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本当はもう一回くらい(クリックしないと表示されない機能部分)説明回を行おうかとも思いましたが、下図の2箇所だけだったため、まとめ記事として取りまとめてしまいます。


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まず一つ目は以前の記事でも少し触れましたが上部WIFIボタンを押し、スクロールすることでアクセスできる”リスタート”、”シャットダウン”ボタンです。
予想外の位置だったので最初どこにあるのか探し回りました。


20240215-1.jpg

もう一つは赤枠部分をクリックすると出てくる各種機能です。ライブスタッキングや極軸合わせ、スケジュール撮影などよく使う機能がまとまっています。

上記以外は初期画面からすぐにアクセスできますので迷うこともないと思います。(PCアプリの操作で慣れていると拍子抜けするほど設定項目も少なく簡単です。)


●使ってみての感想
プラネタリウム画面、ライブスタッキング、オートガイド、極軸合わせ、PlateSolving、オートフォーカス、スケジュール撮影機能など、豊富な機能を持っているにも関わらず、設定項目も最小限に絞り込まれており非常に簡単に使えます。

操作するのもスマホのアプリのみなのでPCのように複数アプリを切り替えたり、煩わしい設定に悩まされることなく撮影環境を作ることが出来るかと思います。(マウントドライバだけは注意が必要ですが。。。)

初心者からベテラン(PCでの制御に苦しんだ)まで幅広く活用できる良い機材だと思いました。

ライバルになるのはMINIPC+ステラショットの組み合わせでしょうか(以外にも金額的に同等です)
同じような機能は備えていても操作感は全く異なるので、好みに合わせて決定すればよいかと思います。

私は基となるINDI環境を数年、Windows+ASCOM環境に関しては10年位使ってきましたがそれらに比べると圧倒的に簡単に環境を構築できます。

天文機器のPC制御は実はかなり大変(環境によってはまともに動かなかったり、やたら設定が面倒だったりいろいろです。。。)なので、このようにシンプルに纏められるよう考えたコンセプトは歓迎します。(PCアプリやドライバなどはだいたいマニアックで複雑な方向に向いますので。。。)

しっかりしたマニュアルが無かったり、対応するマウントなどが明記していなかったりと海外製品にありがちな不備な部分もありますが、おそらく最も簡単に天体機器を制御出来る機材だと思います。

今回の特集はメーカーやサイトなどで情報が少ない部分に重点を置きまとめました。
購入を検討している方、購入後トラブルで困っている方(おそらくマウントドライバ部分)の一助になれば幸いです。


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今回は私がPlateSolvingでWCSヘッダを取得したFITSファイルをどのように使用しているかの一例をご紹介します。
まずは用意した天体画像(自分で撮影した天体、星野写真、ネットで拾ったJpegなど何でも良いです。)をCCDCielASTAP読み込み(ASTAPだと複数画像をバッチ処理できます。)→PlateSolvingFITSで書き出しを行います。


2024-02-14-1.jpg

作成した画像をAladinにまとめて読み込み(自動的にWCS座標に縮尺、回転して位置合わせされます)→赤枠部分で作図などが出来ますのでアノテーションや導入の順番などを書き込み、観望メモ帳のように使います。(ここで作成した画面状態を保存することもできます。)


2024-02-14-2.jpg

右下のレイヤーは表示のオンオフも可能ですし、上下することで表示の重なり順を変えることも出来ます。参照するデータベースも写真同様複数設定できます。

赤枠のチェック部分を画像に変更すれば、画像の座標に合わせて他のレイヤーが回転します。図のようにDSSに合わせておけば北が上部に来るように表示されます。(貼り付けた画像はその座標に合わせて縮尺を合わせ回転します。)


2024-02-14-3.jpg

レイヤーで見たい画像を選択し、チェックボックスをクリックすると選択したレイヤーの画像が拡大表示されます。
この時画像で調べたい天体をクリックすると天体名と明るさ(等級)がポップアップします。

ポップアップした天体名をクリックするとSimbadサイトで天体情報を確認できます。(データベースの表示をオンにしておけばそのデータベースに登録された情報が下部にリストされ、そのリストから直接そのデータベースを参照できます。


2024-02-14-4.jpg

Simbadだとこんな感じ、ここからも複数のデータベースにジャンプ出来ます。


2024-02-14-5.jpg

カタログ名で情報を調べたらなんと登録者は2名の日本人でした。(発見者でしょうか)


2024-02-14-6.jpg

CielSkyChartに移動すると先程Aladinで選択した対象がSAMPサーバー機能で自動的に選択されています。(プラネタリウム画面の赤枠部分、AladinもCielSkyChartもSAMPサーバーに対応しているので選択した座標を常に連携することができます。)

このままこの対象で自動導入も可能です。(赤枠左側)


2024-02-14-7.jpg

導入したらCCDCielでPlateSolvingして正確な位置合わせ(もちろんマウントとの同期も可能)→図のように撮影画像にアノテーションをつけたり、CielSkyChartのプラネタリウムに表示することも可能です。
さらにFITSファイルとして保存しておけば上記の通りAladinに貼り付けて利用できます。

WCS情報が追加されていますので、このファイルを使えば正確な自動導入も可能です。


2024-02-14-8.jpg

ちょっと見えづらいですが、撮影画像がプラネタリウム画面の縮尺に合わせて貼り付けられています。
CielSkyChartで天体をクリックして選択すれば、先程同様Aladinでも同じ天体が選択されます。

Aladinは大量にあるVOデータベースをレイヤーに登録して串刺し検索できますので、CielSkyChartでは情報がわからない天体なども検索できます。

天体のWCS座標が複数アプリで連携してくれるので、EAAなどでプレビュー見ながら調べることも出来たり、複数の画像を使ったビジュアルメモが作れたりとなかなか便利です。

CCDシミュレーションドライバを使えば昼間でも機材チェックしながら観望したい対象をCCDシミュレーションドライバで撮影PlateSolvingFITS画像で保存しておけば先程記載したAladinのメモに使ったり、観望時の導入にも利用できます。(この辺は後日記事にする予定です。)

興味有る方はお試しください。(個人的には結構重宝しています。)

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