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開発者からINDI環境が今後Ubuntu22.04以降でしか対応しなくなる旨確認したため、渋々今まで使用していた20.04から22.04にアップデートしたところ、なんとINDI環境のみが使えなくなるという笑い話にもならない状況になっています。

2年前くらいにEAA用にセットアップしたMiniPCにはデュアルブートでWindowsの天体機器用アプリもセットアップしてあるので、INDIが使えない間そちらを使用するかと考えていましたが、なんとなく腑に落ちないのでUBUNTUにIndigoをインストールして試してみました。

スクリーンショット 2023-04-25 6

当たり前のように全ての機器が接続されます。。。


スクリーンショット 2023-04-25 5

スクリーンショット 2023-04-25 4

INDIにしか対応していないCielSkyChartもCCDCielも問題なく接続。。。。


スクリーンショット 2023-04-25 3

ASILiveとの同時使用は不可能でした。(これは困ったな。。。)


2023-04-25 1

試しにEkosにも接続してみます。Ekosは以前に何度か記事にしましたが、INDIの接続ルールから外れた操作になっているので上の写真のように、ローカル→リモート、ドライバはCCDシミュレーターのみにして接続します。


2023-04-25 2

繋がるな。。。動作も問題なさそうです。
ホームポジションが経緯台でも北極(以前のINDIもそうでした)になる以外は大丈夫かな?

こうなると確実にINDIサーバのバグ(しかも開発者のポカミス)確定でしょう。(何度目でしょうか。。。)

Indigoは以前のバージョンだとSkyWatcherの架台が動かず使わなかったのですが、今回試してみたところ大丈夫そうです。
Ekosが使えるならWindows環境ではなく、Indigoで使う手もありそうです。(PlateSolvingなどの速度や連携機能などEkosに慣れると他のアプリの操作が面倒になります。)

導入はもう少ししっかりチェックしてからかな。。。(トラブるのいやだし)


追伸
どうやらIndigoはAZ-Gtiの動作が赤道儀モードのみ。。。
EAA用にマウントのファームウェア書き換えたのに。。。

それにINDIのようにGSCカタログ使ったCCDシミュレータードライバが無いのでPlateSolving動作確認が出来ない。。。
やっぱりWindowsか(それとも余ってるNanoPi付けるか)
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現在配布しているAstRPiはAstroberryを配布しているカチョレクのリポジトリを使用しています。(ポートのリダイレクトなど不具合を起こしそうな部分は利用していません。)

32ビットのOS環境ですが、現状不具合なく快適に使用しています。

64ビットOSがRaspberryPi財団から配布された際、64ビット版に変更しようか検討しましたが、以下理由で32ビット版に留まりました。

・64ビット版の天体アプリが非常に少ない
・32ビット版アプリの併用ができない
・環境構築を一からやり直し


正直その当時はデメリットの方が多かったのですが、最近INDIフォーラムを確認したところ開発者から以下の情報が発信されました。

INDIの推奨環境がUBUNTU22.04に変更(22.04にしないと今後のアップデートが不可能になる)

この話を聞いた時、かなり開発者にツッコミいれたくなりましたが、そのようになってしまった以上従うしかありません。。。(22.04はシリアル関係不具合だらけなのに。。。)
正直最近はアップデートするとトラブルのオンパレードなので、1年くらいはアップデートを凍結して使用していました。(機能アップもほとんどありませんでしたし、何度もアップデートの不具合に見舞われていたので)

しかし、今後UBUNTU22.04以上でないと正常にアップデートできないとなると考えざるをえません。。。(やめてもらいたいですが)

と、いうわけでEAAで利用しているMiniPCのアップデートと併行して、RaspberryPi4は新しいSDカードでシステムを一から環境を作りなおしてみました。

まあ、予想通りではありますが、32ビット版で動作していたアプリのいくつかは64ビットでは利用できません。(32ビット版で組み込んだもので動作しないものも多数あります。)
そして今回のINDIのアップデートも不具合だらけです。。。(32ビット版はアップデートしていないので無事)

RaspberryPi4の大幅な値上がりなどで正直SBCで環境を作成するメリットは薄れましたが、GW前にお遊び用として配布しようかなと考えていましたが、肝心のINDIドライバの動作もいまいちですし、動作も32ビット版より遅いです。。。

INDIドライバの不具合部分を除いてほぼ作業は完了したのですが、どうしたものかと考えています。
(ドライバの不具合はいただけません。。。)

使ってみて痛感しましたが、ラズパイに関しては現状32ビットの方が安定しています。

まあ、環境自体はだいたい出来ていますので、INDI環境がもう少しまともになったら配布するかもしれません。(GW前はなさそうかな。。。)

追伸
MiniPCに関してはラズパイと異なり、アップデートだけで済んだのですが、全ての動作チェックが終わり電源を落として再起動したらINDIサーバが立ち上がらなくなりました。

本当に今回のアップデートは不具合だらけですね。。。(ダメになったのはINDIのみです。)
どうせ当分解消しないだろうからEAAはデュアルブートのWindowsでも使うかな。。。(SharpCAPでのASCOMの連携が不安定であまり使いたくはないのですが。。。。)



以前に記載しましたが、Ekosのドライバ起動、接続に関して若干癖がある部分がありました。

このことは以前フォーラムでも話し合いがあり、活発に意見がかわされました。(私も意見した記憶があります。)

Ekosはモジュールという単位(カメラ、フォーカス、アライメント、ガイド、マウント、そしてそれらを統括するスケジュールモジュールがあります)になっており、各モジュールで必要なドライバを選択し、モジュール単位で設定を変更して使うという流れなのですが、モジュールの中には複数ドライバを使用(フォーカスモジュールやガイドモジュールなど)するものもあるため、起動した複数のドライバや、使用する望遠鏡の焦点距離などを用途に合わせてセットにして扱うというのが”Optical Trains”の機能になります。

そうするとどうなるのかを以下に記載します。

・各モジュールのドライバ設定箇所が一つにまとまる。
・(将来のアップデートによっては)複数カメラのスケジュール撮影などがやりやすくなる。
・ドライバのxmlファイルの送受信概念に矛盾がなくなる。(Optical Trainsで起動ドライバを受信して登録するため)
・ひと手間増える


ドライバのxmlファイルの送受信概念に矛盾がなくなってくれたのはありがたいですが、正直現状ではひと手間増えるだけであまりメリットを感じられません。(私が望んでいたものではないなあ。。。)

実際の使い方としてはEkosやINDIWebマネージャー、INDIスターターなどでドライバを起動すると初回のみ(Optical Trainsの設定がなされていない場合のみ)EkosでOptical Trainsの設定画面が表示されます。(下図参照)

スクリーンショット 2023-04-19 151308

赤枠部分で使用するドライバを選択(起動しているドライバの中から選ぶ形になります。)
緑枠部分で使用する望遠鏡やレンズの焦点距離、バロー、レデューサなどの設定(ここで設定した内容で各モジュールが動作します)
青枠部分で上記のセットアップを”Optical Trains”として登録(名前をつけて複数の登録が可能)


モジュールには以下のように表示されます。(下図参照)

スクリーンショット 2023-04-19 151540

例としてフォーカスモジュールを表示しましたが、赤枠部分が従来のドライバ名ではなく、先程登録した”Optical Trains”の名前が表示されます。モジュールの機能に合わせて”Optical Trains”を切り替えて使用する形になります。

設定した各Optical Trainsは上図赤枠の鉛筆ボタンで再編集できます。(ドライバを切り替えたり、削除したり)

ドライバのxmlファイルの送受信概念に矛盾がなくなったのはありがたいですが、現状の実装では”Optical Trains”に登録する手間が増えただけのようにも感じます。。。(先にも記載しましたが、求めていたものではないです。。。)

まあ、この先の機能拡張で使いやすくなる可能性もありますので様子をみましょう。
アップデートして面食らった方は上記をご参考にしてください。



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