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バグフィックスのメンテナンスリリースのようです。
以前使用できなくなった SkyWatcher Alt-Azドライバが使えるようになりました。

以下変更内容

INDI Library v1.8.0は、主にいくつかのドライバのいくつかのバグを修正するためのメンテナンスリリースです。
1.7.9から1.8.0まで

+ iOptron CEM40ドライバー。
+ QHYCCD CFW1ドライバー。
+ ATIKファームウェアのバージョンを正しくデコードします。
+ 16bitから8bitへのダウンスケーリング時にガンマを適用します。
+ sendBlobの信頼性を向上させます。
+ GPSDドライバはデフォルトで生のGPS時間を使うべきです。
+ watchPropertyを追加して、クライアントのみを要求し、関心のあるプロパティのみを処理するようにします。
+ FLI-CFW-1-8モデルでindi_fli_wheelがクラッシュするのを防ぎます。
+ Vixen Starbookドライバの通信問題を修正しました。
+ PPBの露制御と電流検出を修正しました。
+ V4L2ドライバの420p変換における範囲外アクセスを修正。
+ AtikガイドST4パルスを修正。
+ ASI Camera SDK 1.14.0715アップデート。
+ QHY SDKが5.1.0にアップデートされました。
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ようやく私の住んでいる地域も梅雨明けしたようです。
今年の3月末くらいにこの地域に引っ越したのですが、それからというもの夜全く天候に恵まれていません。。。
本日も昼は少し晴れ間が見えたのですが、夜になったら曇天です。。。。。

気温だけは急激に暑くなりましたが、いつ快晴は訪れるのでしょうか。。

我慢の日々は続きます。
ラズパイをはじめとしたシングルボードコンピューターの性能が上がり、今まではPCを使用しないと出来なかったことが実現できる環境が整ってきました。

INDIサーバ・ドライバはこれらの環境でも問題なくローカル環境でもリモート環境でも軽快に動作します。
しかし、使用環境に応じた設定を行わないと非常に動作が重くなったりエラーの原因になります。
その原因はカメラの設定になります。
他のドライバに比べて圧倒的にファイルサイズが大きく、転送にも時間がかかります。
ローカルで処理をする場合は画素数の大きな画像は解析に時間がかかります。
シングルボードコンピュータを使用する場合はこの部分をうまく扱うのがコツになります。

今回はそれぞれの環境での留意事項を記載します。

1.使用するカメラの種類・画素数
環境構築でまず注意するのは使用するカメラの種類(天体カメラor一眼デジカメ)とその画素数です。
画素数の大きなカメラはローカル環境で処理する際は処理の時間が増加します
ドライバをリモート環境で使用する場合は画像の転送にとても時間がかかります


●一眼デジカメで使用する場合
一眼デジカメの大きな特徴はカメラ内に処理エンジンを持っていることになります。
よって、快適な環境を構築するにはこの処理エンジンをうまく使うことが鍵になります。

・処理用の設定
1.ドライバ・Ekosでネイティブモードを選択
2.ドライバでファイル形式をJpegに
3.ドライバ・Ekosでファイル保存をクライアントに
4.Ekosのアライメントモジュールタブオプションで解析用画像の圧縮を設定


159.jpg
図1
ドライバ設定では赤枠部分を選択します。
Image Settingsタブを選択し
Image→Raw(転送フォーマットです。Raw画像ではありません。)
Capture Format →Jpeg(解析用なので小さくて構いません。)
Transfer Format→Native(デジカメの設定画像がそのまま使用されます。)
処理用の場合はSDカード部分はRAMに、SD Image はデリートにしてSDカードに保存しないようにします。



160.jpg
図2
Ekosはキャプチャーモジュールを選択し
Format→Native
Upload→クライアント
を選択します。


161.jpg
図3
その後アライメントモジュールを選択してオプションボタンを押します。



162.jpg
図4
Solver Optionsタブをクリックして
Down Sampleチェックボックスをチェック、ダウンサンプルの数字を2〜4程度に設定してください。

・撮影用の設定
1.ドライバ・Ekosでネイティブモードを選択(変更なし)
2.ドライバでファイル形式をRawなどに変更(希望する撮影画像形式に)
3.Ekosでファイル保存をクライアント+ローカル、もしくはローカルに変更

設定箇所は上記・処理用の設定の図を参照してください。

尚、一眼デジカメでfitsファイルを使用するとシングルボードコンピュータの処理が追加されるため遅くなります。

・リモートで使用する場合
ネットワークで使用する場合はシングルボードコンピュータではKStars・Ekosを使用しません。
INDIWebマネージャーのみを使用します。

リモートで使用する場合はそれぞれの機器のドライバの制御情報が制御するPCにネットワークを通じてリアルタイム送信されてきます。処理はリモート制御するPCで行われます。
ドライバ・Ekos設定などはローカルと同様ですが、ファイルの大きな画像の転送をいかに抑えるかが鍵になります


●天体カメラで使用する場合
一眼デジカメとの大きな違いはカメラ内に処理エンジンを持っていないことです。
ストリーム撮影モードと静止画撮影モードの2つのモードがありますが、Ekosの処理で使用されるのは静止画撮影モードになるため、非常に大きなサイズの画像が転送されます。
こちらもPlateSolverやオートフォーカスといった内部処理を行う際の画像を軽量化することが快適な環境構築に繋がります

ローカル・リモートいずれにおいても共通の項目
一眼デジカメと異なり、全ての処理がローカル、もしくはリモートのPCで行われます。
そのため、処理用の画像(オートフォーカス、PlateSolverなど)と撮影用の画像を明確に分けて運用することがコツになります。

・処理用の設定
1.画像はモノクロにします。(Ekosのオプションにてベイヤー、3Dキューブなどカラー情報を外します。)
2.ドライバで転送形式をRawに(上記図1 Image→Rawを参照(デジカメと同様です。))
3.ビニング設定を最大に(Ekosキャプチャーモジュールタブで設定)
4.Ekosのアライメントモジュールタブオプションで解析用画像の圧縮を設定(上記図4を参照)


163.jpg
図5
Ekosの設定タブを選択し、オプションボタンを押します。


164.jpg
図6
FITSタブを選択し、Auto Debayer、3D Cubeのチェックボックスのチェックを外します。


・撮影用の設定
1.(カラーカメラの場合は)Ekosのオプションにてベイヤー、3Dキューブなどカラー情報を設定)
2.ドライバで転送形式をRawに(変更なし)
3.ビニングを外す(Ekosキャプチャーモジュールタブで設定)
4.(シングルボードコンピュータでローカル保存する場合は)撮影するファイルサイズに対し、空き容量を確認→保存できる枚数に設定

天体カメラの場合は処理用の設定としてビニングを使用するのが効果的です。
(画素数を減らし感度を向上させることができます。)
このように解析処理と撮影画像の設定を変えることで快適に使用できるようになります。


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TーStudio

Author:TーStudio
Macやシングルボードコンピュータを使用して天体を楽しむサイトです。
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