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ラズパイやArduinoなどを利用するようになり、結構天体機器用に電子工作を行うことが多くなりました。

都度買い足しながら作業を行ってきましたが、作業しやすいようにコンパクトに環境をまとめました。


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以前所有していたアナログオシロ(親戚からの貰い物)が度重なる引っ越しで壊れてしまったので(苦笑)、廉価なUSBオシロを購入しました。


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半田つけするときに細かくて見えなくて困ったことが多々あったので、廉価なUSB顕微鏡をマイクスタンドに接続しました。
この顕微鏡結構ワークディスタンスが広いので、はんだ付けの邪魔になりません。


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半田コテは以前から使用している日本ボンコートのM12+TB-1175の組み合わせです。
半田コテは白光のFX951やその前身の942もあります。(もちろん全てヤフオクです(笑))
白光のコテもとても使いやすいのですが、M12は板金作業も出来る懐の深さ(コテを変えれば様々な作業が出来ます。)ので、メインで使っています。

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持ち運びや屋外での使用でははGOOTのガスコテを2種類使い分けています。(個人的には小さい方が使いやすいです。)
ガスコテはコテライザーが有名ですが、この機種は(実は)カセットガスも使えるので重宝しています。
屋内だとアタッチメントを変更してホットエアにして部品外しに重宝しています。


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ネットを徘徊して見つけたトランジスタテスターと呼ばれる機材です。
ダイオードやトランジスタ、更には抵抗、コンデンサーなど部品を接続すれば解析して図と数字で詳細を教えてくれる便利ものです。
今まで買い置きしてあった部品の詳細を調べるのに苦労しましたが、これがあれば一発でわかります。(目からウロコ)


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テスターは秋月でWH5000という機種を新調しました。
今までは更に安いデジタルテスターを利用していましたが、使いづらかったので新調しました。
この機種は非常に多機能で更にはPCにUSB接続まで出来ます。(中華恐るべしですね。。。)
なんとこの機種Aliより秋月の方が安いですね。

オシロ、顕微鏡、テスター表示用となるPCはかなり前に購入したままほとんど使っていなかった工人舎のSKという機種です。(なつかしい、、、、なんとXPのまま(笑))
その当時テキスト作成用に購入したのですが、小さすぎて使いづらく、それならば天体機器制御用にと考えたのですが、USB端子が少なく、やはり小さく使いづらかったので少しのあいだPC作業時の卓上テレビマシン(TVチューナーとGPS内蔵し、モニターも反対方向に回転できます。)になっていました。

その後、奥底にしまわれていましたがこのような用途であればかさばらずぴったりです。(タッチパネルもありますし)


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SKだとトラックパッドが使いづらいので以前天体機器用に購入したテンキーパットをつなげました。
これは防水でトラックポイントやLED表示があり、ラズパイをリモートで使うようになるまで結構便利に使用していました。

非常にコンパクトな作業環境ですが、以前に比べて大分作業しやすくなりました。
環境も大分整ったので、天体用の細かな電子部品は自作メインで進めようと思います。
(すでに今年の冬にあらかた作ってしまいましたが。。。。まあ、今度制作するときのストレス削減でしょうか(単に物欲かも(笑)、猫に小判(豚に真珠か?)もいいところです)





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久しぶりに晴れました(一体いつぶりだろう。。。)

週頭ですが、EAAで観望します。(笑)

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スクリーンショット 2022-05-23-2
以前ラズパイ用に配布した際、EAA環境の方にも楽が出来るようにマクロスクリプトを作成しておきました。
ファイルをダブルクリックすれば、自動的にKStarsが立ち上がり、EkosとASIAirが別ウィンドウに展開します。

スクリーンショット 2022-05-23-6
後はいつもどおり、マウントコントローラーで移動→オートフォーカス(その後微調整)→PlateSolvingで位置合わせして観望です。


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対象にGOTOしたら、ASIAirでライブスタッキングして保存→KStarsのFITSビューアでFITSファイルを表示します。(このくらい見え方が違います。ASIAirのプレビューもう少しなんとかしてほしいですね。。。)

スクリーンショット 2022-05-23-11
同じ大きさで比較するとこんな感じ(NGC4565、13.61等級)


スクリーンショット 2022-05-23-12
M53、8.95等級がこんな感じです。

春の対象を一通り見ながら、たまに外に出て双眼鏡でも観望(さすがに春の対象は双眼鏡ではちっとも楽しくありません(苦笑)

高感度ズームカメラで使用しているラズパイはうっかりアップデートしてしまい、マウントが動作しなくなりバックアップバージョン(一部バグあり)になってしまいましたが、このEAA環境は安定したバージョンで固定しています。

操作手順が若干多いのが面倒ですが、とっても安定して観望できます。

願わくばEKOSがもう少し観望に配慮したUIや機能(ライブスタッキングや星図、映像、EKOSの同時表示など)が追加されてほしいなあ。。。(UIは開発が変わらないと難しいかな。。。)


追伸
夏の対象は雲が出てきてNGでした。。残念

天候がさっぱりです。
ここ数回天体関係から少し外れた与太話がつづいていますが、今回も趣向を変えた与太話記事を記載しようと思います。

4月あたりから第十二世代インテルチップセットやらM1Ultraやら久しぶりにCPUの新作ラッシュが続いています。(まあ、スペックに依存する作業をすることも無くなりましたので導入する予定はないです。)

8K映像が編集できるような恐ろしいスペックになって驚くばかりですが、PCの制御を司るOSについて私が辿った歴史を元に振り返ってみたいと思います。(昔話を振り返るとか人生もそろそろ終盤なんでしょうかね、うろ覚えなので曖昧なところも多数あるかと思います。)

私がPCに興味を持ったのは確か小学校の高学年ころ(実は望遠鏡を買ったのもこの時期です。)、シンセなどで音楽を音を作ることに非常に興味があり、PCを利用すれば電子楽器の自動演奏などを行えるらしいということが始まりでした。(望遠鏡の制御などは夢のまた夢。。。。というかアマチュアが購入できるものはなかったような。。。スカイセンサーも私が就職して5~6年後でしたし)

その当時NECのPCシリーズSHARPのMZシリーズなどがありましたが、とても高価でとても購入できるような存在ではありませんでした。(各社ともたしか独自のOSで、ユーザーが操作するのはBasicなどのプログラム言語を使用するといった環境でした。)あ、そういえば後に富士通も参入しましたね。(FMシリーズ)

そんな中いきなり、日本発の統一規格MSXが登場し、それまでのPCと比較すると廉価でありながら様々なメーカーが特色を出した機器を販売しました。(ヤマハからは音源を拡張して音楽ができる機種が発売されました。)
驚くことにこの価格で名前だけは知っていたMS-DOSと互換のあるMSXーDOSまで動かせるとのことで、中学のときに小遣いをためて購入しました。(結局BASICをかじった程度であとはゲームばかりでしたが(笑))

その当時の記憶ではPCで最初にふれるのはBASIC、OSはほとんど意識することのない存在でした。(結局MSXーDOSも使わなかったような。。。何するものかイマイチよくわかりませんでしたし)

PCのスペックは上がれど、このような状態が高校くらいまで続きました。
当初期待していたシンセのコントロールや自動演奏などはMSXの段階では到達することが出来ませんでした。
かなり高額な周辺機器を購入して88や98を利用したり、雑誌などでミュージシャンがMacを使っているという情報は知ってはいたもののとても手が出ませんでした。。。

高校を卒業する頃、ATARIという海外メーカーのPCを利用すれば非常に廉価に音楽制作が始められる(確かMIDIインターフェイスが標準で付属していた)ということを知り、バイト代をはたいて購入しました。
お世辞にも使いやすいとはいえませんでしたが、キャラクターベースのCUIではなく、GUIに触れたのはこの機種が初めてでした。(海外では様々なソフトが利用できたようですが、日本では音楽制作ソフトが一つ使えるだけでした。)

大学時代はバイト代は全てシンセなどの音源の追加に飛んでいき、就職を手前に控えた頃にはじめて学校の授業でMACOSに触れました。
日本語が使えて、ATARIとは比べ物にならないくらい簡単に使うことが出来たため、低価格帯の機種でしたが、人生初のローンを組んで購入しました。
それまでのCUI中心のPCと異なり、GUIをベースにして様々なアプリを使用できるMACOSは私程度の知識でも使いこなすことが出来たため、のめり込んで習得しました。

働くようになってから、それまで名前だけは知っていましたがイマイチ実態がわからなかったMS-DOSを作っているマイクロソフトからもGUIのOSが発売されました。
それがWindows3でした。
その当時の仕事場でも導入されていたため、ちょこちょこ使用していましたがATARIに戻ったような操作感であまり馴染めませんでした。。
そうこうする内に、世間が大騒ぎになるものが発表されました。
PC関連のことが社会現象になったのは後にも先にもこれが初めてだったと思います。


それがWindows95です。
PC界の巨頭、マイクロソフトが満を持して発表した新OSという触れ込みでした(あれ?Windows3は?)
それまでの日本は事務系の仕事だとPC98系一択といった状態でしたが、MS-DOSが動く汎用機(DOSVマシンとか呼ばれてましたね。)であれば、Windows95が動作するということで、一気に流れが変わったのを思い出します。

その頃仕事でメインにMACを利用していたので、マイクロソフトが作ったGUIOSがどんなものか興味を持ったのですが、研究を重ねた成果なのかインターフェイスの位置が全てMACと逆(苦笑)、クリエイティブ系のアプリが貧弱、映像やサウンド系の制御環境が弱い(その当時は)ということで、自分で購入するまでには至りませんでした。(世間は程なくしてWindows95一色になりましたが)

その後、米国の軍事回線網インターネットが解禁されたことでますますWindowsの普及に拍車がかかりました。
ただし、Windowsのネットワークやメディア系の実装がインターネットサーバOSのUNIXやMacOSと全く異なっていたため、制作サイドとしては非常に苦労した記憶があります。。。

Windows95の登場でハードとソフト(OS)の関係性が逆転したように感じました。
その後、インターネットとの親和性を高めるため各OS共サーバOSをベースとした仕様に変更されました。

WindowsはNTベースのXPに(非常に長く使われましたね)、MacはOSXに(独自仕様からFreeBSDカスタマイズに変更されました)
Linuxという言葉を聞いたのもこの頃だったような。。。(Windows同様機器を選ばない汎用OSですね。)

PCがパーソナルコンピュータというよりは、サーバOSに利用させてもらっているような仕様になったのはサーバOSのベースが影響していると思います。(そしてこれは現在も進行中です。)

このように振り返ると、Windows95の登場とインターネットの解禁がPCのOSを変革する二大要素のように見えますが、個人的には最初に触れたMSXの存在を忘れてはならないと感じています。

様々な大手メーカーが参画、統一規格、低価格で若年層への普及の促進と、今から考えると非常に先進的な発想でした。(以前記載したMIDI同様日本の規格というのも素晴らしい、この頃の日本はすごいですね。結構売れたのですが、残念だったのはハードのスペックが追いついていなかった。。同年に発表されたファミコンと比較しても負けるレベル。。。)

私はMSX→ATARI→MAC→Mac・Windows→Mac・Windows・Linaxという流れでOSを利用してきましたが、先にも記載したように最近はOSが色々な操作に介入しすぎて使いづらいように感じています。
98系はプライベート、そして仕事においてもほとんど使用しませんでしたが、ある意味その頃のPCはアプリ主導で使い方が明快であったように感じています。

ネット社会になり、クロームOSやWebアプリ、クラウドなど新しい流れも出てきましたね。

個人的にはあまりOSに左右されることなく、個人がやりたいことに簡単にアクセスできる環境に進化して欲しいなと感じています。(正直サーバOSになってからOSの介入が鬱陶しいです。私が利用したいのはアプリ(やそのアプリでできること)ですので。。。)


追伸
MSX、ATARI、MACに関しては音楽、映像、デザインなどクリエイティブ系の興味から。一番苦痛なく覚えることができたのはMacでした。(OSをあまり意識せずに使えましたし、アプリを習得すればやりたいことが確実にできたことが大きかったです)驚くことにエクセルはMac用のアプリでした。(その後Windowsに移植)
MSXも痛快なほど明快でしたね。ゲーム機同様カセット挿せば準備完了です。(笑、天体機器用カセットが欲しい)

WindowsやLinuxは天体機器を制御したくて覚えた(Windowsに関してはインターネットやメディア系コンテンツなどのチェックもありましたが)のですが、どちらも苦痛でした。(苦笑)

振り返ると我ながら目の前に餌がぶら下がっていないと動かない人間だと痛感しました。(苦笑)


更に追伸
なんか西さんがMSX3なるものを今年出すようですね。
あの当時は制御系に関してはなんとも残念な状態でしたが、今回はどうなるのでしょう。
今の時代に出てくるのであれば天体機器繋いだら自動認識して好みのフロントエンドで制御できるとかなったら面白そうです。

簡潔に言えば楽に出来るようにして欲しいです。(複雑で面倒なのは正直勘弁してほしい)

プロフィール

TーStudio

Author:TーStudio
色々工夫しながら星空を楽しんでいます。
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