Windowsの最小INDI環境 AstrPC
以前記事として記載しましたが、Windows版のKStarsはV3.5からStellaSolverが内蔵されています。
ASCOMのPOTHに苦しんでいる方、高速なPlateSolvingを利用したい方はお試しください。
ダウンロードはこちら
VirtualVox用のVHDファイルと設定用のVBOXファイルのセットです。
(AstRPiのようにハード固定ではないので環境により上手く動作しない可能性があります。起動エラーが出る場合は強制終了(仮想環境のウインドウを閉じる)して、仮想環境を再度起動時、リカバリーモードで起動してみてください。それでも起動しない場合は動作しない可能性が高いです。)
ダウンロード後解凍してください。
用意するものは以下
・64ビット版のVirtualVox
・Windows版のKStars
使い方は簡単です。
VirtualBoxを起動

メニュー:仮想マシン→追加 を選択

上記VBOXファイルを選択

1.読み込まれた仮想マシンを選択
2.起動ボタンをクリック
設定などは行ってありますので上手くいけばこれで使えます。(私は若干設定が必要でした。あれこれ操作したので詳細は忘れましたが使えるようになりました。このファイルは自己責任でご利用ください。)

システムが立ち上がったら、VirtualBoxで使用するシリアル機器を登録(上図赤枠のアイコンで行います。)
Linux部分を使用するのはこれだけです。
(後はシステムを終了するときに右上のアイコンを選ぶだけ。)
その後Webブラウザを立ち上げて localhost:8624 にアクセスしてINDIWebマネージャーを起動します。
カメラドライバをシミュレーションドライバに設定し、後はご自身が使用されている機器のドライバを選択してドライバを起動します。
このあたりの流れは上記の過去記事をご参照ください。
これで超高速なStellaSolverとシリアル機器をKStarsで連動操作出来る環境が整います。
StellaSolverはSextractorとAstrometry.netを活用したPlateSolving環境です。
非常に高速で安定しているので、私自身がWindowsでもこの環境を使用したかったのですが、この機能を使用するためにはINDIサーバ・ドライバが必要になります。(残念ながらINDIサーバ・ドライバまでは移植されませんでした)
そのためだけににLinuxマシンを使うというのが面倒だと感じ、Windowsで手軽にINDIサーバ・ドライバを利用する方法がないかといろいろ考えました。
CygWinを利用する方法や、Windowsネイティブの拡張環境で利用できるWSLなどを検討しましたが、CygWinに関してはソースからでないとサーバ・ドライバを利用できない、WSLはリポジトリで簡単に環境を作れるけれど外部機器の制御(USBやシリアル)が不十分などなんとも使いづらい状態でした。
色々検証したところ、上記VirtualVoxを利用すれば、USBをダイレクトに使用するカメラドライバ以外は問題なく動作することがわかりました。
INDI環境さえ動作すればカメラ部分はシミュレーションドライバで流用出来ますし、Windowsで最も泣かされるCOMドライバ(ASCOMなど)の連携部分がINDIでまかなえますのでKStarsを用いて自動導入、オートフォーカス、StellaSolverによるPlateSolvingの連携が実現できます。(PlateSolvingのインデックスファイルはAllSkyPlateSolverなどと共用できます。)
カメラ部分のみSharpCapなどのキャプチャソフトを利用すれば良いのでキャプチャアプリの安定性も向上しますし、ASCOMの32ビット縛りからも開放されます。(StellaSolver以外に不安定なCOMから開放されるのも実はうれしい要素です。)
VirtualVoxでのエミュレーション環境での動作も制御するドライバがマウントやフォーカサーなどのCOM(シリアルUSB変換)部分のみであればINDI環境の軽量さと相まって全く問題ありませんでした。
配布するファイルも動作保証できるものではありませんので、ASCOMのPOTHに苦しんでいたり、PlateSolvingの速度や成功率に不満がある方はお試し要素の一つとしてご利用ください。(おまけ機能としてWindowsでホットスポット作成すればスマホのSlySafariとも連携できるようにしてあります。ポート番号は4030です。)
追記
新しいカーネルが配布されたようで起動後、UPGRADEを促す表示がされますが、キャンセルしてください。
(新しいカーネルにするとブラックアウトします。)
ASCOMのPOTHに苦しんでいる方、高速なPlateSolvingを利用したい方はお試しください。
ダウンロードはこちら
VirtualVox用のVHDファイルと設定用のVBOXファイルのセットです。
(AstRPiのようにハード固定ではないので環境により上手く動作しない可能性があります。起動エラーが出る場合は強制終了(仮想環境のウインドウを閉じる)して、仮想環境を再度起動時、リカバリーモードで起動してみてください。それでも起動しない場合は動作しない可能性が高いです。)
ダウンロード後解凍してください。
用意するものは以下
・64ビット版のVirtualVox
・Windows版のKStars
使い方は簡単です。
VirtualBoxを起動

メニュー:仮想マシン→追加 を選択

上記VBOXファイルを選択

1.読み込まれた仮想マシンを選択
2.起動ボタンをクリック
設定などは行ってありますので上手くいけばこれで使えます。(私は若干設定が必要でした。あれこれ操作したので詳細は忘れましたが使えるようになりました。このファイルは自己責任でご利用ください。)

システムが立ち上がったら、VirtualBoxで使用するシリアル機器を登録(上図赤枠のアイコンで行います。)
Linux部分を使用するのはこれだけです。
(後はシステムを終了するときに右上のアイコンを選ぶだけ。)
その後Webブラウザを立ち上げて localhost:8624 にアクセスしてINDIWebマネージャーを起動します。
カメラドライバをシミュレーションドライバに設定し、後はご自身が使用されている機器のドライバを選択してドライバを起動します。
このあたりの流れは上記の過去記事をご参照ください。
これで超高速なStellaSolverとシリアル機器をKStarsで連動操作出来る環境が整います。
StellaSolverはSextractorとAstrometry.netを活用したPlateSolving環境です。
非常に高速で安定しているので、私自身がWindowsでもこの環境を使用したかったのですが、この機能を使用するためにはINDIサーバ・ドライバが必要になります。(残念ながらINDIサーバ・ドライバまでは移植されませんでした)
そのためだけににLinuxマシンを使うというのが面倒だと感じ、Windowsで手軽にINDIサーバ・ドライバを利用する方法がないかといろいろ考えました。
CygWinを利用する方法や、Windowsネイティブの拡張環境で利用できるWSLなどを検討しましたが、CygWinに関してはソースからでないとサーバ・ドライバを利用できない、WSLはリポジトリで簡単に環境を作れるけれど外部機器の制御(USBやシリアル)が不十分などなんとも使いづらい状態でした。
色々検証したところ、上記VirtualVoxを利用すれば、USBをダイレクトに使用するカメラドライバ以外は問題なく動作することがわかりました。
INDI環境さえ動作すればカメラ部分はシミュレーションドライバで流用出来ますし、Windowsで最も泣かされるCOMドライバ(ASCOMなど)の連携部分がINDIでまかなえますのでKStarsを用いて自動導入、オートフォーカス、StellaSolverによるPlateSolvingの連携が実現できます。(PlateSolvingのインデックスファイルはAllSkyPlateSolverなどと共用できます。)
カメラ部分のみSharpCapなどのキャプチャソフトを利用すれば良いのでキャプチャアプリの安定性も向上しますし、ASCOMの32ビット縛りからも開放されます。(StellaSolver以外に不安定なCOMから開放されるのも実はうれしい要素です。)
VirtualVoxでのエミュレーション環境での動作も制御するドライバがマウントやフォーカサーなどのCOM(シリアルUSB変換)部分のみであればINDI環境の軽量さと相まって全く問題ありませんでした。
配布するファイルも動作保証できるものではありませんので、ASCOMのPOTHに苦しんでいたり、PlateSolvingの速度や成功率に不満がある方はお試し要素の一つとしてご利用ください。(おまけ機能としてWindowsでホットスポット作成すればスマホのSlySafariとも連携できるようにしてあります。ポート番号は4030です。)
追記
新しいカーネルが配布されたようで起動後、UPGRADEを促す表示がされますが、キャンセルしてください。
(新しいカーネルにするとブラックアウトします。)
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