WindowsでもINDI、StellaSolverを動かす。
以前デュアルブートのMiniPCを作ってから、星を見ながら色々試していました。
しかし私の環境ではリモートでのフル制御とPlateSolvingが必須になるため、Windows、ASCOM環境だと立ち上げるアプリも多くPlateSolvingの安定性がどうやってもかなり低くなってしまい若干使い勝手が悪く感じていました。
どうしたものかと考えたところ、KStarsの現在のバージョンでは全てのOSバージョンで新しいStellaSolver(とそれを動作させるためのサーバ一式)が内蔵されていることを思い出しました。
しかし、Windowsの場合、INDIサーバ・ドライバが動きませんのでMacかLinuxにインストールしたINDIサーバ・ドライバを使用しないとStellaSolverを使うことが出来ません。。。
。。。であれば、サーバ・ドライバだけが動作する軽いLinux環境をVirtulBoxで動かせば使えるのではないかと考え試してみました。

INDIサーバ・ドライバさえ動けばほかはWindows版のKStarsでまかなえますので、サーバ・ドライバのみをインストールした最小構成です。サーバ・ドライバのみの使用なので、仮想環境の割当メモリも1G、使用するCPUチップ数も1で全く問題なく動作します。
私はCUIがあまり好きでないのでデスクトップシステムにしましたが、Linux側で操作するのは、システム終了のコマンドくらいなので無くても問題ありません。(全くといっていいほどLinux側の操作は不要です。)

VirtualBoxでUSBを使用するとUSBシリアルの機器(マウント、フォーカサーなど)は問題なく認識され、INDIWebManagerでドライバも問題なく起動できます。
(カメラのドライバだけはNGだったので、シミュレーションドライバにしてあります。)

INDIWebマネージャーのドライバを読み込むにはプロファイルエディタでこのように設定しておきます。
これで起動したドライバを読み込んでくれます。

Ekosのアライメントモジュールからオプションを選び、WindowsにインストールしてあるAstrometry.netのインデックスファイルファイルを連携させます。

私はAllSkyPlateSolverを使用していましたので、AllSkyPlateSolverのインデックスファイルのディレクトリを追加します。
そうすればインデックスファイルを共用できます。
VirtualBoxのエミュレーション環境ではカメラドライバのみ動作しませんでしたが、Windowsでは苦しんでいたUSBシリアル機器(マウントやフォーカサー)は全く問題なくKStars・Ekosで快適に操作出来ました。
カメラ部分はシミュレーションドライバで起動しておけばEkosでアライメントモジュールが読み込めるのでStellaSolverが使用できます。
インデックスファイルなどもすでに他のアプリでインストールしてあれば共用出来ます。
Ekosのアライメントモジュールは画像ファイルを読み込んでPlateSolving出来ますので、カメラのみ他のWindowsアプリで動作させて保存場所をEkosアライメントモジュールで読み込めば問題なく使用できます。(マウントドライバやフォーカスドライバはEkosで直接操作出来るので自動導入はもちろんオートフォーカスやPlateSolvingでSyncも可能です。)
PlateSolvingの速度、安定性は非常に良いです。
ASCOM(というか、COMを使用するドライバ)の縛りが無くなりますので、天体アプリ全てを64ビット版が使用できます。
動作チェックなどしてみましたが、全く問題ありません。非常に安定して使えそうです。
今回作ったLinuxの仮想ドライブが別のマシンでも簡単に共用出来れば配布しようかと考えましたが、別環境で仮想システムを動作させるのにコツが必要になるので配布はペンディングにしました。(実はネットに上げてありますが。。)
サーバ・ドライバ、INDIWebマネージャー、GSCカタログを入れるだけなのでLinuxのインストールといってもそれほど時間も手間もかかりませんでした。(というか、インストールの方法をおぼえればLinuxは正直環境構築にそれほど時間がかかりません。コマンド数個実行するだけです。)
興味ある方はお試しください。
しかし私の環境ではリモートでのフル制御とPlateSolvingが必須になるため、Windows、ASCOM環境だと立ち上げるアプリも多くPlateSolvingの安定性がどうやってもかなり低くなってしまい若干使い勝手が悪く感じていました。
どうしたものかと考えたところ、KStarsの現在のバージョンでは全てのOSバージョンで新しいStellaSolver(とそれを動作させるためのサーバ一式)が内蔵されていることを思い出しました。
しかし、Windowsの場合、INDIサーバ・ドライバが動きませんのでMacかLinuxにインストールしたINDIサーバ・ドライバを使用しないとStellaSolverを使うことが出来ません。。。
。。。であれば、サーバ・ドライバだけが動作する軽いLinux環境をVirtulBoxで動かせば使えるのではないかと考え試してみました。

INDIサーバ・ドライバさえ動けばほかはWindows版のKStarsでまかなえますので、サーバ・ドライバのみをインストールした最小構成です。サーバ・ドライバのみの使用なので、仮想環境の割当メモリも1G、使用するCPUチップ数も1で全く問題なく動作します。
私はCUIがあまり好きでないのでデスクトップシステムにしましたが、Linux側で操作するのは、システム終了のコマンドくらいなので無くても問題ありません。(全くといっていいほどLinux側の操作は不要です。)

VirtualBoxでUSBを使用するとUSBシリアルの機器(マウント、フォーカサーなど)は問題なく認識され、INDIWebManagerでドライバも問題なく起動できます。
(カメラのドライバだけはNGだったので、シミュレーションドライバにしてあります。)

INDIWebマネージャーのドライバを読み込むにはプロファイルエディタでこのように設定しておきます。
これで起動したドライバを読み込んでくれます。

Ekosのアライメントモジュールからオプションを選び、WindowsにインストールしてあるAstrometry.netのインデックスファイルファイルを連携させます。

私はAllSkyPlateSolverを使用していましたので、AllSkyPlateSolverのインデックスファイルのディレクトリを追加します。
そうすればインデックスファイルを共用できます。
VirtualBoxのエミュレーション環境ではカメラドライバのみ動作しませんでしたが、Windowsでは苦しんでいたUSBシリアル機器(マウントやフォーカサー)は全く問題なくKStars・Ekosで快適に操作出来ました。
カメラ部分はシミュレーションドライバで起動しておけばEkosでアライメントモジュールが読み込めるのでStellaSolverが使用できます。
インデックスファイルなどもすでに他のアプリでインストールしてあれば共用出来ます。
Ekosのアライメントモジュールは画像ファイルを読み込んでPlateSolving出来ますので、カメラのみ他のWindowsアプリで動作させて保存場所をEkosアライメントモジュールで読み込めば問題なく使用できます。(マウントドライバやフォーカスドライバはEkosで直接操作出来るので自動導入はもちろんオートフォーカスやPlateSolvingでSyncも可能です。)
PlateSolvingの速度、安定性は非常に良いです。
ASCOM(というか、COMを使用するドライバ)の縛りが無くなりますので、天体アプリ全てを64ビット版が使用できます。
動作チェックなどしてみましたが、全く問題ありません。非常に安定して使えそうです。
今回作ったLinuxの仮想ドライブが別のマシンでも簡単に共用出来れば配布しようかと考えましたが、別環境で仮想システムを動作させるのにコツが必要になるので配布はペンディングにしました。(実はネットに上げてありますが。。)
サーバ・ドライバ、INDIWebマネージャー、GSCカタログを入れるだけなのでLinuxのインストールといってもそれほど時間も手間もかかりませんでした。(というか、インストールの方法をおぼえればLinuxは正直環境構築にそれほど時間がかかりません。コマンド数個実行するだけです。)
興味ある方はお試しください。
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