AstRPiではローカル環境(ネット接続しなくても使用できる)で3つのPlatesolvingが利用できます。
サーバとインデックスファイルの一部はすでにインストールされていますので、電子ファインダー程度(50mm)の焦点距離であればなにもせずにすぐにご使用いただけますが、ご使用になる鏡筒の焦点距離に応じてインデックスファイルを追加する必要があります。
(本当は全て含めておきたいのですが、非常に容量が大きいためインデックスファイルを全てインストールすると配布できなくなります。)
Platesolvingの種類によっても扱いなどが異なりますのでそれぞれにインストールやバックアップ方法などを記載します。
●StellarSolver
SExtractorの画像処理を利用したPlatesolvingになります。
Platesolvingの処理エンジン自体はAstrometry.netを使用しますのでインデックスファイルの追加などはAstrometry.netのものを利用します。
インストール方法としては2種類あります。
・Ekosのアライメントモジュールオプションを利用する方法はこちら
ドライバを起動する必要がありますが(ドライバ起動しないとアライメントモジュールが表示されないので)、シミュレーションドライバなどで起動すれば簡単にインデックスファイルを追加できます。
この方法でインデックスファイルをインストールすると以下のディレクトリにインデックスファイルが配置されます。
/home/astrpi/.local/share/kstars/astrometry
面倒なことに不可視フォルダになっていますので通常では見ることができません。
そのため、AstRPiはこのディレクトリへのシンボリックリンクを作成してあります。
/home/astrpi/INDI-config/astrometry
INDI-configフォルダは共有フォルダになっていますのでファイル共有でインデックスファイルにアクセスすることも可能です。
ここにあるインデックスファイルを外付けSSDやファイル共有でアクセスしたPCにコピーすれば簡単にインデックスファイルのバックアップが取れます。(新しい環境へのインストールはバックアップしたインデックスファイルをこのフォルダにコピーするだけ)
・インストーラーを使用してインストールする方法はこちら
開発者のサイトにインデックスファイルをdebファイルにまとめてあります。
インストールするには
SpaceFMを立ち上げてメニュー→ファイル→RootWindowを選択→ダウンロードしたDEBファイルを右クリック→GDebiで開くを選択
これでインストーラが立ち上がりますのでインストールできます。
この方法には2つ欠点があります。
・オプションのTycho2インデックスをインストールできない(サイトに用意されていません。)→AstRPiではすでにインストール済みです。
・インストールされるディレクトリがシステム領域のため、上記SpaceFMを使用してRootWindowで操作しないと変更ができない(Root権限が必要)
/usr/share/astrometry
KStarsがインストールされていれば、Astrometry.netサーバ自体はどちらのディレクトリにインデックスファイルがあっても認識されます。
後々のことを考えるとユーザー領域にインデックスファイルがある方が取り扱いが楽なので、インストーラでインデックスファイルをインストールした場合は
/home/astrpi/INDI-config/astrometry
にインデックスファイルを移動してください。
●Astrometry.net
上記StellarSolverと同じです。
●ASTAP
全く異なる方法で解析するため上記Astrometry.netのインデックスファイルを使用しません。
こちらからインストーラタイプのインデックスファイルをダウンロードしてインストールします。
インデックスファイルはG17、G18の2種類あり、通常使用ではG17を使用します。
G18インデックスは焦点距離が長いシュミカセなどを使用する場合に使います。
AstRPiではすでにデフォルトのインデックスファイルG17がインストールされています。
ASTAPのインデックスファイルは排他になっており、長焦点の鏡筒でG18のインデックスファイルを使用したい場合はG17インデックスは削除する必要があります。
上記Astrometry.netインデックスのインストール同様SpaceFMでG17のインストーラをGDebiで立ち上げるとデイントール(削除)ができますので、その後、G18のインデックスファイルをインストールしてください。
ASTAPは上記の通り、G17、18のいずれかのインデックスファイルをインストールすればよいだけなのでバックアップしなくても簡単に環境構築できます。
AstRPiではG17インデックスをすでにインストールしてありますので、よほど焦点距離の長い望遠鏡を使うのでなければそのままご使用いただけます。
Platesolvingはインデックスファイルの追加など初期段階で作業が必要ですが、非常に便利な機能です。
(使うとこれなしでは天体観望・撮影を考えられなくなるほど快適です。)
上記ご確認の上、ご自身が使用する環境に合わせて準備してください。
(AstRpiの場合、ファイルサイズが大きく扱いが面倒なAstrometry.netのインデックスファイルは共有フォルダとしてもアクセスできるため、一度インストールすれば、後はバックアップのコピーなどで簡単に構築できます。)
サーバとインデックスファイルの一部はすでにインストールされていますので、電子ファインダー程度(50mm)の焦点距離であればなにもせずにすぐにご使用いただけますが、ご使用になる鏡筒の焦点距離に応じてインデックスファイルを追加する必要があります。
(本当は全て含めておきたいのですが、非常に容量が大きいためインデックスファイルを全てインストールすると配布できなくなります。)
Platesolvingの種類によっても扱いなどが異なりますのでそれぞれにインストールやバックアップ方法などを記載します。
●StellarSolver
SExtractorの画像処理を利用したPlatesolvingになります。
Platesolvingの処理エンジン自体はAstrometry.netを使用しますのでインデックスファイルの追加などはAstrometry.netのものを利用します。
インストール方法としては2種類あります。
・Ekosのアライメントモジュールオプションを利用する方法はこちら
ドライバを起動する必要がありますが(ドライバ起動しないとアライメントモジュールが表示されないので)、シミュレーションドライバなどで起動すれば簡単にインデックスファイルを追加できます。
この方法でインデックスファイルをインストールすると以下のディレクトリにインデックスファイルが配置されます。
/home/astrpi/.local/share/kstars/astrometry
面倒なことに不可視フォルダになっていますので通常では見ることができません。
そのため、AstRPiはこのディレクトリへのシンボリックリンクを作成してあります。
/home/astrpi/INDI-config/astrometry
INDI-configフォルダは共有フォルダになっていますのでファイル共有でインデックスファイルにアクセスすることも可能です。
ここにあるインデックスファイルを外付けSSDやファイル共有でアクセスしたPCにコピーすれば簡単にインデックスファイルのバックアップが取れます。(新しい環境へのインストールはバックアップしたインデックスファイルをこのフォルダにコピーするだけ)
・インストーラーを使用してインストールする方法はこちら
開発者のサイトにインデックスファイルをdebファイルにまとめてあります。
インストールするには
SpaceFMを立ち上げてメニュー→ファイル→RootWindowを選択→ダウンロードしたDEBファイルを右クリック→GDebiで開くを選択
これでインストーラが立ち上がりますのでインストールできます。
この方法には2つ欠点があります。
・オプションのTycho2インデックスをインストールできない(サイトに用意されていません。)→AstRPiではすでにインストール済みです。
・インストールされるディレクトリがシステム領域のため、上記SpaceFMを使用してRootWindowで操作しないと変更ができない(Root権限が必要)
/usr/share/astrometry
KStarsがインストールされていれば、Astrometry.netサーバ自体はどちらのディレクトリにインデックスファイルがあっても認識されます。
後々のことを考えるとユーザー領域にインデックスファイルがある方が取り扱いが楽なので、インストーラでインデックスファイルをインストールした場合は
/home/astrpi/INDI-config/astrometry
にインデックスファイルを移動してください。
●Astrometry.net
上記StellarSolverと同じです。
●ASTAP
全く異なる方法で解析するため上記Astrometry.netのインデックスファイルを使用しません。
こちらからインストーラタイプのインデックスファイルをダウンロードしてインストールします。
インデックスファイルはG17、G18の2種類あり、通常使用ではG17を使用します。
G18インデックスは焦点距離が長いシュミカセなどを使用する場合に使います。
AstRPiではすでにデフォルトのインデックスファイルG17がインストールされています。
ASTAPのインデックスファイルは排他になっており、長焦点の鏡筒でG18のインデックスファイルを使用したい場合はG17インデックスは削除する必要があります。
上記Astrometry.netインデックスのインストール同様SpaceFMでG17のインストーラをGDebiで立ち上げるとデイントール(削除)ができますので、その後、G18のインデックスファイルをインストールしてください。
ASTAPは上記の通り、G17、18のいずれかのインデックスファイルをインストールすればよいだけなのでバックアップしなくても簡単に環境構築できます。
AstRPiではG17インデックスをすでにインストールしてありますので、よほど焦点距離の長い望遠鏡を使うのでなければそのままご使用いただけます。
Platesolvingはインデックスファイルの追加など初期段階で作業が必要ですが、非常に便利な機能です。
(使うとこれなしでは天体観望・撮影を考えられなくなるほど快適です。)
上記ご確認の上、ご自身が使用する環境に合わせて準備してください。
(AstRpiの場合、ファイルサイズが大きく扱いが面倒なAstrometry.netのインデックスファイルは共有フォルダとしてもアクセスできるため、一度インストールすれば、後はバックアップのコピーなどで簡単に構築できます。)
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