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SkySafari(Plus以上)は独自に多数のマウントと接続できるドライバがありますが、SkyFiのようなシリアル→WIFI変換機器を用意する必要がありました。(AstRPiにも同様の機能があります。)

独自ドライバ以外にもINDIドライバは以前からブリッジドライバを介して接続できましたが、バージョンが7になり、正式にINDIとAlpacaドライバに対応しました。

Alpacaドライバにも対応したことにより全てのOSで利用できる環境が整いました。※
※Alpacaネイティブドライバ自体はLinux環境でわずかにある程度ですが、Windows+ASCOMドライバをASCOMRimoteを用いてAlpacaドライバに変換することが可能です。

PCやシングルボードコンピュータ側の準備は必要ですが、INDIやAlpacaなどPCのマウントドライバに接続して利用することでかなりメリットがあります。

・面倒なプラネタリウムアプリとマウントドライバの緯度経度日時情報をスマホのGPSで自動取得可能。(PCやシングルボードコンピュータでは大変だったGPS機能が非常に簡単に利用できます。)

・PCアプリとも連動可能(特にPlatesolvingは同期など便利に利用可能)

・マウントのコントロールが無線で可能(マウントとの接続はPC(USBやシリアル、WIFI)、PCからはWIFIでスマホに接続になるため操作の自由度が高い)


屋外でPCを利用して撮影環境などを作る場合、面倒だったのがマウントドライバとプラネタリウムアプリの緯度経度日時情報の登録でした。(OSの日時とも合わせる必要がありました。)

PC側にGPSなどを設置しても設定が非常に面倒な上、動作不良なども多くトラブルの原因になっていました。

ヘッドレスリモート環境を構築しないと天文機器との接続が有線だと接続の自由度の問題もあります。

SkySafariを利用することで最も面倒なプラネタリウムアプリとマウントドライバの緯度経度日時情報の登録が自動化され、操作が面倒なプラネタリウムアプリを用いた自動導入作業ワイヤレスで簡単に行えるようになります。(PCにリモートデスクトップサーバを起動しておけばキャプチャアプリなども手許で操作できますし、Platesolvingで同期した際、SkySafariも連動します。)

スマホのGPS機能が簡単に使える上、ワイヤレスで操作できますのでPC単体で制御環境を構築するよりはかなり簡単になります。

以前INDIでの接続は記事に記載しましたので、今回はAlpacaの手順を記載します。(一手間ふえますが、大して面倒ではありません)


前提条件

・PCのWIFIをAPにしておく(設定が面倒であれば、固定IPを設定し、モバイルルーターなどを利用)

・天文機器の電源を入れ、PC側のドライバ(INDIやAlpaca)を事前に接続しておく


これらの準備が整っていれば簡単に接続できます。


2024-03-11_23h49_27.jpg

まずはPC側でマウントドライバを接続

2024-03-11_23h51_00.jpg

ASCOMRemoteを立ち上げ、ドライバを登録(PCの固定IPで設定)


2024-03-11_23h52_28.jpg

サーバを起動

次はSkySafariへ

IMG_6460.jpg

メニュー→設定→プリセットを追加→ASCOM Alpacaを選択

1.PCのIPアドレス、ポート番号(11111)を入力

2.”デバイスのIPとポートを確認する”ボタンをクリック


IMG_6461-2.jpg

1.接続されたマウントが表示

2.”次へ”ボタンをクリック


IMG_6462.jpg

1.”望遠鏡の時間と場所の設定”をオンに(これだけでドライバ接続時にGPSから緯度経度日時がマウントドライバに送信される)

2.”プリセットを保存”ボタンをクリック

これでプリセットが登録されますので、選択しておきます。


IMG_6463.jpg

選択したプリセットで”接続”ボタンを押せば画面のように接続されます。※

※今回例としたSynScanProのようなダイレクトドライバは接続時に緯度経度日時がドライバに登録されます。
ハンドコントローラーがあるマウントの場合は電源を入れ緯度経度日時入力画面にしておけば(私が所有するAdvanceVXの場合は)自動入力されます。(この辺はマウントのハンドコントローラーによって挙動が変わるかもしれません。)


PC側ではASCOMでもAlpacaでも接続出来ますが、Alpaca対応アプリでAlpaca接続するとASCOMの制約事項を回避出来ます。

PC側でフォーカス制御やオートガイド、Platesolvingなどを行えば、マウントドライバは連携して同期したり動作します。

特にASCOMのHUB関連で動作不良があってPlatesolvingの同期が出来なかった方はこの方法で使えるようになります。
SkySafariでマウント操作も簡単になるし、面倒なGPSを用いたプラネタリウムアプリとマウントドライバの緯度経度日時情報の登録も自動化、マウントドライバ周りの不具合も解消と一石二鳥の環境が出来ます。

興味ある方はお試しください。


追伸
PC(特にWindows)を屋外、インターネット接続無しで使用したことが無い方は最低限以下の項目は設定してください。

・マイクロソフトアカウントでのログイン→ローカルアカウントでログインに変更
・自動更新のオフ
・アプリで使用するポートを開放(ファイアウォール設定)


他にも諸々ありますが、最低限上記の設定はしておきましょう。
昨今他のOSもセキュリティの縛りがきつくなってきましたが、Windowsはウィルスが多いからか特にがんじがらめになっていますので、制御に関わる部分やネット接続が必須になる項目を変更しておかないと困ることになります。(ログイン出来ない上に自動更新が始まったりしたら涙も出ません(苦笑))

可能な限り事前に屋外使用と同等の環境で動作チェックすることをおすすめします。

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ネットを見ていたらOpen Astroなるものを発見しました。

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ASIAirとラズパイで使用することが出来る無料のディストリビューションのようです。
INDI、ASCOM、Alpaca、Indigoと主要なドライバ環境が全て記載されています???
(Linux環境で.NETのASCOMとか動くはずないのですが。。。)

最近登場したばかりなのか詳細な情報が全くありません。。。
バージョンが1.0(INDI)、2.0(INDI+Alpaca+ASCOM???)と2つあるようですが、とにかく情報が少なすぎて詳細がさっぱりわかりません。。。

ディストリビューションがASIAirとラズパイ5用のようなので(さすがにASIAir潰すのはやだなあ)人柱志望の方は是非(笑)

屋外で天文機器の制御となると現在ではPCを利用することがスタンダードになっており、バッテリーやら多数の配線やら大掛かりなものになりがちです。

私自身の遍歴を振り返ると

ノートPC+USBHUB(大量のケーブルが錯綜)→USBHUB+リピーターケーブル+ノートPC→USBデバイスサーバ+Lanケーブル+ノートPC(認識しない機器があり早々にボツ)→→シングルボードコンピュータ+タブレット(Windows+ASCOMからLinax+INDIに変更)→→現在はシングルボードコンピュータorMINIPC+POEのヘッドレスリモートとなっています。

配線が多くなったり長くなったりするとトラブルの原因になる(実際結構トラブりました。。。)ため、ありとあらゆることを試し現在の環境に落ち着きました。

正確に言うとヘッドレスリモート環境をコントロールするアプリとしてリモートデスクトップ以外にタブレットのSkySafari7も利用してタブレットのGPS機能を利用してプラネタリウムアプリとマウントドライバの緯度経度日時情報の取得を自動化しています。(このあたりは後日記事にするかも)

ヘッドレスリモート+POEは省電力、配線の整理など利点が多かったのですが、一つだけ大きな欠点があります。

それはヘッドレスリモート環境を構築するのが非常に面倒だということです。

少なくとも常時AP、起動時自動ログイン、リモートデスクトップサーバ、天文系アプリ、ドライバのインストール(オプションで屋外での操作を軽減するためのマクロとか)などヘッドレスリモートが行える環境を作る事がとにかく面倒でした。

INDI+シングルボードコンピュータだとOSもLINUXになるため、LINUXの習得も必要であったりと結構な労力を費やして屋外で使いやすい環境を作りました。(屋外でトラブルの面倒ですしね。。)

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最近知ったのですが、USB機器をLANケーブルで延長出来るUSBエクステンダーなる機器があるようです。(新しい規格かな?)
廉価な機器はUSB2までの対応になるようですが、中間経路をLANケーブルにして電力も重畳(両端はUSB)、USB3タイプに関しては中間経路を光ファイバで送信するようです。
電力供給も変換したLANケーブルで重畳しており、かなり長距離の伝送が可能なようです。
正常に動作すれば、らこれらの面倒な手間を一掃できる機器になりそうです。

鏡筒部分にこの機器を設置して天文機器を全て接続してしまえば、ヘッドレスリモート同様非常に配線を整理できます。
そしてPCも手許に一台のみ、PCへの接続もUSB1本だけあれば良い上、ヘッドレストリモート用の環境構築も不要になります。(要は普通に天文系の環境を整えたPCを用意すれば良いだけになります。)

USBデバイスサーバのようにUSBをTCP/IPに変換を加えているわけではなく、長距離経路部分のケーブルをノイズに強いLANケーブルに置き換えているだけなので(正確には他にもいろいろやってるでしょうが)ドライバも不要です。

接続した機器が全て正常動作すれば大分楽ができそうですね。

現状まだ天文用途で使用した報告が上がっていませんが、原理的には通常のUSBHUBと大して変わらないと思いますのでトラブルは少なそうです。(ドライバ不要なのでもちろんマルチOS対応です。)

興味ある方はお試しください。(私も試してみようかな)


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