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私が既存遠隔リモートで操作していたEAA環境を使いやすいようブラッシュアップを施し、追加して以前観望会で手応えを得た高感度防犯カメラでの環境作りにも取り掛かりました。

両者それぞれの特徴を記載しておきます。

●従来のEAA環境のブラッシュアップ

IMG_3581.jpg

機材構成
・ZWOASI224MC
・スカイエクスプローラーSEーAT架台
・ラズパイ4(ASTRPI)
・ポータブルバッテリー
・ルーター
・Cマウントレンズ(17~102mmズーム)
・moonlite互換自作フォーカサー
・VideoAssist5(モニタ兼レコーダー)

特徴
・コンパクト・省電力
・フル遠隔操作対応
・天体カメラなので長期露光、ビニングが可能

こちらはすでに稼働状態にあるものを使いやすいようにまとめました。
ラズパイをレンズ側に取り付け、配線をシンプルにまとめられるようにしました。

惑星用の高感度天体カメラなのでどうしてもPCが必要になりますが、制御に関してはラズパイで全て行えますので非常にコンパクトなシステムになっています。
ポータブルバッテリーでも充分動きますので、バッテリーも架台に取り付けてしまう予定です。


●高感度SDI防犯カメラEAAシステム

IMG_3578.jpg

機材構成
超高感度SDI防犯カメラ(IMX385)
・スカイエクスプローラーSEーAT架台
・ラズパイ4(ASTRPI)→オプション扱い
・USB3HDMIエンコーダー(ラズパイに取り付け)→オプション扱い
・ポータブルバッテリー
・ルーター→オプション扱い
・Cマウントレンズ(17~115mmズーム)
・moonlite互換自作フォーカサー→オプション扱い
・VideoAssist5(モニタ兼レコーダー)

特徴
・省電力
・防犯カメラの画像処理エンジンが使用できるのでリアルタイム性が高い
・SDI信号で映像を扱うため分岐や廉価なHDMIに変換して運用が可能
・HDMIに信号変換してUVCHDMIエンコーダーでラズパイに画像や動画としても取り込み可能
・VideoAssist5(モニタ兼レコーダー)でリアルタイムに動画確認、取り込みが可能

AliExpressで超高感度SDI防犯カメラ(IMX385)が低価格で販売されていたため購入しました。
以前の防犯カメラは映像信号がアナログでしたが、今回は放送用でも使用されているデジタル信号のSDIです。

カメラが画像処理エンジンを持っているため、非常にリアルタイム性の高い操作ができます。
大きな特徴としては映像信号で扱いますので、信号を分岐しての作業(観望とデータ取り込みの同時作業)や、信号を廉価なHDMIに変換することもできますのでHDMI端子のあるポータブルテレビなどでも運用ができます。
UVCHDMIエンコーダを使用すればPCに映像を取り込むことやPlateSolvingなど処理がモニタで観望しながらできるようになります。(予定通りに動けばですが)

天気が悪く試運転が出来ていませんが、私のシステムの場合VideoAssist5でモニタ兼レコーダー兼HDMIコンバーターとして使用できますのでラズパイなどのPC制御を行わなくても観望も録画もできます。

画像処理がしたければ、VideoAssist5で撮影した動画でスタッキング処理をと考えています。

ラズパイ4を取り付けることも考慮してUVCHDMIエンコーダも用意しました。
INDIドライバで対応しているはずなので(まだ未検証)ラズパイ4で行っていたPlateSolvingやフォーカス制御なども可能になるはずです。

新システムは能書き通り(最小感度0.000001Luxの高感度、信号分岐して並列に使用可能)に進めば、かなり多様な使い方ができそうです。(写り次第ですが。。)
DSS(デジタルシャッタースピード?)が32倍とのことなので、実質1秒程度のフレーム加算でしょう。
0.000001Luxが本当か疑問ですが暗い星雲や銀河は難しいかもしれませんが、対空双眼鏡のデジタル版みたいな使い方ができれば良いなと考えています。
INDIのドライバ次第ですが、信号分岐が出来ますのでラズパイで処理しながら観望も同時にといった使い方もできるはずです。
(天体カメラはバルブができるので用途が異なってきますね。)

あとは天気だけですね。。。




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重い腰を上げてようやくMacのシステムをアップデート(といっても一つ前のOS)しました。

本当はやりたくなかったのですが、使用しているアプリが現在使用しているシステムバージョンに対応しなくなってしまったので渋々ながら取り掛かりました。

予想通り、画面のブラックアウトから始まり、トラブルのオンパレードに。。。
映像やらグラフィックやら天文やらあらゆる方面の作業ができるように、ハード、ソフト共に拡張しまくりなので、アップデートの時はいつも苦しみます。。。

この苦しみ方ってラズパイなどのシングルボードコンピュータに様々な環境をまとめあげるときと似ています。
(トラブルが出る→消すの繰り返し)

つくづく感じるのですが、システム側を拡張するのではなく、アプリ単体で機能追加や拡張に対応してほしいですね。
以前アップルがそのような戦略をとったことがありましたが、OSXになり、システム主体の流れに変わってしまいました。
(Macは天体関連だけはアプリのみで機能が完結してくれますが、他は古い環境を切り捨てまくりです。)

MacのみならずWindowsもLinuxもサーバOSがベースになり、環境を作る時はアプリよりシステムに気を使うことが多くなっています。

結果、アップデートの度に大規模なシステムの修復作業に見舞われる羽目になっています。

今回はMACをメインにWindowsも環境いじったんですが、それぞれ特徴ありますね。(苦笑)

・Mac→古い環境を切り捨て→OSアップデートの度に修復作業の繰り返し(修復後は安定)、天体環境はアプリで完結なので楽。
・Windows→アプリなどインストールさえすればとりあえず動くので楽→安定させるのと機能の組み合わせなどが大変。
・Linux(特にSBC)→動かすまでがとにかく面倒→動く環境さえ作れば安定。

面倒な場所が異なるだけですね。(苦笑)

電子観望用の新兵器も届いたのですが、まずはシステムの修復が優先です。。
(大量のアプリのアップデートもあるので大変です。。。文字のみの愚痴記事に。。(苦笑))




SkySafarは観望や望遠鏡の制御など大変便利に使用できます。

こちらの項目で主要な機能をご紹介していますが、観望・導入支援に便利に使える季節ごとに分けた観望リストをアップロードしましたので興味ある方はご使用ください。

リストに選ばれた天体は観望でも撮影でも使いやすいものが選定されています。

春の天体リスト
QR_663205.png


夏の天体リスト
QR_663487.png


秋の天体リスト
QR_663651.png


冬の天体リスト
QR_663841.png


スマホ版をお持ちの方はQRコードを読み込みダウンロード→ファイルを開くアプリをSkySafariにして読み込んでください。
Mac版をお使いの方はリンクをダウンロード→ファイルを開くアプリをSkySafariにして読み込んでください。

いずれも季節毎のフォルダが作成され、その中にリストが表示されるようになります。


iPhoneを例に挙げ、簡単な使用方法をご紹介します。

IMG_3564.jpg

サーチボタンをクリック


IMG_3565.jpg

読み込まれた季節のフォルダを任意にクリック


IMG_3566.jpg

強調表示する場合はSettingsをクリック


IMG_3567.jpg

ハイライト表示をオンにするとリストの対象が星図上で強調表示されます。

観望リストに関してはこちらのページにも記載されていますので併せてご確認ください。
(こちらは登録方法が主体に記載されています。)





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