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一足飛びに夏に向けて(150mの壁再び)ーその1

一昨日の事件はなんとか事なきを得ましたが、現在の自宅では観望をするにも撮影をするにも私有地内の150m先の広場以外に設置場所がありません。

昨年もこの記事この記事でこの壁を乗り切る工夫をしましたが、ラズパイ4だと電波が弱すぎてせっかく作ったディストリビューションもあまり快適ではありません。

NanoPi-M4はアンテナ端子があり、アンテナが独立して立てられるので重宝していました。
(技適問題はありますが。。まあ、技適の事言いだすと天体用に市販されているWIFI、Bluetoothを使用するものは全てNGです。※

今年の夏は晴れることを期待して再度150mの壁を乗り切り、ついでに観望や撮影環境をより快適にする工夫をしてみようかと思います。

現状の機材状況と改善点を検討します。

●まずは遠隔リモートの要となるWIFI環境
現状はNanoPi-M4+反射板、受信として昨年購入したArcher T9UH

この組み合わせで問題なく遠隔リモートができましたが、NanoPi-M4以外は厳しい状態だったのでこの部分は検討が必要になると思います。

●バッテリー

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私は上記機器を使用していますが、SBCをベースにするならば4〜5時間は全く問題ありません。
いざとなったら50AHのディープサイクルバッテリーもありますので、電源部分は問題なさそうです。
(ネットブックや、MiniPC、SBCでの制御に限りますが。。以前は105Ahのディープサイクルバッテリーを使用していましたが、たいして使わないうちに2台駄目になってしまいそれ以降購入していません。)


●架台
赤道儀:Advanced-VX
経緯台:スカイエクスプローラー100N架台(電視観望用)、HF経緯台2台(エンコーダー付き、対空双眼用)、EZ-TOUCH経緯台など

欲を言えば電視観望用にAZ-GTiが欲しいですが、現状でも充分機能しているのでここも大丈夫。(むしろ赤道儀が使える天候が欲しい。。)


●カメラ
一眼デジカメ:Eos KissX4(新改造フィルター)、X5、8000D
ミラーレス:GH4、Eos-M2
ガイドカメラ、電視用:Lodestar、QHY5l-c、Asi120MC互換機

他にもデジカメが数台転がっています。。
前職の時に購入したものなのでだいぶ古くなりましたが、撮影用に関してはこれで当分いけそうですが、電視観望に関してはもう一息感度が良いカメラが欲しいところです。


●制御用PCとして使用できるPC、SBC
Mac:MacPro(2台)、MacBookPro(2台)、MacMini(2台)
Windows:DELL ノートブック(古いやつ)、Asusネットブック2台、中華製MiniPC(1台)、他ネットブックが数台。。
SBC:ラズパイ4、ラズパイ3(2台)、NanoPi-M4、OrangePi

前職の職業柄やたらと転がっています。。(苦笑)
しかし、上記のバッテリーで動かすとなると途端に選択肢が減ります。
現状ではSBCかネットブック、中華製MiniPCのいずれかになります。

正直INDI環境で操作するならSBC+外付けSSDで充分ですが、電視観望用として使用できるソフトがCCDCielくらいしか無くなります。X86系のPCならZWO社のカメラであればASIStidioも使用できますので考えどころです。

以前はDellのノートブック(Win)で天体系の作業していましたが、INDIの統合環境を使用するようになってから電力消費が少ないので軽量なバッテリーで運用できること、PlateSolvingが速く、エラーが出ないこと、環境作ってしまえば安定して一晩動くなどメリットが多かったためすっかりINDI環境に軸足を移してしまいました。

SBCで充分(ライブスタッキングも一応CCDCielでできる)なのですが、ちょっとASIStidioを試して見たい気も。。。


ここまで書いて改めて読み直してみると、現状あるもので工夫しろという考えもありますが(笑)、遠隔リモートの要となるWIFI環境、電子観望の要となる天体カメラあたりが最重要項目になりそうです。

今年こそは晴れることに期待してぼちぼち環境整えていこうと思います。


※日本の電波法は他国と比較して異常なくらい厳しいですね。そもそも違法無線局を取り締まるために総務省が管轄しているのですが、WIFIやBluetooth程度の微弱電波に対しても技適などを設けているのはなんともです。(それよりも野放しの違法無線局を取り締まって欲しいところです。
理系の方ほど技適に神経質な傾向がありますが、現状天体機器で使用されているWIFI機器やBluetooth機器はほぼ全て技適を通っていません。
SBCに関してはラズパイ3、4のみ、自作用パーツに関してはWIFIモジュールのESP-WROOM-02のみ技適取得していますが、プログラムの書き換えなどを行うとNG(天体用途などで使用する場合は全滅)、Bluetoothも自作モジュールとしてよく使われるHC5、6などはNGです。
(ちなみに売るのは電波を発していないのでOK、買って使うと電波を発するのでNGというトンデモな理論です。)

人様に迷惑をかけるような強い電波を発信する機器(一部の業種で非常位多く使われています。それを製造・販売しているメーカーもあります。)の取締りはきちんと行ってほしいですが、WIFIやBluetoothなどはそれ自体が規格になっていますし、規格に沿って作られていれば機器に影響を与えるような電力ではありません。(規格に沿っていなければWIFIやBluetoothを名のれません。税金を使って二重規格にしているようなものです。)

日本だけがラズパイ4の販売が半年遅れたのは記憶に新しいところです。
(認証作業のみで機器自体は一緒です。)
もう少し基となる基準制度を見直してほしいものです。




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バッテリーの保守

家にも、50Ahとか105Ahとか色々あるのですが、負荷を掛けて2/3位電力消費を繰り返せばよいのでしょうけど。
ディープサイクルは、負荷を掛けないでフル充電して1年放置とか。
使う時、直ぐ12Vを割ってしまいます。
最近流行りのリチウムイオン電池、これの方が保守は簡単ですかね。
105Ahは、防災用で買ったのですが、5回も使わないのに、即、電圧が下がってしまいます。
フル充電して1年以上放置とかやってます。30kg近くあるし、今風のバッテリーに替えようかと思ってます。(笑)

バッテリーのコスパ

私はPCを持ち出さないのでそんなに大容量は不要なんですが、冷却をするとなるとそうもいかずどうしたものかと考えてます。大容量のものほしいんですが、結構高いんですよね。もっとコスパがいいものがあればと思ってます。
ラズパイ4の技適は私もいまかいまかと待ちました。こういうワールドワイドで使う規格はどこかの国でokになればどの国でも使えるようにしていただきたいですね。
(電波を発する機器=無線局、無線局は免許必要というのがベースになってるのでwifiとか使う方が割りを食ってる感じですね)

Re: バッテリーの保守

オヤジさん
バッテリーの保守はなかなか面倒ですよね。
105Ahのディープサイクルは楽しようと思ってソーラーパネル使ったんですけど充電量が大きすぎるのか半年くらいで2台オシャカになりました。。。(一応フロート充電すると記載されていたのですが。。)
この反省から50Ahはバイク用の非常に充電量の少ないパルス充電器使ってます。
リチウムは原理的には半分くらいの充電量で放置が一番良いそうですが、面倒なので使う時まで繋ぎっぱなしです。
(今の所は問題なしです。地味にこの価格でサイン波のACインバータが内蔵されているのがありがたいです)

Re: バッテリーのコスパ

taka_ume さん
ラズパイなどのシングルボードで天体機器を制御できるようになって、ほんとにバッテリーは軽量なもので済むようになったので助かってます。
リチウムとかの値段が下がるのは普及次第ですかね。。(鉛は管理が大変です。)

WIFIとかBluetoothとかは本当に規制もう少し現状に合わせてほしいですよね。
天体機器の場合なんか不足するものは自作する割合が多いのに、電場を少しでも発するものは規制だらけになります。
(販売店も普通に売っていますしね。。こんなの探したらきりがないくらい多いです。(ワイヤレス機器全般))
使い方のガイドラインなどをしっかり守られればこのくらいの低電力はまず影響ないと思うんですけどね。。
(WIFIやBluetoothはすでに認証はとっているわけですし、、ペースメーカー付けてる方とか飛行機の中はNGとかそういう使い方の知識は必要です。)

むしろ違法無線局とか違法無線機器を平気で製造販売している会社がある方が深刻です。

No title

こんにちは。
のりきゅうです。
ちょっと気になったのですが、

>WIFIモジュールのESP-WROOM-02のみ技適取得していますが、プログラムの書き換えなどを行うとNG(天体用途などで使用する場合は全滅)

これなんですが、プログラムの書き換えはNGの根拠は何でしょう?
個人的には条件付きでOKの認識なんです。
某所のメーカー確認で出ている回答が、
「Arduino core for ESP8266 WiFi chipとSDKを使っている限りにおいては、認証には影響を与えない」
のが条件ですが、これがそもそも間違いということですか?

ArduinoIDEのESP8266ライブラリは条件をクリアしているはずなんですが、、、、

Re: No title

のりきゅうさん

私が以前同チップの仕様を確認していた時にはチップのみの認証でした。
スイッチサイエンスが頂いた記述をしているようですが、それに関する技術情報が見当たりませんでしたので
総務省に確認しないとわからないですね。

技適に関しては昨年少しだけ緩和されましたが、開発などを行っていてチップのファームウェアなどを変更した場合は再取得と以前伺っていたためこのように記述させていただきました。

Re: No title

この記事の主旨としては、無線環境に関しては現状に対して法規制が追いついていない(矛盾点が多数ある)が私が訴えたい部分です。

現状の制度は基本日本のメーカーに対して(原則開発時に認証を受ける)のみ対応していますが、海外製品への対応、試作や小規模メーカーの開発品に対しては非常に矛盾点が多数ある状況になっています。

一つの大きな線引きとしては商品化を行うか否かになると思います。
(商品化を行うのであれば、機器としての認証を受ける必要があります。)
商品化を行う場合は企業の大小にかかわらず商品として認証を受けるのが原則になります。

追記
わかりやすく例えれば携帯電話やPCなどですね。
この場合機器として認証を受けるためチップの認証の有無は関係ありません。
チップだけでなくチップセットとして販売する場合はそのチップセットが商品になるためそのチップセットのみを使用して開発などは可能になります。

しかし、それらを部品として組み込むと製品全体で認証を受ける必要があるはずです。
(じゃないと携帯やPCを販売するメーカーが申請しなくても良くなってしまいますよね)

私はチップセットの技適PRは現状では販売業者のPR活動と認識しています。
(そのためにこの矛盾点が明るみに出たわけですが。。私は無線機器の商品開発・販売をする予定はありませんので興味ありません。)

一番問題にしなければならないのは違法無線機器を製造販売する業者(電波法を無視)、その広告収入を当てにして掲載している出版社、そしてそれを使用するユーザー、そのアオリを食って矛盾を受け入れるしかない現状だと考えます。

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