択※2
※2INDIサーバはデフォルトでは起動していません。このように使用するドライバとともに起動します。
3.作成したプロファイルが選択されていることを確認

4.プロファイルを保存

5.スタートボタンを押し、ラズパイのサーバ・ドライバを起動

6.ドライバステータスがオンになり、設定したドライバ名が表示されたことを確認


以降はEkosにもどり、先程の設定で起動すればネットワーク経由でラズパイのドライバを使用することができます

文章で記載するとややこしいですね。。
・INDIサーバ・ドライバはデフォルトでオフになっている。
・ローカルサーバとリモートサーバでは起動の方法が異なる、リモートのサーバ・ドライバを設定、起動するにはINDI Web Managerを使用する。(Ekosではリモートサーバは起動出来ない)
・操作側のPCのサーバ・ドライバをリモートサーバに変更し、ドライバ設定もINDI Web Managerと合わせる。

Webサーバ同様サーバを常時オン、ドライバのみオンオフにするか、Ekosでもローカル同様サーバ・ドライバを起動できるようにすれば簡単なのですが。。。
ローカルサーバとリモートサーバの扱いが異なるため面倒な表記になってしまいます。。。
(開発者にこのことを伝えたのですが、私の英語力では無理でした。。英語に自信がある方はぜひ開発者に伝えてください。

今回はクライアントがKStars・Ekosで設定しましたが、他のINDIクライアントでも同様の操作でリモートサーバ・ドライバを使用できます。







このブログではINDIドライバ環境を中心として環境構築を行う記事を多数記載しています。

MacやLinuxではこのドライバのおかげで多くの天体機器制御が可能になるありがたい存在ですが、Windows・Ascomと比較すると世界的に見ても非常にマイナーな存在です。

そのため、環境構築やドライバ自体の情報が非常に少なかったため、自身の備忘録も兼ねて記事にまとめました。

私自身も当初は仕事ではMac、Windowsの兼用、天体機器制御はWindows・Ascomの組み合わせで使用していましたが、お気軽観望用に購入した望遠鏡をなんとかPCで制御したいというのがINDIに触れるきっかけでした。

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上記機材はハンドルコントローラが別売りで、そのままではPCに接続できません。
海外の販売店がAscomのダイレクトドライバを配布しており、それを使用したのですが、バグが多いのか使いづらいものでした。

ちょうどその頃、遊び半分でRaspberryPi3を購入し、天体機器でINDIドライバを試したところあっさり動いたため、他の機器の動作も確認しながら軽量で電力消費の少ないシングルボードコンピュータをベースに天体機器制御環境を再構築しました。(今では上記架台のメーカー開発のAscomドライバがありますので、そちらで良いかと思います。)

ラズパイで動作するほどの軽量さ、ラズパイはモバイルバッテリーで動作しますので、遠征時重いバッテリーが不要になる、リモート制御が容易など、INDIドライバのメリットは多数あるのですが、一方でマイナーゆえの謎仕様も多数あります。

場合によってはトラブルの原因にもなりますので、ざっと記載しておきます。



1.パーク機能の扱い
EQModなど、有志が開発したドライバはソフトウェア的にパークが機能するようになっています。
しかし、INDIで配布されている多くのマウントドライバは、そのマウント自体がパークに対応していなくても機能が追加された状態(しかも初期値が緯度経度0)になっています。

パークはホームポジション情報、アライメント情報、架台の相対位置情報、緯度経度日時情報を電源終了時も保持し、電源を入れた際に以前の設定を読み込み上記が再開できるようにする機能ですので、架台側が対応していない場合、アプリ側でそれらの情報を管理する必要があります。

しかし、EQModなど一部のドライバを除いてINDIドライバ、クライアントアプリともパークの扱いが雑で上記のような正式な形でのパーク機能になっていません。
(非常に危険な状態です。)

今の状態では、EQModなど一部のドライバを除いてパーク機能は使えないと思っていたほうが安全です。


2.天体カメラドライバの謎仕様
天体カメラはそのままでは使用できず、Windowsであればアプリが独自にネイティブ対応、もしくはAscomドライバを介して制御となります。
INDIドライバも多数の天体カメラのドライバがあり、そのおかげで多くの機器を制御できるのですが、デフォルトの扱いが通常のドライバとかなり異なります。
Windowsのアプリなどは通常ストリームモードとしてRaw画像をUSBに流し、アプリ側で動画のように画像を扱いますが、INDIの場合は静止画(自動でFitsファイルに変換)と動画用のストリームモードに別かれています。
そして、いくつかのアプリでは動画の扱いが静止画ループしかありません
(例としてはEkosのオートガイダーなどです。)

この静止画ルーブモードというのが勝手に Fitsファイルに変換され、更にそれを順次表示するモードのためとても遅いのです。。。。。

リアルタイム性が重要なオートガイドでなぜこのモードが使用されるのかなかなか理解に苦しみます。。。。
LinuxのPHD2に関してもINDIドライバを使用する場合のデフォルトは静止画ルーブモードです
(幸いこちらは設定を変更すればライブビューモードが使用できます。)
INDIドライバの動画が遅いのはデフォルトの設定が静止画ルーブモードのためです


3.INDIサーバ、ドライバの挙動
通常のサーバはインストールすると停止させない限りバックで動作していますが(Ascomなどもそうですね)
INDIサーバに関してはGUIのクライアントの操作では常時起動にできません
サーバとドライバをセットにして起動します。

しかも、ローカルとリモートでは起動方法が異なります。(Ekosなど代表的なGUIフロントエンドではローカルのサーバドライバしか起動できません。リモートサーバの起動は、サーバ側にINDIWebマネージャーというサーバアプリを別途インストールする必要があります。)

ドライバをリモートからもフル制御するにはコマンドラインからの操作になります(GUIのフロントエンドではINDIドライバのフル機能が使えていないとも言えます。


4.多くのドライバがメーカーがチェックを行っていない。
マイナーゆえの悲しさです。
ごく一部のドライバを除いてメーカーが検証を行っていないようです

そのため、多くのドライバで通常だと当たり前に設定されている初期値もユーザーが入力し、設定を保存する必要があります。(謎仕様の原因のいくつかもここにあるかと思います。)
ドライバの設定を最初に行って動作検証を行っておかないとトラブルの原因になります。(特に自動制御の場合)

このカテゴリにそれぞれのドライバの設定など記載していますので、ご一読ください。


5.情報が少ない(海外であっても)
ドライバ毎の取扱説明書などに該当するものがオフィシャルサイトにもありません。。。
これは開発者が実質1名のみですべて対応している(有志の補助スタッフはいますが、国もバラバラ、しかも開発途中でいなくなることもしばしば。。。)ことが原因になると思います。

上記のような謎な部分が残るのも、開発者にフィードバックが届いていないことが原因かと思います。
以前は、非常に開放的でディスカッションにより、機能が向上したり、安定性が増したりといったやり取りがありましたが、最近は残念ながら少し閉鎖的な環境になったように感じます。

しかし、使用者がフィードバックを行わないと進化がなくなります

INDIの世界に足を踏み込んで、気に入った方はぜひ積極的に開発者に要望を出し、よりよい環境を手に入れてください。




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天気が全く良くならないので、INDIサーバのシミュレーションドライバを使ってMac版のCCDCielの諸々の機能をチェックしました。

INDIのシミュレーションドライバは機能チェックのときに非常に便利です。
特にCCDシミュレーションは内蔵のGSCインデックスファイルを参照するので撮影すると望遠鏡の向きに合わせたシミュレーションした星空が写ります

しかもフォーカスシミュレーションドライバを操作した際に映像のフォーカスまで連動する芸の細かさなので、アプリの動作チェックなどに非常に役立ちます。

私は今までCCDCielをライブスタックくらいにしか使用してこなかったので、このシミュレーションドライバを用いて各機能の使い方のチェック、動作確認などをしてみました。

プラネタリウムソフト(SkyCharts)との連動各ドライバ(CCDドライバ、フォーカスドライバ、マウントドライバ)の操作などは問題なく行えましたが、Mac版のCCDCielではSolverが使用できませんでした

私が試したのは、ローカルのAstrometry.netとAstapです。
おそらくですが、CCDCielはLinux版がメインになっているため、Solver機能はシステムに組み込まれていることを前提にしているため、Mac版では該当するサーバが見つけられない感じです。

Mac版はAstrometry.netもAstapも解析用のサーバがアプリケーションとして機能しており、アプリを立ち上げることでサーバが起動する仕様になっています。

とても簡単で便利なのですが、この仕様のため、CCDCielはこの機能に対応できない感じです。(残念。。)

他にも、Ekosには機能がある望遠鏡コントローラーが無いなど、使い勝手の面で若干劣る部分もあります。


SkyChartsと難なく連携していますのでSolver機能が使えないのがなんとも残念。。
とはいえ、これだけの機能を連動できるのはすごいですね。
今度ラズパイなどUbuntuではどうか確認してみようと思います。

148.jpg


追記

その後、ラズパイでも確認してみました。
ASTROTAP、ローカルAstrometry.netとも動作しますが、シミュレーションドライバの画像ではSolveが失敗するようです。(もうこれ以上は晴れないと試せませんね。。。)

ちなみに、同条件でEkosではSolveできています。

Mac版は本家サイトにスクリプトを使用するように記述がありました。
https://www.ap-i.net/ccdciel/en/documentation/astrometry.net

試してみましたが、やはり動かず。
ASTAPに関しては記述もありませんので、挫折です。。。


さらに追記

ラズパイに関しては、シミュレーションの撮影画像が良いと
ASTAP、ローカルAstrometry.netとも動作、Solverの解析も成功しました。
しかしEkosのアライメントモジュールと比較すると成功率は低いようです。
この辺はEkosに関してはシミュレーターの画像に最適化されているでしょうから、実際の空で検証しないと評価できないですね。(しかし晴れません。。。)

さらに追記の追記
Mac版を本家サイトの記述を再確認し設定し直しました。
ローカルAstrometry.netに関してはCloudMakersのAstrometry.netサーバアプリを起動し、サイトに記載されたスクリプトを読み込むと動作しました。(解析もOK)
CloudMakersのAstrometry.netサーバアプリはアプリケーションフォルダ直下に置きます。

マウントドライバの同期、プラネタリウムアプリへの反映もしています。
しかし、ログなどに表示されません。
解析に成功すると画像にカーソルを置くとその場所の赤経・赤緯が表示されるようになります。

ASTAPに関してはMacはアプリがパッケージ化されており、実行ファイルが中に入っているのでパッケージ内のプログラムを指定したりなどいろいろ確認しましたがエラーしか出ません。
お手上げです。

顛末
ASTAPとの接続の件をCCDCielの開発者に連絡してみました。
接続方法の返答があり、無事接続できました。。。が、シミュレーションドライバではエラーが出ます。。
説明サイトへの記述も追加されました。
後日接続方法を記事として記載します。
以前KStarsの説明で触れましたが、INDIサーバ・ドライバについての理解を深めるために独立項目として説明します。
概要に関してはすでに何人かの方が記載されていますので、制御の流れ、特徴、構成、注意点などを記載します。

INDIはサーバ、制御機器のドライバのセットになります。
WindowsのASCOMと同じようなサーバドライバセットです。
ASCOMはWindowsのみの対応ですが、INDIはMac、Linuxに対応しています。


特徴としては

1.複数台のサーバ・ドライバの分散制御が可能。

2.複数のクライアントによる分散処理が可能。(ASCOMのPothHub機能がデフォルト)

3.上記1,2のネットワーク経由のリモート制御が可能。

4.幅広い機器の制御に対応。(天体機器のフルオート制御が可能)

5.マルチプラットフォーム(WindowsのみASCOMラッパーもしくはCygwin経由で対応)

サーバ・ドライバはSSHを用いてのコマンドライン、もしくは対応アプリによるGUIでの制御が可能です。


設定を行う上でASCOMドライバと異なるところは

1.GUI制御の場合サーバ、読み込みドライバの起動操作が必要

2.読み込みドライバの設定はドライバと機器を接続後可能、(接続後に制御パラメータが項目ごとにタブ表示される)、コントロールパネルに各読み込みドライバ、ドライバの設定項目がタブに分けられて表示される。各ドライバとも設定後保存が必要。

3.コントロールパネルは対応機器の接続・設定・機器制御まで可能

4.ローカルサーバ以外にリモートサーバも使用可能(複数サーバも連動可能)


こんなところでしょうか。
上記のことからドライバ設定までの操作が大分異なります。

最もシンプルな構成図を用いたINDIの制御の流れを記載します。

017.jpg

上の図のようにサーバの起動、ドライバの読み込みがスタートになります。
スタートには専用アプリを使用するか、端末からコマンドラインで操作することになります。

そこで起動したサーバ+ドライバをコントロールパネルで設定します。
ASCOMとの大きな違いはGUIアプリを使用する場合サーバとドライバを起動する操作が必要になることと、コントロールパネルが機器の接続・設定・制御までできてしまうことです。
ここが少し混乱するところですが、本当に簡単な操作であれば、コントロールパネルで済ませてしまうこともできますので、INDI環境での特徴と捉えてください。

設定をしながら動作確認をして、問題が無ければこの設定を保存します。
一度設定を行えば次からは自動的に読み込まれますので再度設定の必要はありません。(保存しないと次回接続時再度やり直しになります。)

ドライバの設定が終了したら対応ソフトでの制御になります。
コントロールパネルによる設定は若干複雑ですが、ここまでの流れではASCOMと大差ないかと思います。
コントロールパネルで動作確認を行うクセをつけると対応アプリで苦労しません。

以下の図ではINDIにしかできない接続を説明します。

018.jpg

019.jpg

その1に記載した接続方法はINDIのサイトに記載されている方法です。

サーバをラズパイなどで複数台設定すれば、非常に大規模な制御環境を構築できます。

その2に関しては未確認ですが、Ekosに設定箇所ができたため、この接続ができる可能性があります。(以前開発者に要望を出した項目でした)

このようにかなり柔軟に制御環境を構築できます。
次回はINDIドライバの制御までの流れをご説明します。



前回最も簡単な構成図を用いてINDIサーバ・ドライバの特徴をご説明しました。

018.jpg

今回は上の図の読み込まれたドライバ(黒部分)の制御の流れを記載します。

黒部分のドライバ名をDSLR、制御機器を一眼デジカメと仮定します。

では初回接続時の流れを見てみましょう。

150.jpg

このように初回起動時はドライバを判別するためのxmlファイルがクライアントアプリに送信されます。
クライアントアプリはこれを自動保存し、照合できる状態を作ります。
(例えるならビジネスマンが相手に名刺を渡すようなものでしょうか。)

クライアントは自動保存されたxmlファイルでドライバを呼び出すことができるようになります。
呼び出しが成功するとコントロールパネルが表示され、ドライバの初期設定、接続・制御→設定情報の保存(手動)が可能になります。

この時、注意が必要なのは、コントロールパネルで接続を行わないと制御機器と接続されないこと、接続後でないと各種設定が行えないこと、各種設定を行ってもその設定を保存しなければ、次回コントロールパネル呼び出し時に反映されないことです。ドライバ設定に関しては自動で保存されません。必ず設定後保存を行いましょう。

一眼デジカメであれば、画素数、保存ファイル形式などの基本情報はここで設定して保存する必要があります。
(一眼デジカメ側の準備(USBでの接続の挙動、オート→マニュアル設定になど制御のための準備もお忘れなく)




xmlファイル読み込み後の流れは下図になります。

151.jpg

ドライバの各種設定は一度保存すれば次回以降はコントロールパネルに反映されます。

クライアントアプリは原則としてその情報をもとにして各種制御を行います。

この流れを念頭に置き、各機器の接続・制御を行ってください。

情報確認が遅れがちで申し訳ありません。
2019.6.28にINDIドライバが1.7.9に、KStarsが3.3.2に、スマートフォンアプリのStellarMateが機能アップしています。

ドライバやKStarsはバグフィックスが主となるものですが、スマートフォンアプリのStellarMateはEkosの機能が移植されたようです。

残念ながらハード、もしくはStellarMateのOSを購入した方しか使用できないようです。
(しかもまだ不具合が多いようですね)

INDIクライアントでスマートフォンを使用したフロントエンドは非常に少ないので更に選択肢が拡がるといいのですが。。
INDIサーバ・ドライバはこちらの記事に掲載したように、サーバ側から立ち上がっているドライバの情報をxmlファイルでクライアントアプリに送信し、クライアントアプリ側でその情報を受け取り選択することで使うことができる仕様になっています。
このため、どのような独自に作成されたオリジナルドライバであってもINDIの仕様に沿っていれば、クライアントにドライバ情報が送信され、選択すれば使用できるのですがEkosに関してはこの部分にかなりローカルルールがありますので、通常のINDIサーバ・ドライバの挙動で読み取れなくなっています。


以下にINDIサーバ・ドライバに対してEkosのローカルルール部分を記載します。

1.ローカルサーバに関してはサーバ・ドライバの立ち上げ機能がある。(リモートサーバ立ち上げに関してはINDIWebマネージャーなどを併用が必要

2.通常サーバから受け取るドライバ情報を読み取り選択するためのxmlファイルが内包されており、Profile Editorのリストに表示される。

3.Profile Editorのリストから最低でもCCDドライバなどを事前に選択していないとサーバに接続できない。(リストを空にしてサーバに接続できない。)


私自身も初期の頃、この部分の独自仕様に混乱しました。
通常のINDIクライアントはサーバと接続後、ドライバ情報をxmlで受け取り、そのドライバ情報を選択することでコントロールパネルにアクセスできるようになり、機器との接続、設定を行うという流れになります。
いわば、サーバから受け身の状態で接続されるため、サーバが起動しているドライバはどのようなものであっても表示、選択ができるわけです。(クライアントが対応していないと使用はできませんが。。例としてステラリウムや、SkyChartsはマウントドライバにしか対応していません。)

サーバの立ち上げ機能が内包されているのは良いのですが、ローカルサーバとリモートサーバの扱いが異なります。
その上、通常はサーバから受け取る(初回のみ、二回目以降はクライアントに保持される)xmlファイルがすでに内包されており、最初にそれをProfile Editorで選択する仕様になっています。

Ekos自体が開発元が配布するアプリであること、開発元がほとんど全てのサードパーティドライバを開発していること、さらには、通常のクライアントアプリとは異なり、複数機器の制御が行えることや、サーバ・ドライバの立ち上げ機能を内蔵していることからそのようにしたのかもしれませんが、仕様自体に矛盾があります。

Ekosはサーバ・ドライバの立ち上げ機能も兼任しているため、待受からの接続が仕様上とれません
そうなるとタイトルにも記載したEkosでProfile Editorに登録されていないドライバを使用する方法が無くなってしまいます。

ほとんどのドライバは開発元が配布しているので、そのドライバを使用するのであれば、この仕様でも問題ありませんが、ご自身がカスタマイズしたドライバやINDIGOサーバ・ドライバを使用するとなるとEkosのProfile Editorでは設定できません。

ではどうすれば良いのでしょうか?
サーバ側からドライバのxmlファイルを手動で抜き出し、KStarsに組み込むなどの方法もありますが、最も簡単な手順を記載しますので、お困りの方はお試しください。


前提条件として
1.サーバ・ドライバは事前に立ち上げて機器と接続しておくが必要です。(Ekosから立ち上げを行いません。)

INDIGOサーバであればWebブラウザからドライバの起動→接続が可能です。
カスタムドライバなどがインストールされているラズパイなどは、INDIWebマネージャーなどで立ち上げをしておいてください。



Ekos側で行うこととしては以下になります。

1.立ち上がっているサーバをリモートサーバとして設定(INDIGOサーバは、ローカルであってもリモートサーバとして設定します。)
2.Profile Editorでシミュレーションドライバを選択(CCDのものだけで大丈夫だと思います。)

上記の状態にして、Ekosで接続を行えばサーバで接続した機器のドライバが自動的に読み込まれます。


簡単に言えば、Ekosのローカルルールを逃れ、通常のINDIサーバ・ドライバ、クライアントアプリの関係と同じ状態を作り、待受状態から接続する設定です。
このようにすれば簡単にProfile Editorに登録されていないドライバを使用することができます。

Ekosにはこのようなローカルルールがいくつかあります。
本当はこのような混乱を招く仕様は改善してほしいのですが、原理を知っていれば逃れられますので、都度回避方法をご紹介していこうと思います。

Ubuntu用では以前からあったINDIWebManagerがMac・Linux環境でアプリとして使用できるようになりました。

https://github.com/rlancaste/INDIWebManagerApp

Mac用はOS10.12以上が必要です。

以前はCloudmakers社がアプリとしてINDIサーバを提供してくれていましたが、現在は互換性のあるINDIGO環境にシフトしました。(サーバ・ドライバアプリもINDIGOのみ)

いずれもサーバ・ドライバをアプリから単独で起動できるものですが、INDIGOドライバの場合はINDIドライバと機器の対応状況、ドライバ名などが異なります。

INDIGOサーバ・ドライバはINDI対応ソフトでは問題なく使用できますが、Ekosの場合ローカルルールによりはここで記載した操作が必要になります。

Linux版も以前はインストールが若干面倒でしたが、アプリになったので簡単になりました。
Mac版のKStarsにはサーバ・ドライバが内蔵されていますが、INDIサーバ・ドライバをGUIから単独で起動するには必要になります。

KStars・Ekos以外の環境でINDIドライバを使用したい場合はインストールしておいたほうが便利でしょう。

この記事でMac版CCDCielでPlateSolverが使えるか検証していましたが、ローカルAstrometry.net、ASTAPいずれにおいても動作する設定がわかりましたので記載します。
(Mac版CCDCielで使用できるSolverは上記2つになります。今回はローカルAstrometry.netの設定を記載します。)

ちなみにこの記事から読み始めた方もいらっしゃると思いますのでPlateSolverの概略から記載します。


PlateSolverとは
撮影した天体画像を解析して、その画像の位置情報を算出する機能になります。
撮影画像を解析サーバ、視野角に合わせたインデックスファイルと呼ばれる天体の位置情報が記載された書類と照合・解析し、撮影画像の位置情報を算出します。

Macではネットワーク経由で上記を利用できるAstrometry.netサーバ、Macにそのサーバ機能をインストールしてネットワークを使用せずに解析が可能なAstrometry.netAstrometry.netとは別の方法で解析するASTAPというアプリを利用する方法があります。

今回はMacのみでPlateSolverを利用できるAstrometry.netの設定方法を記載します。



Astrometry.netの利用方法

1.CloudMakersよりMac用のAstrometry.netをダウンロード

2.ダウンロードしたDMGファイルを開き、アプリをApplicationsフォルダに移動

3.Applicationsフォルダを開きAstrometry.appを起動

4.アプリのメニューから Window→Show Index Managerを選択

153.jpg


5.Index Managerで必要なインデックスファイルをダウンロード
(ダウンロードするインデックスファイルはTycho2は全て、2Massカタログ(左側)はこのサイトで計算します。)

154.jpg

注意)インデックスファイルのダウンロードには時間がかかります。


6.Astrometry.netアプリを起動したあとCCDCielを起動


7.アプリケーションメニューから Edit→Preferences  を選択

155.jpg


8.ポッポアップウインドウが表示されるので、赤枠部分をクリックしてタブを移動し、 Astrometryタブを選択

156.jpg


9.下記ポップアップウインドウを設定

157.jpg

a. From telescope driverをチェック
b. Astrometry.Netラジオボタンを選択
c.オプション設定を以下設定に記載
-O --no-plots --no-verify --resort
d. Use custom scriptチェックボックスをチェック、テキストボックスに以下内容を記載
/Applications/CCDciel/scripts/astrometry-macos.sh
e. OKボタンを押し、アプリを終了→再度起動

上記でMac版CCDCielでローカルAstrometry.Net Solverが使用できます。

尚、5の部分のインデックスファイルですがオプション扱いのtycho2インデックスは全てダウンロードしておくことをおすすめします。
詳細な理由は不明ですが、体験的にこのカタログをインストールしてから解析の失敗が減りました。
海外のフォーラムでも同様の意見が出ていましたので、解析の成功率に関係すると思われます。

Solverは撮影した画像の任意の星をコントロールキー+クリックでフリップメニューを表示して行います。






前回の記事でローカルAstrometry.netサーバの設定方法を記載しましたが、今回はASTAPでの設定方法を記載します。

その前にPlateSolverの説明から

PlateSolverとは
撮影した天体画像を解析して、その画像の位置情報を算出する機能になります。
撮影画像を解析サーバ、視野角に合わせたインデックスファイルと呼ばれる天体の位置情報が記載された書類と照合・解析し、撮影画像の位置情報を算出します。

Macではネットワーク経由で上記を利用できるAstrometry.netサーバ、Macにそのサーバ機能をインストールしてネットワークを使用せずに解析が可能なAstrometry.netAstrometry.netとは別の方法で解析するASTAPというアプリを利用する方法があります。



ASTAPの利用方法

1.こちらのサイトよりASTAPインストーラーをダウンロード

2.ダウンロードしたインストーラからASTAPをインストール(インストーラが開けない場合はインストーラーを選択し、コントロールキー+開くで開始してください。)

3. CCDCielを起動


4.アプリケーションメニューから Edit→Preferences  を選択

155.jpg


5.ポッポアップウインドウが表示されるので、赤枠部分をクリックしてタブを移動し、 Astrometryタブを選択

156.jpg


6.下記ポップアップウインドウを設定

158.jpg

a. From telescope driverをチェック
b. ASTAPラジオボタンを選択
c.プログラムフォルダテキストボックスに以下内容を記載
/Applications/astap.app/Contents/MacOS
d.OKボタンを押し、アプリを終了→再度起動

上記でMac版CCDCielでASTAPのSolver機能が使用できます。
ASTAPアプリは起動していなくても使用できます。


ASTAPは当初設定で苦しみましたが、開発者に確認を取り設定方法がわかってからは簡単でした。
(今は説明サイトに記載されています。)

Solverは撮影した画像の任意の星をコントロールキー+クリックでフリップメニューを表示して行います。

追記
上記で使用できるはずですが、シミュレーションドライバではエラーが出てしまいます。
星が出ないと検証できませんね。。。。

ラズパイをはじめとしたシングルボードコンピューターの性能が上がり、今まではPCを使用しないと出来なかったことが実現できる環境が整ってきました。

INDIサーバ・ドライバはこれらの環境でも問題なくローカル環境でもリモート環境でも軽快に動作します。
しかし、使用環境に応じた設定を行わないと非常に動作が重くなったりエラーの原因になります。
その原因はカメラの設定になります。
他のドライバに比べて圧倒的にファイルサイズが大きく、転送にも時間がかかります。
ローカルで処理をする場合は画素数の大きな画像は解析に時間がかかります。
シングルボードコンピュータを使用する場合はこの部分をうまく扱うのがコツになります。

今回はそれぞれの環境での留意事項を記載します。

1.使用するカメラの種類・画素数
環境構築でまず注意するのは使用するカメラの種類(天体カメラor一眼デジカメ)とその画素数です。
画素数の大きなカメラはローカル環境で処理する際は処理の時間が増加します
ドライバをリモート環境で使用する場合は画像の転送にとても時間がかかります


●一眼デジカメで使用する場合
一眼デジカメの大きな特徴はカメラ内に処理エンジンを持っていることになります。
よって、快適な環境を構築するにはこの処理エンジンをうまく使うことが鍵になります。

・処理用の設定
1.ドライバ・Ekosでネイティブモードを選択
2.ドライバでファイル形式をJpegに
3.ドライバ・Ekosでファイル保存をクライアントに
4.Ekosのアライメントモジュールタブオプションで解析用画像の圧縮を設定


159.jpg
図1
ドライバ設定では赤枠部分を選択します。
Image Settingsタブを選択し
Image→Raw(転送フォーマットです。Raw画像ではありません。)
Capture Format →Jpeg(解析用なので小さくて構いません。)
Transfer Format→Native(デジカメの設定画像がそのまま使用されます。)
処理用の場合はSDカード部分はRAMに、SD Image はデリートにしてSDカードに保存しないようにします。



160.jpg
図2
Ekosはキャプチャーモジュールを選択し
Format→Native
Upload→クライアント
を選択します。


161.jpg
図3
その後アライメントモジュールを選択してオプションボタンを押します。



162.jpg
図4
Solver Optionsタブをクリックして
Down Sampleチェックボックスをチェック、ダウンサンプルの数字を2〜4程度に設定してください。

・撮影用の設定
1.ドライバ・Ekosでネイティブモードを選択(変更なし)
2.ドライバでファイル形式をRawなどに変更(希望する撮影画像形式に)
3.Ekosでファイル保存をクライアント+ローカル、もしくはローカルに変更

設定箇所は上記・処理用の設定の図を参照してください。

尚、一眼デジカメでfitsファイルを使用するとシングルボードコンピュータの処理が追加されるため遅くなります。

・リモートで使用する場合
ネットワークで使用する場合はシングルボードコンピュータではKStars・Ekosを使用しません。
INDIWebマネージャーのみを使用します。

リモートで使用する場合はそれぞれの機器のドライバの制御情報が制御するPCにネットワークを通じてリアルタイム送信されてきます。処理はリモート制御するPCで行われます。
ドライバ・Ekos設定などはローカルと同様ですが、ファイルの大きな画像の転送をいかに抑えるかが鍵になります


●天体カメラで使用する場合
一眼デジカメとの大きな違いはカメラ内に処理エンジンを持っていないことです。
ストリーム撮影モードと静止画撮影モードの2つのモードがありますが、Ekosの処理で使用されるのは静止画撮影モードになるため、非常に大きなサイズの画像が転送されます。
こちらもPlateSolverやオートフォーカスといった内部処理を行う際の画像を軽量化することが快適な環境構築に繋がります

ローカル・リモートいずれにおいても共通の項目
一眼デジカメと異なり、全ての処理がローカル、もしくはリモートのPCで行われます。
そのため、処理用の画像(オートフォーカス、PlateSolverなど)と撮影用の画像を明確に分けて運用することがコツになります。

・処理用の設定
1.画像はモノクロにします。(Ekosのオプションにてベイヤー、3Dキューブなどカラー情報を外します。)
2.ドライバで転送形式をRawに(上記図1 Image→Rawを参照(デジカメと同様です。))
3.ビニング設定を最大に(Ekosキャプチャーモジュールタブで設定)
4.Ekosのアライメントモジュールタブオプションで解析用画像の圧縮を設定(上記図4を参照)


163.jpg
図5
Ekosの設定タブを選択し、オプションボタンを押します。


164.jpg
図6
FITSタブを選択し、Auto Debayer、3D Cubeのチェックボックスのチェックを外します。


・撮影用の設定
1.(カラーカメラの場合は)Ekosのオプションにてベイヤー、3Dキューブなどカラー情報を設定)
2.ドライバで転送形式をRawに(変更なし)
3.ビニングを外す(Ekosキャプチャーモジュールタブで設定)
4.(シングルボードコンピュータでローカル保存する場合は)撮影するファイルサイズに対し、空き容量を確認→保存できる枚数に設定

天体カメラの場合は処理用の設定としてビニングを使用するのが効果的です。
(画素数を減らし感度を向上させることができます。)
このように解析処理と撮影画像の設定を変えることで快適に使用できるようになります。


バグフィックスのメンテナンスリリースのようです。
以前使用できなくなった SkyWatcher Alt-Azドライバが使えるようになりました。

以下変更内容

INDI Library v1.8.0は、主にいくつかのドライバのいくつかのバグを修正するためのメンテナンスリリースです。
1.7.9から1.8.0まで

+ iOptron CEM40ドライバー。
+ QHYCCD CFW1ドライバー。
+ ATIKファームウェアのバージョンを正しくデコードします。
+ 16bitから8bitへのダウンスケーリング時にガンマを適用します。
+ sendBlobの信頼性を向上させます。
+ GPSDドライバはデフォルトで生のGPS時間を使うべきです。
+ watchPropertyを追加して、クライアントのみを要求し、関心のあるプロパティのみを処理するようにします。
+ FLI-CFW-1-8モデルでindi_fli_wheelがクラッシュするのを防ぎます。
+ Vixen Starbookドライバの通信問題を修正しました。
+ PPBの露制御と電流検出を修正しました。
+ V4L2ドライバの420p変換における範囲外アクセスを修正。
+ AtikガイドST4パルスを修正。
+ ASI Camera SDK 1.14.0715アップデート。
+ QHY SDKが5.1.0にアップデートされました。
9月9日にINDIドライバのアップデートがされていました。

今回もバグフィックスがメインのようです。
ライブスタッキングなどの目玉となる機能はいつつくのでしょうか。

修正内容は以下

+ Unified Toupbase driver for Touptek-based cameras.
+ Support for native backlash handling in INDI::FocuserInterface
+ Apogee fan control support.
+ Fixed Bluetooth serial port connectivity.
+ Updated version of OnStep driver (v1.8), fixes for Fork Mounts.
+ Pegasus Ultimate Power Box v2 support.
+ Fixed Celestron GPS focuser position.
+ Fixed parking mode initialization for roll-off roofs.
+ Fixed various FocusLynx issues and added Optec Sagitta focuser.
+ LX200 Based mount migrated to INDI::FocuserInterface
+ QHY SDK updated to 6.0.1.


INDIドライバだけでなく、KStarsも3.36にアップデートされたようです。
今回は使い勝手などを向上してきたようです。

・ポップアップメニューの見直し
右クリックで表示されるポップアップメニューの項目整理、アイコンの付加などがされています。

・ライブビデオウィンドウでディベイヤーが可能に(カラー表示)
天体カメラ用の機能ですが、ライブビューの際カラー表示の切り替えがライブビデオウィンドウから可能になりました。
これまではドライバで設定しておかないとカラー表示が出来ませんでしたが他のアプリ同様ライブビデオウィンドウから表示を切り替えできます。

・FITSビューアーの改善
各カラーチャネルの値を個別に表示できる統計情報表示、画像の読み込み時間が短縮などが改善。

・Astrometry.net構成管理の改善
インデックスファイルの取扱など改善されるようです。

・天文台モジュールの追加
気象情報などと連携してドームコントロールなどができるようです。

・子午線フリップ機能の改善
単位の切り替え(度数→時間表示)などが行えるようになったようです。

・マウントコントローラーの改善
個別に反転できる機能が追加されました。

・手動座標設定の追加
個別に反転できる機能が追加されました。

その他にも古い機能の改善など細かく手が入っているようです。
(ライブスタッキングはまだのようですね、期待しているのですが。。。)

追伸
チェックしましたが、以下不具合がありました。
・シミュレーションドライバでGSCカタログが連動してくれません。(画像は出ますが、マウントの位置情報に連動していません。よってシミュレーションドライバでSolverなどの動作確認ができません。)
・SolverのConfigファイルを再度設定しないとSolverが機能しません。
(オプションからConfigファイルのディレクトリ部分のチェックを一度外し、再度チェックしてインターナルに変更→KStarsの再起動を行う必要があります。)

先程開発者に連絡しましたので、アップデートする方は少し待ってからのほうが良さそうです。




KStarsは所見だと殺風景な感じのプラネタリウムソフトですが、統合制御のEkos、観測スケジューラー、追加の天体画像、カタログ、全天画像マッピング(縮尺対応の全空域の天体写真マッピング機能、要ネット環境)、操作環境のカスタマイズなど、実はかなり多機能なソフトになります。

基本となる初期設定などはこちらに記載してありますので、ここではKStarsを使いやすくするためのカスタマイズ項目を記載します。

尚、カスタマイズしなくても使用できる機能として、メニュー項目に下線がある部分の文字列と機能キー(Macの場合はコマンドキー、Windows、Linuxはおそらくコントロールキー)を同時に押すとその機能にアクセスできます。


0002.jpg

上図であれば、赤枠で囲ったボタン三箇所が対象になります。
下線部の文字列と機能キー(Macの場合はコマンドキー、Windows、Linuxはおそらくコントロールキー)を同時に押すとボタンを押すことができます。
操作するウインドウが前面にあることが条件になりますが、ボタン、タブ、ラジオボックス、チェックボックス、メニューなど多くの箇所に下線が引かれた項目がありますのでキーボードを使えばかなり多くの項目をショートカットで操作できます。


操作系のカスタマイズ

●ツールバーのカスタマイズ、What & Interesting.. 機能を活用
この2つの設定でかなり操作がしやすくなります。私はツールバーでよく使う項目のアイコンを大きく、東西南北の移動ボタンを追加して使用しています。

これらの機能についてはこちらのページに設定方法と併せて記載してありますのでご確認ください。

●キーボードショートカットの追加、修正
よく使う機能などにショートカットを設定することが可能です。
上記に記載した項目以外に使用したい部分に割り振ると便利です。
メニュー項目の"設定"→"ショートカットを設定"で編集画面が表示されます。(下図参照)

212.jpg
213.jpg


●マウスカーソル表示の変更、機能追加
最近追加された機能ですが、マウスカーソルの形状を通常の矢印から○や☓などに変更できます。
クリックした場所を中央に表示するオプションもあるので、対象へのアクセスがしやすくなります。

メニュー項目の"設定"→"KStarsを設定"で編集画面を表示、左下の"詳細"タブをクリック→上部の"Look and Feel"タブをクリックして"Left Click selects object""Default Cursor"の各項目を変更します。(下図参照)

214.jpg
215.jpg

長くなりましたので続きは次回に記載します。



前回の記事に続いてKStarsのカスタマイズ情報です。

今回は表示系のカスタマイズ項目を記載します。


表示系のカスタマイズ

●カタログ、天体画像の追加
メニュー項目の"Data""新しいデータをダウンロード"で編集画面が表示され、カタログや、天体画像を追加できます。(下図参照)

216.jpg
217.jpg


●FOV(機器の視野)の追加・編集、表示
メニュー項目の"設定"→"FOV記号"→"FOV記号の編集"で編集画面が表示され、手持ちの機材のデータを設定することで機材ごとの視野表示枠が表示可能になります。
視野表示枠は複数、オフセット表示が可能なので主カメラとオフアキの視野シミュレーションなども可能になります。(下図参照)

218.jpg

219.jpg

220.jpg


●テーマの変更、星図の表記方法の変更
メニュー項目の"設定"→"KStarsを設定"で編集画面が表示され、左側にある"色"タブをクリックするとテーマ(KStarsの見た目)を変更できます。

同じく左側タブの"ガイド線"をクリックすると星図の表記変更ができます。(下図参照)

221.jpg
222.jpg
テーマ変更画面

223.jpg
星図の表記変更画面


●星図を全天縮尺変更可能な写真で表示(GoogleSky同様の機能:要ネット接続)
メニュー項目の"表示""HiPS All Sky Overlay"→"DSS colored"でGoogleSky同様に全天を全天縮尺変更可能な天体写真を重ね合わせて表示することができます。(ネット環境が必要です。)

表示画像の変更・設定などは
メニュー項目の"表示""HiPS All Sky Overlay"→"HiPS Setting"で設定できます。(下図参照)

224.jpg
※設定を変更する場合は"HiPS Setting"をクリック

225.jpg
設定画面


これらのカスタマイズを行うとKStarsがかなり使いやすくなるかと思います。

KStarsは右クリックするとさまざまな機能にアクセスできるので気になる箇所は右クリックで確認してみましょう。

他にも観望リスト機能、統合制御環境のEkosもありますので、天体撮影に必要なことはすべてこなす多機能なソフトです。
使いやすいようにカスタマイズしてご使用ください。




詳しくはこちらの記事を参照してください。

INDI WebManagerに関してはこちらの記事に説明を記載しています。

ラズパイのStellarMateAstroberryなどのディストリビューションでは初期状態でインストールされているINDI WebManagerですが、ラズパイのようにディストリビューションがない場合はシステムへの組み込みが必要でした。
組み込みに関してはLinuxのみが推奨されており、ネットワークからのサーバのリモート起動などは他のOSでINDIサーバを構築している場合は非常に敷居が高い状態でした。

しかしOSXとLinux版でアプリ版のINDI WebManagerが登場しましたので処理能力の高いMacやLinuxをサーバとしてリモート環境を構築することがとても簡単になりました。
(Mac版に関しては用意されたDMGファイルを起動して、中にあるソフトをコピーするだけです。)

MacならINDIGOサーバもアプリで起動できるので、INDIサーバを使用する場合はINDI WebManagerアプリINDIGOサーバを使用する場合はINDIGOサーバアプリといった使い分けもできます。(Ekosで使用する場合はEkos独自のローカルルールがあるのでINDIサーバのほうが使いやすいです。Cloud Makers社のアプリ群ならINDIGOサーバのほうがおすすめです。

数年前が嘘のようにMacの天体環境が充実しました。

電源が確保できれば贅沢にMacMiniをINDIサーバにして環境を構築することも簡単にできてしまいます。

Macユーザーにはとてもありがたい話ですが、願わくばWindows版のINDI WebManagerアプリも出てほしいと感じています。(MacにはNUCのような省電力で軽量なミニコンピュータがありませんので。。せっかくWindowsがインストールされているPCをUbuntuに変更するのはちょっともったいない(苦笑))


今回はラズパイなどシングルボードコンピュータを用いて天体機器を接続し、VNCで操作する際に便利に使用できる機能をいくつか紹介します。

Ubuntuのシステム機能も含まれますのでLinux用の設定と考えてください。

VNCでKStars・Ekosなど多機能なソフトを使用する場合、それぞれを別ウィンドウで操作できたらと思うことがあるかもしれません。

特にタブレットなどから操作する場合はウィンドウ同士が邪魔をして操作がしずらくなりますので(タブレットからのVNCでウィンドウのドラッグ移動は苦痛です。。。)機能ごとにウィンドウを切り替えながら操作できれば快適になります。

Ubuntuには"デスクトップページャー"と呼ばれる仮想ウィンドウ機能があります。


0234.jpg

フレーバー(Ubuntuのデスクトップ環境の種類)によって場所が異なりますが、(私の環境は上部、環境によっては左側の場合もあります。)

1.メニューバーの四角い枠が並んでいる部分を右クリック

2.ポップアップメニューから"デスクトップページャー"を選択
(このメニュー名も環境により異なるかもしれません。)


0235.jpg

赤枠部分をクリックして仮想ウィンドウ数を設定します。



0236.jpg

その後KStarsに戻り、別の仮想ウィンドウに移動したいウインドウを表示します。(この例ではEkos)

1.Ekosの上部ウィンドウバーを右クリック

2.ポップアップルメニューから"デスクトップに送る"を選択

3.表示したい仮想ウィンドウを選択


上記操作のようにKStarsで別表示したいウィンドウを呼び出し別の仮想ウィンドウを選択すれば機能ごとに操作画面を分けることができて快適になります。


・・・が、環境によっては常に星図画面も一緒に別の仮想ウィンドウに移動してしまい、仮想ウィンドウがうまく使えない場合があります。(私もNanoPi-M4だけがこの状態になり、かなり使いづらいのを我慢してきました。)

どうやらいつからかの機能変更で"Independent window"というラジオボタンができており、そこをチェックしないと仮想ウィンドウが使用できなくなったようです。
(理解に苦しむ機能変更です。)

下図に回避方法を記載します。


0237.jpg

1.メニューから"設定"をクリック

2."KStarsを設定”項目を選択


その後下図3箇所にある"Independent window"チェックボックスにチェックを入れる。



0238.jpg

Ekosウィンドウの設定箇所


0239.jpg

INDIコントロールパネルウィンドウ設定箇所


0241.jpg

Fitsウィンドウ設定箇所


以上です。

残念ながらよく使うLiveVideoウインドウ(ライブビュー画面)は星図画面と常に連動してしまいます。(後付の機能なので開発者が忘れたのでしょう。。)

一部残念なところは残りますが、仮想ウィンドウでそれぞれ別のウィンドウにわけることでかなり操作がしやすくなります。(特にVNCで使用する場合、私にとっては、なくてはならない機能と言えるくらい操作感が向上します。)


尚、別のアプリを別の仮想ウィンドウに割り振る場合は、空の仮想ウィンドウを事前に選択してウインドウを切り替えてアプリを起動します。(下図の赤枠部分)


0240.jpg



私はKStarsの星図ウィンドウ+マウントコントローラー、Ekos、INDIコントロールパネル、CCDCIEL、PHD2をそれぞれ別の仮想ウィンドウに立ち上げて、切り替えながら操作しています。


Linux限定の機能ですが、かなり便利な機能ですので興味ある方はお試しください。


追伸
"Independent window"チェックボックスの追加同様、デジカメのライブビューがEkosで使用できなくなったことがありました。
原因はデジカメのドライバのコントロールパネル項目がチェックボックスで追加され、そこをチェックしないとライブビューが機能しなくなるという機能変更でした。
なんでこんなアホな変更を行うのでしょうかね。。
正常動作して項目が減るという進化をしてほしいものです。



Rawは日本語では生という意味ですが、INDIドライバでPCで天体機器の操作や設定を行う場合には実は二種類のRawが存在します。

INDIのドライバ設定などで注意が必要な部分になりますので記載します。

●カメラの画像ファイルとしてのRaw
1つ目のRawはカメラの画像ファイルとしてのRawです。
一眼デジカメなどは処理エンジンやバッファを持っているので、カメラ側でJpegなどにエンコード出来ます。
それらの処理を行う前の画像ファイルがRawになります。
(Canonなど一部の一眼デジカメはRaw画像と呼ばれているものでもカメラ側で圧縮処理を行っています。)
天体カメラは処理エンジンを持っていないため、原則Raw画像でPCとやり取りします。
(INDIドライバでは、ヘッダ情報などを付属してFits画像として扱っています。)

この画像ファイルは処理ソフトがそのカメラに対応していないと画像として見ることも出来ません。
ファイルサイズも大きいため、PCなどへの転送も時間がかかります。

利点としてはカメラ側で画像処理を行っていないため、カメラのRaw画像に対応した画像処理ソフトがあれば画像処理のパラメーターをすべてコントロールできる点でしょう。

●転送形式としてのRaw
二つ目のRawは通信間の転送形式になります。
映像など非常にデータ量の多いファイルは圧縮処理をおこなって送信することが多くなります。この場合は送信側、受信側とも同じ圧縮形式で通信が行える必要があります。

送信側で圧縮処理(エンコード)、受信側で復元処理(デコード)を行います。
演算についてはハードウェア処理、ソフトウェア処理などがあります。
圧縮形式に関しても不可逆処理(画質劣化を伴う圧縮、圧縮率を高くできる。)、可逆処理(画質劣化が無い圧縮、圧縮率が低い。)

このように通信間の転送量をへらす処理をなにも行わずに送信側のデータをそのまま受信側で受け取る転送方法を通常Raw転送といいますが、INDIドライバの場合は通信する機器、またはリモートドライバのデータを直接受け取ることをRaw転送と読んでいます。
(これは誤表記ですね、紛らわしいことこの上ないです)

リモートなどINDIのドライバ間であればRawの隣にあるCompressを用いれば転送に圧縮を使用することができます。
(天体カメラなどでは重宝するかもしれません。ただし、転送量は減りますが、処理タスクは増えますので実際に速くなるかは確認する必要があります。)


さて、INDIドライバなどで天体画像や映像を扱うにはどのような設定が必要になるのでしょうか。
以下に機材ごとに記載します。

●一眼デジカメの場合
カメラ側で処理を完結できるため、それらを利用するとPCの負担を軽くすることが出来ます。

画像チェックのプレビューやSolver、LiveVideo(ライブビュー)などはすべてカメラ側で処理して送信します。
画像チェックのプレビューやSolverを行う場合はJpeg設定にしておくと転送量を減らせるので操作が快適になります。

画像の場合Fitsとネイティブが選択できますが、一眼デジカメを使用する場合はネイティブ(デジカメ処理ファイルを直接扱う)を選択してください。

LiveVideo(ライブビュー)もドライバが対応している場合、エンコード情報が送信(カメラ側)され、受信側でデコード(PC側)されます。(扱いはRaw転送!!!になります。)

静止画、ライブビューいずれも転送形式はRaw(カメラからの転送を直接受け取る)を選択します。
INDIの設定に転送項目にJPEGなどがありますが、これは受け取った画像をPC側でエンコードする項目なので設定する必要ありません。(一眼デジカメはカメラで変換後に転送されるため。)

●天体カメラの場合
一部の機種でバッファなどを持ったものもありますが、画像ファイル、転送ともRawになります。
画像に関してはINDIドライバ側でヘッダを付けてFitsとして扱っています。
保存する際にJpegなどへの変換は可能です。
(PC側で処理)
映像ファイルに保存する場合はPC側でエンコード、デコードを行っています。(転送量はRawのまま)
転送もカメラの情報がそのまま送られてくるのでRawになりますが、隣のボタンのCompressを選択すればリモート間の通信は圧縮できるはずです。(送信側のドライバで圧縮、受信側のドライバで展開のタスクが加わりますので転送が軽くなっても処理が速くなるかは処理を行うマシン次第です。)
プレビューに関してはそれぞれのドライバが画像を閲覧できるよう対応しています。(PC側で処理)

そのため、非力なマシンでは操作、処理共非常に重くなります。
天体カメラ側でハードウェアビニングなどの機能がある場合は利用することで転送量を減らすことが出来ます。
ほとんどの天体カメラはカメラ側でピクセルサイズを変更できますので、画像確認のためのプレビュー時や、Solverの際はドライバ、またはEkosでカメラのピクセルサイズを変更すれば処理などを軽減することは出来ます。

●Webカメラなど
動画ファイルを専門に扱うため、基本的にエンコード処理をカメラで行っています。INDIドライバはデコード処理を行う設定になっています。ハードウェアエンコーダーを内蔵していないカメラの場合、エンコード・デコード共PCで行うため、天体カメラと同様の扱いになります。(符号化されていないRawファイルが直接送られてくる。)PC処理の負担も大きくなります。
ハードウェアエンコーダーを持ったカメラだと、一眼デジカメ同様エンコード処理はカメラ側で行われるため、プレビューなどの際、コマ落ちなどのない快適な再生が行なえます。


INDIドライバでは転送に関しては原則Rawを使用します。(転送のCompressは送信側、受信側とも処理能力が高ければ高速化される可能性はあります。と、いうかリモートドライバを使用しなければ関係のない項目ですね。機器とのやり取りが圧縮されるわけではないので。)

混乱を招くので、できればドライバの項目を変更してほしい部分です。

ファイル形式に関してはプレビューやSolverなどでは極力ファイルサイズを抑えた設定にする一眼デジカメであればJpeg、天体カメラであれば、ハードウェアビニングや、ピクセル数の変更など)ことで快適に操作することが可能になります。(天体カメラでJpeg保存を選択してもPC側でエンコードを行いますので、通信の際の転送量は減りません。あくまで保存形式としてお考えください。)


追伸
私は撮影用のカメラは一眼デジカメを使用しているため、リモートで操作する際でもカメラ側の設定で転送量を変更できるため、INDIドライバのCompress設定を使用していません。
(以前試した際、さすがにカメラのJpeg画像送信よりは速くならなかった記憶があります。)
ピクセル数の多い天体カメラをご使用の方にとっては重宝するオプションになるかもしれませんので、天体カメラをご使用の方はぜひお試しください。



ASTAPはSolverとスタッキングという2つの機能を連携できる素晴らしいソフトですが、特に独自Solverに関してはインデックスファイルが非常に軽量でSBC向けなので、Ekosにも対応してほしいなと要望をフォーラムに投稿しようと久しぶりにINDIフォーラムを覗いたら、このようなやり取りが!

INDI環境のメイン開発者がASTAP開発者にライブスタッキングの相談をして、更にそこにCCDCiel(SkyChartsの開発者でもある)開発者もアドバイスを加えるという素晴らしい進行。

進行の中でASTAPがライブスタッキングに対応(SBC版はまだ)Ekosに関しては時期バージョンでASTAPに対応を予定していることが確認できました。(今回はメイン開発者自らが動いているので対応するのは間違いないでしょう)

以前から何回かライブスタッキングや環境改善の要望を出していましたが、反応がなかったため諦めていましたがここにきて急進展といった形です。(小さなコミュニティの利点ですね、開発者同士がオープンにやり取りしてそれぞれのソフトが連携しあえるようになるなんて日本ではなかなか出来ないことです。)

日本でのラズパイ4の登場も近く、私が現在使用しているNanoPi-M4も使用する上で安定しましたしSSDやeMMCが搭載できるようになるなどオプションが充実しました。RockPi4など同様のスペックを持つSBCもいくつか出ていますので、SBCのみで実用的な天体制御環境をまとめるのも夢ではなくなってきました。(ブログのタイトルに反しますが(笑))

この所大きな進展もなかったため、若干マンネリ化した感じでしたが近いうちに大きな変化が起きそうです。
期待して待つことにします。
2019.11.9付けでWindows、MacOS、Linuxすべての環境でKStars v3.3.7を利用できるようになりました。
かなりの追加、修正がされていますのでフォーラムなどでトラブル確認をしてから導入したほうが良いかもしれません。


ASTAPとの連携機能追加

ASTAPは、複数のアーキテクチャ上のWindows、MacOS、およびLinuxで利用可能な、画像のスタッキング、測光、およびFITS Viewerアプリケーションなどを備えたソフトです。

KStarsは、既存のastrometry.netソルバーに加えて、AlignモジュールにASTAPを介したソルバーのサポートが組み込まれました。ASTAPは別の方法を使用して画像を解決するため、非常に高速であると同時に、他の天体測定ソルバーに比べて小さいインデックスファイルの容量がコンパクトです。

ローカルで動作するには、ASTAP用のG17 Star Catalogをダウンロードしてインストールする必要があります。


ASTAPソルバー

エラーレポートが改善され、全体のエラーがarcsecで表示されるようになりました。さらに、Alignモジュールの初期FOVはカメラと望遠鏡のパラメーターから計算されます(デフォルトは0x0 'ではなくなりました)。これにより、ブラインドソルブと比較して、より広い検索範囲での初期ソルブが高速になります。正確なFOVが測定されると、検索半径はデフォルト値にリセットされ、以降の検索が迅速に行われます。


気象情報の表示

各パラメーターのライブプロットを備えた専用の天気ウィジェットを追加されました。


FITSの機能強化

HFITSロードメカニズムのさらなる改善に貢献し、シーケンスキャプチャ中のスピードアップしました。

画像をキャプチャする場合、以前はキャプチャが完了すると、画像がディスクに書き込まれ、その後読み戻され、fits viewer(有効な場合)に表示され、最終的に次の画像がキャプチャされました。これにより、次のキャプチャが数秒遅れました。

この変更により、メモリバッファであるINDI :: CCDに送信されたINDI blob(のコピー)を使用してFITSデータが表示され、FITSデータは別のスレッドでディスクに書き込まれます。


フォーカスモジュール

FITS DataクラスのHFR計算を修正。(double値ではなく整数を累積していました。)

UIは、さまざまな設定をよりアクセスしやすくするためにオーバーホール。検出された各星HFRは、その横に表示されるようになりました。


スケジューラーの更新

カスタマイズ可能な夕暮れと夜明けのオフセットを実装。これにより、スケジューラオプションペインにある2つの新しいEkosオプションが導入されます。夕暮れ(または夜明け)オフセットは、観測ジョブをスケジュールするときに、今日の天文上の夕暮れ(または夜明け)に正または負の時間オフセットを適用します。
夜明けのオフセットと夜明け前のオフセットは累積されますが、夜明けのオフセットにより、スケジューリングと実行の両方で、より早い夜明けまたはより遅い夜明けを使用できます。

結果の夕暮れから夜明けまでの間隔は、[トワイライト]チェックボックスの右側にあるスケジューラUIに表示されます。Twilight制限がオンになっている場合、変更された夕暮れと夜明けの値を使用して、観測ジョブを夜間にスケジュールします。

トワイライトの制限がチェックされていない場合、観測ジョブは夜間に依存せず、変更された夕暮れと夜明けはそのジョブのスケジューリングには無効になります。

夕暮れと夜明けのオフセットは、Ekosスケジューラオプションから変更でき、スケジューラUIに表示される夜間の時間間隔は、そのダイアログで変更を適用するときに更新されます。

さらに、スケジューラが実行されていない場合、新しい夕暮れと夜明けの値を考慮してジョブが再評価されます。ただし、夜間の制限が緩和された場合ではなく、夜間の制約がある場合にのみ、ジョブは効果的にスケジュールを更新します。


PHD2とガイドモジュールの機能改善

PHD2とEkosの統合を改善しました。

このアップデートは、いくつかのPHD2の問題を修正し、いくつかのPHD2の機能強化を提供することを目的としています。

ユーザーがPHD2インターフェースでガイド中に停止ボタンを押した場合、ユーザーがPHD2からガイドを再開すると、Ekosは、セトリングが発生せず、ユーザーがEkosでガイドをクリックしなかったため、ガイド状態の変更を取得しませんでした。
ユーザーが焦点距離をPHD2に入力しなかった場合、ガイドデータがグラフに入れられなかった問題を修正します。以前の解決策は、ガイドログに警告を出すことでしたが、ユーザーはそれを無視していました。現在、これは現在のCCDを設定しようとするため、バックアップ方法は意図したとおりに機能します。
ユーザーが外部ガイドフレームを選択していて、それらがガイドビューに表示されず、代わりにフィットビューアーに読み込まれたときの問題を修正します。
PHD2のループボタンとキャプチャボタンを有効にし、対応する機能を有効にします。カメラがEkosに接続されている場合は正常に機能し、接続されていない場合も機能しますが、Ekosには表示されません。ユーザーにその理由を知らせるメッセージがログに出力されます。
誤って有効にしたビニングコンボボックスを無効にします。
ユーザーが外部ガイドフレームを有効にしている場合、これにより追跡ボックスが有効になり、画像内のロック位置をユーザーに報告できるようになります。また、ユーザーはクリックしてPHD2のロック位置を変更できます。
これにより、使用しているガイドカメラに関するPHD2のレポートを使用して、ガイドカメラを認識するEkosの機能が向上します。次に、Ekosはこの情報を使用して、画像フレームの受信とSubFrameチェックボックスを使用するオプションを無効または有効にすることができます。
PHD2とEkosに接続されたカメラのさまざまなオプションとステータスに関するコミュニケーションを改善します。
PHD2カメラのSubFrameメソッドを有効にして、ボタンを押すだけでガイドスター画像とフルフレーム外部ガイドフレームをすばやく切り替えられるようにします。
古い不要なメソッド/コードの一部をクリーンアップした後、EkosはPHD2にはるかに高速に接続できるようになりました。
ユーザーがオートスターを選択するオプション、またはユーザーが選択したスターロック位置をPHD2で使用するオプションを追加しました。
廃止されるため、外部ガイドフレームオプションを削除します。
KStarsセッション間のサブフレームオプションを保存し、Ekosが外部ガイドフレームを受信するか、外部ガイドフレームに基づいて受信しないように設定します。
Linguiderの外部BLOBの設定と設定解除をすべて削除します。これは、とにかくINDIカメラをサポートしていないため、意味がありませんでした。
さらに、ガイドモジュールは方向のガイドラベルを表示して、パルスの影響を受ける方向を確認できるようにしました。


その他の機能強化とバグ修正

+ダウンロード時間の見積もりをキャプチャモジュールに追加しました。
+キャプチャとスケジューリングの両方で、ガイドとディザリングに関するいくつかの問題を解決しました。
+キャプチャモジュールのゲイン設定を修正。
+フォーカスHFR平均化の問題を修正。
+スケジューラスリープタイマーをシミュレーションクロックスケールの変更に接続します。
+ロールオフ屋根の駐車/駐車解除中の中止の処理が修正されました。
+制約を押すと、ジョブがCOMPLETEではなくIDLEに設定され、後で再起動できるようになります。
+ OpenNGCをv20191019に更新。


2019.11.8にKStarsが3.37にアップデートされました。
今回の目玉はEkosがASTAPのSolverに対応したことでしょう。

シミュレーションで確認してみましたがいくつか注意点がありますので以下に記載します。

・画像ファイルは軽めに(ドライバ設定で)
・画像のSNを高く
・ASTAPのソフトディレクトリの初期値が異なる。
(usr/local/bin/astap→/opt/astap/astapに変更する。)
・ASTAP本体とG17インデックスファイルのインストールが必要。

(大きな星雲なども検索対象にする場合はHyperledaファイルも追加

https://www.hnsky.org/astap.htm

Ekosで設定すれば、ASTAPを起動しなくても解析できます。
シミュレーションでのテストではAstrometry.netより成功率が低い状態でした。(シミュレーションドライバの画像のSNが悪いからでしょうか)

検索自体はかなり高速です。
NanoPi-M4でローカルAstrometry.netサーバでのSolverは4〜6秒くらいですが、その倍くらい早く感じました。

インデックスファイルも軽量なのでAstrometry.netとセットでインストールしておくと良いかもしれません。

解析に使用する画像の状態が良くないと解析できないなど癖はありそうですが、いずれにしても選択肢が増えたことはありがたいことです。
ライブスタッキングに関しては今回は見送られたのでしょうか。
使いやすい形で実装されることを期待します。


追伸
Solver共通の注意点ですが、解析に大きなファイルは必要ありません。
解析用にはドライバのコントロールパネルで画像のピクセル数を変更、EkosのアライメントモジュールのオプションからDownSampleを設定(2〜4)、ビニングを使用してSNを上げ、ファイルサイズを小さくすることが解析を高速化するコツになります。

この設定をきちんと行えばラズパイ3でも8〜10秒、NanoPi-M4では4〜6秒で解析が終了します。

Solverがうまくいかない、遅いなど問題がある方は上記設定をご確認ください。

追伸その2
Astrometry.netではかなり小さなファイル(640☓480)でも解析できますが(むしろ小さい方が快適に動きます。)ASTAPに関してはある程度のピクセル数が必要なようです。(推奨値1000〜3000ピクセル)
前回私が使用した環境ではAstrometry.net用にZWOASI120MCを2☓2ビニングしてダウンサンプルを2に設定していましたのでピクセル数が少なすぎたのかもしれません。
次回はASTAP用に設定を変更して試してみます。


追伸その3
シミュレーションドライバでチェックしたところ、やはりASTAPでSolverを成功させるには推奨値の1000〜3000ピクセル(縦方向)のピクセルが必要になるようです。
その値を下回る画像を用いるとエラーが頻発します。

私がEAAで使用するASI120MCはビニングをかけなくても1280☓960ピクセルしかありませんのでASTAP向きではないようです。
一眼デジカメや冷却天体カメラなどで大きなピクセルサイズの画像を用いている場合はAstrometry.netサーバより高速ですが、小さな画像には対応していないのでASI120MCのような惑星カメラで使用するのは難しそうです。
(カメラによって使い分けですね。。)

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