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(超高速)AstRPiに新たに追加したStellarSolverについて

以前SexySolverーTesterと呼ばれるAstrometry.net、ASTAP、Sextractorの3つのSolving環境を調整して最も高速な組み合わせで使用できるようにするライブラリをご紹介しましたが、実際に使用してみたところとても高速に解析してくれるので今回AstRPiの改訂版に追加、Ekosde使用できる状態にしておきました。

本来はエディタソフトに画像を読み込みパラメーターなどの最適値を調べるためのアプリのようですが、すでにいくつかプリセットがあり、設定したEkosで使用できるようなのでご紹介します。


コメント 2020-06-20 160931

赤枠に記載したランチャーかデスクトップのショートカットからエディターを立ち上げます。


コメント 2020-06-20 161201

左上のProfileEditerタブをクリック→プリセットを変更(いずれも赤枠部分)

上記操作でプリセットされた設定が読み込まれEkosで使用できるようです。
(Ekos側はすでにこの設定を使用できるようにしてあります。)

本来はこのエディタソフトに画像を読み込み、パラメーターを調整して最適な状態を確認するためのソフトですがこのようにしてすでに設定されているパラメーターのみ利用できます。


コメント 2020-06-20 160350

今回ディストリビューションを配布するためのチェックマシンとしてRaspberryPi3でシミュレーションドライバでいくつかの対象を導入→PlateSolvingしてみました。

以前のAstrometry.netではRaspberryPi3で使用すると、取り込みから解析終了までだいたい8~10秒くらいでしたが何回かストップウォッチを使って計測してみましたがすべて5秒以下で終了します。

RaspberryPi4だと3より1.5~2倍高速になるので前回確認したとおり2~4秒程度で取り込み→解析が終わると思います。

もっとも非力なラズパイ3でもこの速度でPlateSolvingが使えますので、本格的にEkosに組み込まれた時にはかなり期待できそうです。

Astrometry.netでは対応していなかったマルチスレッド解析などもできるようです。
かなりおすすめなので、AstRPi改訂版をお使いになった際にはぜひお試しください。





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No title

こんにちは。
当方の環境ではうまく行かないので、わかれば教えてほしいです。

CCD SimulatorとTelescope Simulatorと諸々で接続し、
KStarsでおおよその位置にSyncさせた後に、一眼レフで撮影したjpegを
Load&Slewで開くと下側に
Starting solver... と出た直後に Solver failed.Try again
となってしまいます。

画像は400kbでCCD Simulatorの画素数とサイズ、Telescope Simulatorの焦点距離、
それらから求められるFOVは合っているつもりです。
なのに瞬殺でSolver failedですから、他の何かが抜かっているような気がします。

Astro.netのOnlineだとたまに成功しますが、Offlineだと瞬殺ですね。

屋外でガイドカメラを使ったときには5秒かからずにSolverが成功したのですが、
最大の画素数とかあるんでしょうか?

No title

B.S.Revolutionさん

その機能はたしかFITSファイルで利用するものだったと思います。
(オンラインのAstrometry.netはJpegOK)

。。。と思いましたが、調べてみたらJpegでもできるようですね。
最初にCCDシミュレーションドライバを利用してキャプチャ&Solveで位置解析してからLoadしてみたらどうでしょう。(この流れだとFOVが読み込まれます)

読み込ませた画像が現在位置より大分離れている場合はブラインドsolve扱いになりますので、

・画面左側のAccuracyをディフォルトの30より大きな値に
・オプションボタン→SttelarSolverの設定をデフォル→ラージスケールに

この2点を変更することでマルチスレッドでブラインドSolverができるようになります。

No title

追記

それでもダメなら、右下にあるオプションボタン→ダウンサンプルをオフにしてみてください。

キャプチャするときはダウンサンプルした方が高速で良いのですが、Loadだとこの設定が邪魔するかもしれません。

No title

おはようございます。
FITファイルならFailedってならずに解析が始まりますね。
解析が始まってから、結果が出るまでにほんの数秒と行った感じで凄く使えそうです。

撮り増しするのがすごく簡単で確実にできそうです。
ありがとうございます。

No title

B.S.Revolutionさん

撮影カメラがデジカメのように画素数が多い場合はSolverはJpeg、ダウンサンプルした方が転送時間が少ないので高速ですよ。


FITSだと
撮影→撮影画像マウントの位置情報を追加→Solverでその情報を解析→解析した位置情報を撮影画像に書き戻し


JPEGだと
撮影→Ekosのマウント位置情報を取得→→Solverでその情報を解析→解析した位置情報をEkosに戻す

といった流れになります。


画面左側のAccuracyというパラメータが解析範囲になりますので、画像を読み取ったりする場合はこことステラソルバーの設定を広くして解析範囲を広げてやります。

アライメントウィンドウで解析する画像サイズと読み込む画像サイズを同じサイズ(ビニング、ダウンサンプルなど)にしておくと良いですよ。

ステラソルバーはダウンサンプルした小さなファイルでも問題なく解析します。

No title

こんちは~
今の所の使い方は、前回撮影した対象と同じ場所を狙いたいので、
前回の画像を読み込んでほしいんですよ。
なのでFITSファイルは家で作ってからになります。

jpegで読めればなお良いんですけど、許容範囲です。
Astro.netがOffline選択時にはjpeg読めますって出なければ悩むこともなかったのですが。

私は解像度とかファイルタイプとか操作するのが面倒なのと、戻し忘れが怖いので
基本的にはRAWのままで、ISO感度も変えないままでやってます。
一眼レフもFITS形式で取り込むと時間はかかりますが解析にかかってくれますね。

梅雨明けに試してみます。これは撮り増しの強い味方になりそうです。

No title

B.S.Revolutionさん

jpegがうまくいかないのは残念ですが、fitsで読み込めたようで良かったです。
Ekosはモジュールごとにカメラの設定をしておけますよ。(自動的に切り替わります。)

デジカメのfitsを読み込むのであれば、右下のオプションボタン→ダウンサンプルを2~4に設定しておくと高速に解析しますのでおためしください。

No title

こんにちは
昨晩は晴れで撮影に行ってきました。
いやぁー、前回の続きを撮るのに強い味方ですね。

私はAstRPiを一番最初に配布されていたものと、最終版の両方を使っています。
最初のはAstrometry.netのOfflineでもjpegを読み込んでやってくれるのですが、
最終版はjpegはダメなようですね。
中身が違うんでしょうか?

なんにしても試写してから画像を見ながら赤道儀動かしてってやらなくていいので
随分と楽になりました。
ありがとうございます。

No title

B.S.Revolutionさん

うまくいったようでなによりです。
INDIは今大改修してるようなので新しいバージョンは不具合出ているのかもしれませんね。

大改修が終わった時にどのような使い勝手になるかが楽しみです。

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