SkySafari(Plus以上)をインストールしたらまずはじめに行う設定を記載します。
SkySafariの特徴として・観望計画リストが作りやすい(実際に対象を写真で確認できる。)
・設定ファイルをスマホのSkySafariと共有、同期できる。
(おそらく唯一の機能、自宅PCで設定を済ませればスマホの情報も同期してくれるため、現地での設定をしなくて良い)
・望遠鏡制御の対応機器も豊富、KStarsとも連動できるため撮影環境の望遠鏡リモート環境としても使いやすい。
この設定を事前にしておけば上記特徴を譲受できます。
では始めましょう。
1.必要な観望地の緯度経度の登録(ロケーション設定)観望に行く場所すべてを事前に登録してしまいます。(Mac版のみ、iPhoneなどはGPS情報を取得させる設定にします。
(図の連番の順に操作します。設定画面はどのような設定でも常に左側に表示されます。)
1.ロケーションボタンを押す→2.地図から選択ボタンを押す→3.地図から観望地を探し、マウスをクリックホールドしてピンを出す。→4.名前を登録(半角英数字)→5.設定を保存
上記1〜5を必要数繰り返し6のボタンで終了します。
2.画面の表示設定を行います。見やすいように図の赤枠部分ボタンの表示設定を行います。
左側の設定画面の一番上のチェックボタンを押すと以下項目が表示されます。
右から順にSolar Sys(惑星表示)、Stars(星)、Deep Sky(銀河、星雲、星団)、Milky Way(天の川)、Const(星座線)、Grid(赤道線、もしくは地平座標)です。
3.観望リストの項目設定観望リストの項目を事前に登録しておきます。
私は春夏秋冬の4項目を追加して、季節ごとに見やすい対象を登録しています。
(観望対象の登録に関しては、別項目で扱います。初期設定としては、今後使いやすいリストの項目づくりになります。)
登録は以下のように行います。
1.Seachメニュー→2.Ovserving Listを選択→3.プラスボタンで項目を追加(必要数繰り返し)→4.終了後にDoneボタンで確定。
4.設定した情報の共有設定SkySafariの他にない機能の一つ、設定した情報の共有設定を行います。
作業しやすいMacで初期設定を行ってしまえば、iCloud Driveを使用してiPhoneやiPadと同期してくれます。
家で画面を確認しながら観望リストを作り、観望地でiPhoneやiPadで確認といったことが可能です。
さらに、KStarsにはSkySafariの連動機能がありますので、SkySafariの観望リストから撮影対象を選び、望遠鏡制御を行い、KStarsのEkosを用いて、撮影スケジュールの設定、フォーカス制御、Plate Solving、オートガイドといった撮影機能と連携できます。
では設定です。
1.システム環境設定からiCloudを選択→2.iCloud Driveチェックボックスにチェックを入れる→3.iCloud Driveオプションボタンをクリック→4.SkySafariチェックボックスにチェックを入れる。(システム環境設定終了、以降SkySafari設定)5.Settingメニューをクリック→6.メニューからStorageを選択→7.iCloud Driveラジオボタンをクリックして選択→8.Doneボタンを押して終了。



5.所持する望遠鏡、アイピース、双眼鏡、カメラの登録面倒ですが、あと一息です。
所持している望遠鏡、アイピース、双眼鏡、カメラの情報を登録しましょう。
この情報を登録しておくと、観望計画の際にその機材の視野を表示して観望シミュレーションができるようになります。
1.メニューTelescopeをクリック→2.Equipment...を選択→3.プラスボタンで所持する機器を登録、名前をつけて保存→4.Doneボタンで登録完了

お疲れ様でした。
以上で観望用の初期設定は終了です。以降は機材が増えない限りする必要はありません。
スマートフォンもiCloud Driveの設定を行えば、Macで登録した情報が反映されます。