fc2ブログ
本当に久しぶりに晴れました。
とはいえ、夜になると雲が出てきて雲間からの観望になったため俊敏性の高い高感度カメラ+電動ズームレンズでの観望を行いました。

夏は天の川の中心あたりに多数の見どころがあります。


スクリーンショット 2023-07-17 215037

。。。。。


スクリーンショット 2023-07-17 215029

当地は昼は晴れていても、夜になると霧や雲が出る傾向があります。
2時間くらい粘ってようやく雲が少なくなったのですが、天の川付近の対象は全てこの木に隠れる状態になっていました。

これでまた木から出てくる頃に雲が。。。とかなったら目も当てられない。。。(なりそうですが)

せっかく少し晴れ間があるようなので今から双眼鏡持って外で観望してきます。(久しぶりですしね)


追伸
双眼鏡片手に外に出てみると想像以上の雲。。。。
眼視では全く見えません。

高感度カメラだとあの空でも星が見えることに関心しましたが、木が邪魔して肝心な対象が見えない状況にはかわりなし(苦笑)

もう少し粘ってだめなら撤収です。

スポンサーサイト



たまたまPCでレースシミュレーターを遊ぼうとしていて、思い付きで始めた天体シミュレーターというジャンルへの取り組みですがプロトタイプを作ってみての所感をまとめたいと思います。

車や航空機などのシミュレーターは既に市民権を得ており、ゲームやシミュレーション精度が向上した現在では実際の運転操作のトレーニングにも使われるようになってきているようです。

天文の世界でも古くからプラネタリウムというシミュレーターがあり、市民権を得ています。

プラネタリウムと車や航空機のシミュレーターの一番大きな違いは”機器の操作”と”操作した結果の体験”にあると思います。

車の運転などは車を所有していれば日常的に体験できますが、レースカーをサーキットで走行させるというのはそれ相応の技術と資金がなければ不可能です。(航空機も同様)

VRを用いたリアルなシミュレーターというのはこのような非日常の世界を体験できるため人気があるのでしょう。

そして今回プロトタイプを作ってみて感じましたが、天文趣味というのも非日常の世界を体験するという意味では結構同じようなことが言えそうです。

プラネタリウムが市民権を得ているのもそのような背景があるのかもしれません。(実際キレイな星空を見れる環境は限られていますし。。。)

実際にプロトタイプを操作してみて、VR技術を用いて自分で操作してより詳細な星空をバーチャルで楽しむというのもけっこう有りではないかと感じました。

シミュレーターを用いることで以下の利点があります。

教育環境への応用が可能(義務教育での天文教育は”夜でないと見えない”、”機材の扱いが困難”の2点だけでも非常に困難)
天文機材のトレーニングが可能(昼でもチェック出来ます)
既存の天文機器と共存が可能(VR部分のみ別立てにすれば良い)
気軽に楽しみやすい(日本の現状では綺麗な星空自体が非日常)
プラネタリウムよりより詳細な情報を自分の操作で表示することが可能

天文の場合VRのベースとなるデータベース情報は結構充実していますが、他のシミュレーターのように”操作を楽しむ”という概念が皆無でした。

機材だと望遠鏡部分がVRになれば他のシミュレーター同様”操作を楽しむ”、”非日常体験”などが実現できますし、これまで不十分だった教育関連に対しての訴求も出来そうです。

個人的には手つかずのジャンルではありますが、可能性があるかなと感じました。(けっこう楽しめましたし)

今回は特集としてプロトタイプ制作→チェックをしましたが、今後も継続的に取り組みたいなと思いますのでブログ項目として独立しました。

私の知識では専用機の構築は無理ですが、今後もプロトタイプを使って天体シミュレーターの楽しみ方や、活用方法などを模索していこうと思います。


ステラリウムでバーチャルテレスコープを実現するために必要な設定を記載します。

●架台に関して
SkyWatcher社のAZGTiなどのようにエンコーダーが搭載された架台であれば、クランプを緩めて手動で操作しても操作可能になるのでおすすめです。自動導入架台の場合はハンドコントローラで操作します。(ステラリウムではドライバで接続はしますが導入はしません。ハンドコントローラで操作を行います。(そうしないと画面が追従しない))

スクリーンショット 2023-07-13 124547

AZGTiの場合は上記の通りSynScanProで補助エンコーダーをオンにします。


スクリーンショット 2023-07-13 124702

ドライバ接続後、上記設定から"Centerring Screen by telescope coodenate"にショートカットを割り当てます。
このコマンドによって架台を操作した際、常に画面中央に表示されるようになります。

尚、ステラリウムの導入機能を利用すると設定が外れてしまうため、ハンドコントローラで架台を操作してください。

スクリーンショット 2023-07-13 124934

ハンドコントローラ(エンコーダー内蔵の架台の場合は手動も可能)上記画面のように常に架台位置が中心に表示されます。


スクリーンショット 2023-07-13 124822

次に視野角にもショートカットを割り当てます。
これでショートカットにより画面の視野角を変更できます。

ステラリウムの場合以下のショートカットも便利に使えます。

コントロール+T→インターフェイスの表示、非表示
C→星座線表示切り替え
V→星座名表示切り替え
F1→設定ウィンドウ表示
マウスホイール→画面の視野角変更

ステラリウムの場合は地上風景の変更も可能です。
臨場感向上のためお気に入りをインストールしましょう。

ステラリウムは星空の設定もかなりカスタマイズできます。

スクリーンショット 2023-07-15 022844

こちらもかなり臨場感向上に役立ちますので調整しましょう。

基本の設定としてはこのくらいで大丈夫です。

他にもDSSカラー画像を表示したり視野を円形にしたりなどいろいろ設定できます。
キーボードショートカットもカスタマイズ自由にカスタマイズ出来ますので使いやすいように設定しておきましょう。

私はワイヤレスのミニキーボードを利用しましたが、必要なショートカットのみ操作する場合ジョイスティックや左手用コントローラーなどあると便利かもしれません。

XPPen 左手デバイス ショートカットリモート 片手キーボード Bluetooth対応 ワイヤレス ペンタブ 液タブ用 作業効率向上 イラスト 画像 動画編集 ACK05

新品価格
¥5,999から
(2023/7/15 02:39時点)




キーにショートカットを割り当て、ホイールコントローラーでズーム操作と便利に使えそうですね。

AZGTiはSynScanPro+ASCOMでもINDIでもどちらでもマルチクライアントで利用できます。SynScanPro+ASCOMの場合はAlpacaも必要になりますが、スマホのSkySafariでも操作可能です。

ステラリウムはかなりカスタマイズが出来ますので楽しめますよ。




プロフィール

TーStudio

Author:TーStudio
色々工夫しながら星空を楽しんでいます。
興味あるカテゴリを選択してお楽しみください。

カレンダー
06 | 2023/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
アクセスカウンター