冬の夜空を楽しもうーその1
今年(2019)は天気の悪い日が多かったのですが、晩秋あたりから天候が持ち直してきた感じです。
秋の夜空の記事を書いたと思ったらもう冬・・・
一年が流れるのは早いものです。
冬は夜も長く空気も澄んでいるので実は観望には最適の季節です。
しかし、気温が低いため徹底した防寒対策が必要になります。
空気は澄んでいますが、上空と地表の温度差が高いため気流が悪く、惑星など高倍率での観望にはあまり適していません。
低倍率の観望や、撮影などは見どころも多いため楽しめるでしょう。
(バッテリーの持ちが著しく悪くなりますが。。)
冬の観望で覚えておいてほしいこと(見どころ探しのコツ、観望対策など)

上図の水色文字が星雲・星団になります。
南東から北西にかけて星雲・星団が集中しているのがわかるかと思います。
この部分が冬の天の川となります。
天の川付近は星雲・星団が密集していますので、双眼鏡などで夏同様天の川を流すように見ていくと効率的に星群、星雲、星団などを観望ができます。
観望中の注意点としてはとにかく防寒です。
保温性の高いインナーウェア、風の影響を防ぐレインウェア、手足の防寒など、徹底した防寒対策を行ってください。
地表からの寒気はダンボールやウレタンマットを足元にひくだけでもかなり効果があります。
星が綺麗に見える場所=寒い場所です。
せっかく空が綺麗でも、防寒対策ができていないと観望どころではなくなります。
天体観望に適したウェアは釣具屋、ワークマンなどで探しましょう。
おすすめの観望対象その1 東〜南東にかけての星雲・星団群(オリオン座・牡牛座・ぎょしゃ座・いっかくじゅう座付近)
冬の星空銀座と呼ぶにふさわしい賑やかな場所です。
下図を参照しながらご説明します。

(2019.12.15 21時の空をシミュレーション)
まずは最も探しやすいオリオン座を見つけましょう。
双眼鏡でみると真ん中の三ツ星自体が星群のように微細な星々が集まっています。
目では確認できませんが、左側のアルタニク付近に有名な馬頭星雲と燃える木があります。
写真のようには見えませんが、双眼鏡では多数の星が煌めいて見えます。
三ツ星の下に小三つ星があります。
真ん中には有名なオリオン星雲があります。
これは双眼鏡でも見ることができます。
オリオン座の星々を楽しんだらベテルギウスからたどってバラ星雲、クリスマスツリー星団などを楽しんでみましょう。
バラ星雲も写真のようには見えませんが、散開星団のように星の密集地帯として観望できます。
クリスマスツリー星団はその名の通り、クリスマスツリーのような形に見えます。
次は少し見上げて牡牛座の1等星アルデバランを探してみましょう。この付近は双眼鏡向けのヒアデス星団があります。
更に見上げるとプレアデス星団(スバル)があります。
いずれも双眼鏡や、小さな望遠鏡でも楽しむことができる対象です。
更に東側を見ると、ひときわ明るい黄金色の星があります。
これがぎょしゃ座のカペラになります。
カペラを見つけたら周辺の明るい星で5角形が作れるのがわかると思います。
これがぎょしゃ座になります。
ぎょしゃ座を見つけたら5角形の中を双眼鏡で覗いてみましょう。
M36、37、曲玉星雲などを見ることができます。
実はこのあたりは天の川になり、他にもいくつか星団があります。
ぎょしゃ座の少し下にはM35があります。
慣れてくるとこのあたりをグルっと短時間で観望できます。
ちょっと長くなりましたね。。
続きは次回にしましょう。
秋の夜空の記事を書いたと思ったらもう冬・・・
一年が流れるのは早いものです。
冬は夜も長く空気も澄んでいるので実は観望には最適の季節です。
しかし、気温が低いため徹底した防寒対策が必要になります。
空気は澄んでいますが、上空と地表の温度差が高いため気流が悪く、惑星など高倍率での観望にはあまり適していません。
低倍率の観望や、撮影などは見どころも多いため楽しめるでしょう。
(バッテリーの持ちが著しく悪くなりますが。。)
冬の観望で覚えておいてほしいこと(見どころ探しのコツ、観望対策など)

上図の水色文字が星雲・星団になります。
南東から北西にかけて星雲・星団が集中しているのがわかるかと思います。
この部分が冬の天の川となります。
天の川付近は星雲・星団が密集していますので、双眼鏡などで夏同様天の川を流すように見ていくと効率的に星群、星雲、星団などを観望ができます。
観望中の注意点としてはとにかく防寒です。
保温性の高いインナーウェア、風の影響を防ぐレインウェア、手足の防寒など、徹底した防寒対策を行ってください。
地表からの寒気はダンボールやウレタンマットを足元にひくだけでもかなり効果があります。
星が綺麗に見える場所=寒い場所です。
せっかく空が綺麗でも、防寒対策ができていないと観望どころではなくなります。
天体観望に適したウェアは釣具屋、ワークマンなどで探しましょう。
おすすめの観望対象その1 東〜南東にかけての星雲・星団群(オリオン座・牡牛座・ぎょしゃ座・いっかくじゅう座付近)
冬の星空銀座と呼ぶにふさわしい賑やかな場所です。
下図を参照しながらご説明します。

(2019.12.15 21時の空をシミュレーション)
まずは最も探しやすいオリオン座を見つけましょう。
双眼鏡でみると真ん中の三ツ星自体が星群のように微細な星々が集まっています。
目では確認できませんが、左側のアルタニク付近に有名な馬頭星雲と燃える木があります。
写真のようには見えませんが、双眼鏡では多数の星が煌めいて見えます。
三ツ星の下に小三つ星があります。
真ん中には有名なオリオン星雲があります。
これは双眼鏡でも見ることができます。
オリオン座の星々を楽しんだらベテルギウスからたどってバラ星雲、クリスマスツリー星団などを楽しんでみましょう。
バラ星雲も写真のようには見えませんが、散開星団のように星の密集地帯として観望できます。
クリスマスツリー星団はその名の通り、クリスマスツリーのような形に見えます。
次は少し見上げて牡牛座の1等星アルデバランを探してみましょう。この付近は双眼鏡向けのヒアデス星団があります。
更に見上げるとプレアデス星団(スバル)があります。
いずれも双眼鏡や、小さな望遠鏡でも楽しむことができる対象です。
更に東側を見ると、ひときわ明るい黄金色の星があります。
これがぎょしゃ座のカペラになります。
カペラを見つけたら周辺の明るい星で5角形が作れるのがわかると思います。
これがぎょしゃ座になります。
ぎょしゃ座を見つけたら5角形の中を双眼鏡で覗いてみましょう。
M36、37、曲玉星雲などを見ることができます。
実はこのあたりは天の川になり、他にもいくつか星団があります。
ぎょしゃ座の少し下にはM35があります。
慣れてくるとこのあたりをグルっと短時間で観望できます。
ちょっと長くなりましたね。。
続きは次回にしましょう。
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