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前回の記事から、現在の居住地のベランダで撮影も出来るようにあれこれ計画していますが、AC電源が物理的に引くことが困難な状況で、更には機材を二階の倉庫部屋から運び出さなければなりません。
以前ベランダでしていたような箱の中に必要なものを接続状態でいれておき、パッと設置して撮影後も放置といったことはできません。その当時の設定のままでは当地では無理が生じます。。。(ここでもAC引けて、置きっぱなしにできると良かったのですが。。。)

リモートEAAや高感度ズーム観望用にPOEを準備しましたが、さすがに赤道儀を使った撮影環境では電力が足りません。

前回の検証でシステムを極力シンプルにしていけば赤道儀を使った撮影でも50W以下で安定稼働できそうです。

以前使用していた箱の中から必要なものを取り出し、まとめ直していますが以前ベランダで撮影していた当時のわたしも結構工夫していて15分くらいで全て組み立てて撮影できるような環境でしたので、今回も素早く設置・撤収(これが必要になる分面倒です。。)出来るように工夫しようと思います。(今の居住地では2階の倉庫部屋から一階のベランダまで運び出さないといけませんし。。。)

電力の関係はPOEとポータブル電源を併用すればゆとりをもって撮影できそうですが配線が若干面倒になります。。。

なんかいい方法ないかとネットを見ていたらこんな商品が。。

スクリーンショット 2022-01-21 211752

60WのPOEインジェクターが送料含めて2000円で購入できます。(しかもアクティブタイプ!)

以前購入したPOEハブもアクティブタイプなのでPOE非対応機器を接続した場合は普通のHUBとして使えます。

赤道儀を使うときだけ室内でこれを接続すればLANケーブル1本でデータも電源も全て賄えます。(配線が減らせるのが一番うれしいです)

現在の環境でメリットが非常に大きいので人柱として注文しました。

リモートEAAやリモートズームカメラ観望はベランダに運んでLANケーブル1本挿せば準備が整いますが、さすがに赤道儀なのでここまでお手軽にすることは無理です.。しかし室内である程度組み立てて設置出来る状態にすれば、2~3回の運搬は必要ですが、2~3箇所を組み立てて数本のケーブルを刺すだけで準備できそうです。

他にも諸々小物部品を注文しましたが、海外通販なので冬の間に間に合うかが問題ですね。。(出来るところはコツコツ進めています。


追伸
さすがに以前のベランダのような使い勝手がないので、移動組み立てが15分で全て完了というのは難しいですが、室内である程度組み立ててからベランダでは10分位で組み立て・準備出来るような環境にしたいと思います。準備もですが、撤収は特に簡単に速く終わらせたい。。。。(じゃないと寒くて死ねます。。。)


昨年末から少しずつ手を加えEAA、高感度カメラのズーム観望の使い勝手やリモート化がほぼ満足できる状態になりました。

現在住んでいるマンションではベランダにACを引くことが困難(寒冷地仕様の二重窓、コンセントが出入りする窓から遠いなど)なため、ケーブル1本でデータ転送と電源を確保出来るPOEを利用しました。

そのため、視界は狭くなりますがベランダであればある程度撮影もできる環境になりました。

以前撮影していた時はベランダに架台などを放置しておけたので設置などが楽だったのですが、今住んでいるマンションはそのようなことが出来ないので可能な限り簡単に設置できる準備をしていこうと思います。


IMG_4369.jpg

室内で赤道儀の動作チェックをしながら、どのような組み合わせで設置するかを考えます。


スクリーンショット 2022-01-19-01
スクリーンショット 2022-01-19-02

INDIドライバは問題なく動作、WIFIを利用した無線での接続も問題ありません。
(問題なく動けば煩わしいマウントからのUSBケーブルが1本減らせます)


スクリーンショット 2022-01-19-04
スクリーンショット 2022-01-19-03

カメラをシミュレーションドライバにしてオートガイドやPlateSolverの動作確認もします。
以前はオートガイド端子を利用していましたが、無線接続のマウントのみでもガイドできそうです。
(ガイドケーブルも不要ですね。更にケーブルを減らせます。)

Ekosのオートガイダーもかなり使いやすいです。

AUX端子に自作ケーブルでUART接続すれば、EQMod同様ハンドコントローラー無しで運用出来るので手持ちの部品でケーブルを作って試してみましたがこちらは残念ながら動作せず。。。


IMG_4370.jpg

雑然としていて恐縮です。。。
以前はベランダにACが引けたのでピラー脚の下に箱を置き、必要なものを全て入れてその上にノートPCを乗せて(終盤にラズパイ3に変更)操作していました。箱の中のUSB機材やACアダプタは全て繋いであるので、見かけによらず楽に設置できました。しかし、今回はこの部分を整理する必要があります。

EAA環境や高感度ズームカメラ環境のようにケーブルを接続したまま移動することは出来ませんが、POEも利用してや箱の中の機材(フォーカサー、USBハブ、一眼デジカメやマウントなどのACアダプタ類、電源カプラなど)を現在の環境で使いやすいように整理すれば設置の手間もある程度減らせそうです。

今回の室内テストで大まかな方向性はつかめましたので、空いた時間に撮影環境もぼちぼち準備していこうと思います。




AZ-GTi架台は鏡筒の長さの成約を受けないので以前のカメラレンズを使用したEAA環境を望遠鏡も使えるように調整しました。


IMG_4366.jpg


リモートEAA観望で使用しているMiniPCをアリミゾ仕様にして、お手軽撮影用のブランカ80EDTにフォーカサーを取り付けました。
カメラがZWO224MCなのでレデューサを使用して384mmF4.8仕様にして使います。(ちょうど月が画面いっぱいになる画角です。)


IMG_4367.jpg

組み上げるとこんな感じです、運良く夜晴れたのでテスト観望をします。


スクリーンショット 2022-01-12 192326

想定通り月が画面いっぱいに映りますね。


スクリーンショット 2022-01-12 231546

以前記事で紹介したKStarsのfitsビューアで開いた月です。(月はASILiveでスタッキング出来ないので一枚取り)


スクリーンショット 2022-01-12 214205

M42だとこのくらいのサイズ


スクリーンショット 2022-01-12 231630

スタッキング画像


スクリーンショット 2022-01-12 214727

M46はドーナツ星雲も見えますね。


スクリーンショット 2022-01-12 231712

スタッキング画像


ブランカ80EDTは3枚アポなので星像の向上を期待したのですが、期待したほどシャープな星像ではありませんでした。
自動導入やPlateSolving、作成したフォーカサーなどは問題なく動作しました。

画角的に球状星団などは楽しそうです。
組み換えも簡単に出来ますので季節の対象に合わせて利用していこうと思います。


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TーStudio

Author:TーStudio
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