ネットワーク経由でINDIドライバを使用する。
この機能はINDIドライバならではのものになります。
WindowsのASCOMドライバはそのマシンでしか使用できませんが、INDIドライバは原理上複数マシンのドライバを使用することができます。
よくあるパターンとしては天体機器をINDIサーバ・ドライバをインストールしたラズパイなどのシングルボードコンピュータに接続し、ネットワーク経由で別のマシンがそのサーバ・ドライバを使用するというものです。
この例では操作側のPCをMac、サーバ・ドライバ側をラズパイとします。
では、実際に設定してみましょう。

操作側のMacでKstarsを開き、Ekosの画面を表示して、赤枠のボタンをクリックします。

EkosのProfile Editorが開きます。
1.ラズパイに接続した機器のドライバを選択します。
この例ではマウントにSkyWatcher AltAZ、カメラがZWO CCD、フォーカサーがMoonlite、あとはラズパイのGPSを呼び出すGPSDとコントロール用のSkySafariです。
修正加筆→INDI Web Managerでドライバ設定・起動をすればEkos側はドライバがシミュレーションドライバのままで読み込まれます。
2.ラジオボタンをRemoteに変更
3.ラズパイのIPアドレス、もしくはローカルホスト名を入力
Astroberryサーバを使用している場合はデフォルトではAstroberry.local
4.INDI Web Managerをチェック
※ローカルのマシンで使用する場合はこの部分にチェックを入れず、ラジオボタンをリモート、アドレスをLocalHostにすれば使用できます。
ここまで設定したら設定を保存してください。(左上のテキストボックスで名前をつけて右下のSaveボタンで保存)
5.ローカルの場合はlocalhost:8624、他の機器の場合はアドレスにポート番号8624をコロンの後に追加すればINDI Web Managerを表示できます。(例)astroberry.local:8624

このようにWebブラウザにINDI Webマネージャーが立ち上がります。※1
※1サーバ側(ラズパイ)にINDI Webマネージャーがインストールされている必要があります。Astroberryサーバはインストールされています。ご自身でシングルボードコンピュータを一から設定している場合はこちらをご確認の上、インストールしてください。
1.プロファイル名を入力→隣のプラスボタンをクリック
2.先程設定したEkosのプロファイルと同じドライバを選択※2
※2INDIサーバはデフォルトでは起動していません。このように使用するドライバとともに起動します。
3.作成したプロファイルが選択されていることを確認
4.プロファイルを保存
5.スタートボタンを押し、ラズパイのサーバ・ドライバを起動
6.ドライバステータスがオンになり、設定したドライバ名が表示されたことを確認
以降はEkosにもどり、先程の設定で起動すればネットワーク経由でラズパイのドライバを使用することができます。
文章で記載するとややこしいですね。。
・INDIサーバ・ドライバはデフォルトでオフになっている。
・ローカルサーバとリモートサーバでは起動の方法が異なる、リモートのサーバ・ドライバを設定、起動するにはINDI Web Managerを使用する。(Ekosではリモートサーバは起動出来ない)
・操作側のPCのサーバ・ドライバをリモートサーバに変更し、ドライバ設定もINDI Web Managerと合わせる。
Webサーバ同様サーバを常時オン、ドライバのみオンオフにするか、Ekosでもローカル同様サーバ・ドライバを起動できるようにすれば簡単なのですが。。。
ローカルサーバとリモートサーバの扱いが異なるため面倒な表記になってしまいます。。。
(開発者にこのことを伝えたのですが、私の英語力では無理でした。。英語に自信がある方はぜひ開発者に伝えてください。)
今回はクライアントがKStars・Ekosで設定しましたが、他のINDIクライアントでも同様の操作でリモートサーバ・ドライバを使用できます。
WindowsのASCOMドライバはそのマシンでしか使用できませんが、INDIドライバは原理上複数マシンのドライバを使用することができます。
よくあるパターンとしては天体機器をINDIサーバ・ドライバをインストールしたラズパイなどのシングルボードコンピュータに接続し、ネットワーク経由で別のマシンがそのサーバ・ドライバを使用するというものです。
この例では操作側のPCをMac、サーバ・ドライバ側をラズパイとします。
では、実際に設定してみましょう。

操作側のMacでKstarsを開き、Ekosの画面を表示して、赤枠のボタンをクリックします。

EkosのProfile Editorが開きます。
1.ラズパイに接続した機器のドライバを選択します。
この例ではマウントにSkyWatcher AltAZ、カメラがZWO CCD、フォーカサーがMoonlite、あとはラズパイのGPSを呼び出すGPSDとコントロール用のSkySafariです。
修正加筆→INDI Web Managerでドライバ設定・起動をすればEkos側はドライバがシミュレーションドライバのままで読み込まれます。
2.ラジオボタンをRemoteに変更
3.ラズパイのIPアドレス、もしくはローカルホスト名を入力
Astroberryサーバを使用している場合はデフォルトではAstroberry.local
4.INDI Web Managerをチェック
※ローカルのマシンで使用する場合はこの部分にチェックを入れず、ラジオボタンをリモート、アドレスをLocalHostにすれば使用できます。
ここまで設定したら設定を保存してください。(左上のテキストボックスで名前をつけて右下のSaveボタンで保存)
5.ローカルの場合はlocalhost:8624、他の機器の場合はアドレスにポート番号8624をコロンの後に追加すればINDI Web Managerを表示できます。(例)astroberry.local:8624

このようにWebブラウザにINDI Webマネージャーが立ち上がります。※1
※1サーバ側(ラズパイ)にINDI Webマネージャーがインストールされている必要があります。Astroberryサーバはインストールされています。ご自身でシングルボードコンピュータを一から設定している場合はこちらをご確認の上、インストールしてください。
1.プロファイル名を入力→隣のプラスボタンをクリック
2.先程設定したEkosのプロファイルと同じドライバを選択※2
※2INDIサーバはデフォルトでは起動していません。このように使用するドライバとともに起動します。
3.作成したプロファイルが選択されていることを確認
4.プロファイルを保存
5.スタートボタンを押し、ラズパイのサーバ・ドライバを起動
6.ドライバステータスがオンになり、設定したドライバ名が表示されたことを確認
以降はEkosにもどり、先程の設定で起動すればネットワーク経由でラズパイのドライバを使用することができます。
文章で記載するとややこしいですね。。
・INDIサーバ・ドライバはデフォルトでオフになっている。
・ローカルサーバとリモートサーバでは起動の方法が異なる、リモートのサーバ・ドライバを設定、起動するにはINDI Web Managerを使用する。(Ekosではリモートサーバは起動出来ない)
・操作側のPCのサーバ・ドライバをリモートサーバに変更し、ドライバ設定もINDI Web Managerと合わせる。
Webサーバ同様サーバを常時オン、ドライバのみオンオフにするか、Ekosでもローカル同様サーバ・ドライバを起動できるようにすれば簡単なのですが。。。
ローカルサーバとリモートサーバの扱いが異なるため面倒な表記になってしまいます。。。
(開発者にこのことを伝えたのですが、私の英語力では無理でした。。英語に自信がある方はぜひ開発者に伝えてください。)
今回はクライアントがKStars・Ekosで設定しましたが、他のINDIクライアントでも同様の操作でリモートサーバ・ドライバを使用できます。
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