KStarsをカスタマイズする。(その3:Linux編)
今回はラズパイなどシングルボードコンピュータを用いて天体機器を接続し、VNCで操作する際に便利に使用できる機能をいくつか紹介します。
Ubuntuのシステム機能も含まれますのでLinux用の設定と考えてください。
VNCでKStars・Ekosなど多機能なソフトを使用する場合、それぞれを別ウィンドウで操作できたらと思うことがあるかもしれません。
特にタブレットなどから操作する場合はウィンドウ同士が邪魔をして操作がしずらくなりますので(タブレットからのVNCでウィンドウのドラッグ移動は苦痛です。。。)機能ごとにウィンドウを切り替えながら操作できれば快適になります。
Ubuntuには"デスクトップページャー"と呼ばれる仮想ウィンドウ機能があります。

フレーバー(Ubuntuのデスクトップ環境の種類)によって場所が異なりますが、(私の環境は上部、環境によっては左側の場合もあります。)
1.メニューバーの四角い枠が並んでいる部分を右クリック
2.ポップアップメニューから"デスクトップページャー"を選択
(このメニュー名も環境により異なるかもしれません。)

赤枠部分をクリックして仮想ウィンドウ数を設定します。

その後KStarsに戻り、別の仮想ウィンドウに移動したいウインドウを表示します。(この例ではEkos)
1.Ekosの上部ウィンドウバーを右クリック
2.ポップアップルメニューから"デスクトップに送る"を選択
3.表示したい仮想ウィンドウを選択
上記操作のようにKStarsで別表示したいウィンドウを呼び出し別の仮想ウィンドウを選択すれば機能ごとに操作画面を分けることができて快適になります。
・・・が、環境によっては常に星図画面も一緒に別の仮想ウィンドウに移動してしまい、仮想ウィンドウがうまく使えない場合があります。(私もNanoPi-M4だけがこの状態になり、かなり使いづらいのを我慢してきました。)
どうやらいつからかの機能変更で"Independent window"というラジオボタンができており、そこをチェックしないと仮想ウィンドウが使用できなくなったようです。
(理解に苦しむ機能変更です。)
下図に回避方法を記載します。

1.メニューから"設定"をクリック
2."KStarsを設定”項目を選択
その後下図3箇所にある"Independent window"チェックボックスにチェックを入れる。

Ekosウィンドウの設定箇所

INDIコントロールパネルウィンドウ設定箇所

Fitsウィンドウ設定箇所
以上です。
残念ながらよく使うLiveVideoウインドウ(ライブビュー画面)は星図画面と常に連動してしまいます。(後付の機能なので開発者が忘れたのでしょう。。)
一部残念なところは残りますが、仮想ウィンドウでそれぞれ別のウィンドウにわけることでかなり操作がしやすくなります。(特にVNCで使用する場合、私にとっては、なくてはならない機能と言えるくらい操作感が向上します。)
尚、別のアプリを別の仮想ウィンドウに割り振る場合は、空の仮想ウィンドウを事前に選択してウインドウを切り替えてアプリを起動します。(下図の赤枠部分)

私はKStarsの星図ウィンドウ+マウントコントローラー、Ekos、INDIコントロールパネル、CCDCIEL、PHD2をそれぞれ別の仮想ウィンドウに立ち上げて、切り替えながら操作しています。
Linux限定の機能ですが、かなり便利な機能ですので興味ある方はお試しください。
追伸
"Independent window"チェックボックスの追加同様、デジカメのライブビューがEkosで使用できなくなったことがありました。
原因はデジカメのドライバのコントロールパネル項目がチェックボックスで追加され、そこをチェックしないとライブビューが機能しなくなるという機能変更でした。
なんでこんなアホな変更を行うのでしょうかね。。
正常動作して項目が減るという進化をしてほしいものです。
Ubuntuのシステム機能も含まれますのでLinux用の設定と考えてください。
VNCでKStars・Ekosなど多機能なソフトを使用する場合、それぞれを別ウィンドウで操作できたらと思うことがあるかもしれません。
特にタブレットなどから操作する場合はウィンドウ同士が邪魔をして操作がしずらくなりますので(タブレットからのVNCでウィンドウのドラッグ移動は苦痛です。。。)機能ごとにウィンドウを切り替えながら操作できれば快適になります。
Ubuntuには"デスクトップページャー"と呼ばれる仮想ウィンドウ機能があります。

フレーバー(Ubuntuのデスクトップ環境の種類)によって場所が異なりますが、(私の環境は上部、環境によっては左側の場合もあります。)
1.メニューバーの四角い枠が並んでいる部分を右クリック
2.ポップアップメニューから"デスクトップページャー"を選択
(このメニュー名も環境により異なるかもしれません。)

赤枠部分をクリックして仮想ウィンドウ数を設定します。

その後KStarsに戻り、別の仮想ウィンドウに移動したいウインドウを表示します。(この例ではEkos)
1.Ekosの上部ウィンドウバーを右クリック
2.ポップアップルメニューから"デスクトップに送る"を選択
3.表示したい仮想ウィンドウを選択
上記操作のようにKStarsで別表示したいウィンドウを呼び出し別の仮想ウィンドウを選択すれば機能ごとに操作画面を分けることができて快適になります。
・・・が、環境によっては常に星図画面も一緒に別の仮想ウィンドウに移動してしまい、仮想ウィンドウがうまく使えない場合があります。(私もNanoPi-M4だけがこの状態になり、かなり使いづらいのを我慢してきました。)
どうやらいつからかの機能変更で"Independent window"というラジオボタンができており、そこをチェックしないと仮想ウィンドウが使用できなくなったようです。
(理解に苦しむ機能変更です。)
下図に回避方法を記載します。

1.メニューから"設定"をクリック
2."KStarsを設定”項目を選択
その後下図3箇所にある"Independent window"チェックボックスにチェックを入れる。

Ekosウィンドウの設定箇所

INDIコントロールパネルウィンドウ設定箇所

Fitsウィンドウ設定箇所
以上です。
残念ながらよく使うLiveVideoウインドウ(ライブビュー画面)は星図画面と常に連動してしまいます。(後付の機能なので開発者が忘れたのでしょう。。)
一部残念なところは残りますが、仮想ウィンドウでそれぞれ別のウィンドウにわけることでかなり操作がしやすくなります。(特にVNCで使用する場合、私にとっては、なくてはならない機能と言えるくらい操作感が向上します。)
尚、別のアプリを別の仮想ウィンドウに割り振る場合は、空の仮想ウィンドウを事前に選択してウインドウを切り替えてアプリを起動します。(下図の赤枠部分)

私はKStarsの星図ウィンドウ+マウントコントローラー、Ekos、INDIコントロールパネル、CCDCIEL、PHD2をそれぞれ別の仮想ウィンドウに立ち上げて、切り替えながら操作しています。
Linux限定の機能ですが、かなり便利な機能ですので興味ある方はお試しください。
追伸
"Independent window"チェックボックスの追加同様、デジカメのライブビューがEkosで使用できなくなったことがありました。
原因はデジカメのドライバのコントロールパネル項目がチェックボックスで追加され、そこをチェックしないとライブビューが機能しなくなるという機能変更でした。
なんでこんなアホな変更を行うのでしょうかね。。
正常動作して項目が減るという進化をしてほしいものです。
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