配線問題
またもや問題ですが(笑、シリーズ化しそう)、天体撮影やEAA(電視観望)などは天体機材が複数になり、私も含め多くの方はそれらをPCで制御することになるため電源(これも悩みのタネ)や、タイトルの配線などは頭が痛い問題になります。
私は当地に引っ越してから150m先の広場まで機材を持っていき、WIFIルーターを使って遠距離リモート観望を行っていますが、お気軽なイメージがあるEAAも遠距離からリモートとなるとフル制御が必要になるのでなかなかの重装備でした。(そして機器の接続や撤収も地味に面倒でした)
今回冬の観望環境を整備した時、PDやQC3がケーブルを選べばMINIPCやラズパイ4で利用できる電力量を任意の電圧で出力出来ることがわかったため、配線を見直し、使いやすいように整理しました。
ポイントは以下
・ベースは12V(5Vも利用可能にする)
・PDやQC3機器を有効に活用する
・配線量を極力減らし、可能な限り接続したまま移動できるようにする
・ポータブル電源、モバイルバッテリーいずれも利用できるようにする
・MINIPCやラズパイ4などで制御は全て賄う(どちらもポータブル電源、モバイルバッテリーで使えるものを選ぶ)
12Vをベースにすれば豊富な種類のある車の電装部品などが利用できます。
MINIPCやSBCはUSB端子が多いので機材をまとめて接続できます。
今までは広場でリモート観望する際はポータブル電源のAC出力を利用して100Vで使っていました。
そのため、地上から数本の電源ケーブルとLanケーブル1本が立ち上がっていました。
接続も現地で行っていたため、時間がかかりましたが、今回の変更でPD、QC3を利用することで廉価に複数の電圧を選択できるようになったため、機材を整理することができ、ほとんどの配線を接続したまま運べるように出来ました。

架台の電池ボックスを外し、1本の12Vケーブルを3本に分岐するボックスを付けます。

使ったのはこれです。半田つけ不要でケーブルを分岐できます。

架台本体にシガーソケットを装着し、先程のケーブルを分岐したソケットとソケットタイプのPD、QC3端子を接続します。(ポータブル電源用)
地上にはポータブル電源、ルーター、安定化電源を置きます。安定化電源は電源ケーブルを2本分岐してあるため、1本をルーター、あと1本を本体に接続します。
あとはMINIPCとルーターをLANケーブルで接続し、本体に電源ケーブルを接続、分岐したケーブルでMINIPCとモニタを接続すれば完了です。(架台本体は電池ボックス内部で接続、USBケーブルは接続したまま運べます。)
モバイルバッテリーを使う場合はPDを分岐ケーブルに差し替えます。電力が不足するようであればQC3端子に12V昇圧ケーブルを刺し架台と接続します。(5.5・2.1Φジャックに統一)これはお気軽観望用でルーターを使用せず、MINIPCのホットスポットにタブレットを接続して利用するため、地上からケーブルが無くなります。

モニタなど使わないときはベルクロで架台本体に固定します。(運搬時外すケーブルはベルクロで固定して運搬できます)
USBはハブを利用して奥まった位置にありますので、接続したままでも安全に運搬できます。
今回の変更でポータブル電源を利用する場合は電源ケーブル1本、Lanケーブル1本の合計2本のみで接続出来るようになりました。
モバイルバッテリー利用の場合は地上からのケーブルは0本、モバイルバッテリーのPDを分岐端子に接続し、MINIPCに電源ケーブルを差し込めば準備完了です。
本当はもっとスマートに鏡筒部分を箱型にしてMINIPCなど全て収めたかったのですが、工作難易度が高いため挫折しました。
でも、まあ今回の変更でも今までに比べたら圧倒的に準備は楽です。
ベランダなどに設置してお気軽観望する場合は本体持ち出せば完了です。
MINIPCやSBCを制御用に使って、PD・QC3を有効利用すればかなり機材を整理できます。
現状では車の電装部品、PD、QC3を有効活用するのが結構効果的かなと思いました。
POEなど電源と信号を重畳する規格もありますので、工夫次第ではかなり配線を整理できそうです。
配線はかなり使い勝手が変わる部分なのでメーカ側でも配慮してほしいですが、現状ではユーザー側の工夫で乗り切るしかありません。(天体機器も車同様ボディーアース使えるのになあ、、そして車のように配線を隠す配慮をして欲しいところです。(ケーブルに引っかかって何度冷や汗かいたことか・・・))
みなさんも工夫しているところなどありましたら是非教えて下さい。
私は当地に引っ越してから150m先の広場まで機材を持っていき、WIFIルーターを使って遠距離リモート観望を行っていますが、お気軽なイメージがあるEAAも遠距離からリモートとなるとフル制御が必要になるのでなかなかの重装備でした。(そして機器の接続や撤収も地味に面倒でした)
今回冬の観望環境を整備した時、PDやQC3がケーブルを選べばMINIPCやラズパイ4で利用できる電力量を任意の電圧で出力出来ることがわかったため、配線を見直し、使いやすいように整理しました。
ポイントは以下
・ベースは12V(5Vも利用可能にする)
・PDやQC3機器を有効に活用する
・配線量を極力減らし、可能な限り接続したまま移動できるようにする
・ポータブル電源、モバイルバッテリーいずれも利用できるようにする
・MINIPCやラズパイ4などで制御は全て賄う(どちらもポータブル電源、モバイルバッテリーで使えるものを選ぶ)
12Vをベースにすれば豊富な種類のある車の電装部品などが利用できます。
MINIPCやSBCはUSB端子が多いので機材をまとめて接続できます。
今までは広場でリモート観望する際はポータブル電源のAC出力を利用して100Vで使っていました。
そのため、地上から数本の電源ケーブルとLanケーブル1本が立ち上がっていました。
接続も現地で行っていたため、時間がかかりましたが、今回の変更でPD、QC3を利用することで廉価に複数の電圧を選択できるようになったため、機材を整理することができ、ほとんどの配線を接続したまま運べるように出来ました。

架台の電池ボックスを外し、1本の12Vケーブルを3本に分岐するボックスを付けます。
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使ったのはこれです。半田つけ不要でケーブルを分岐できます。

架台本体にシガーソケットを装着し、先程のケーブルを分岐したソケットとソケットタイプのPD、QC3端子を接続します。(ポータブル電源用)
地上にはポータブル電源、ルーター、安定化電源を置きます。安定化電源は電源ケーブルを2本分岐してあるため、1本をルーター、あと1本を本体に接続します。
あとはMINIPCとルーターをLANケーブルで接続し、本体に電源ケーブルを接続、分岐したケーブルでMINIPCとモニタを接続すれば完了です。(架台本体は電池ボックス内部で接続、USBケーブルは接続したまま運べます。)
モバイルバッテリーを使う場合はPDを分岐ケーブルに差し替えます。電力が不足するようであればQC3端子に12V昇圧ケーブルを刺し架台と接続します。(5.5・2.1Φジャックに統一)これはお気軽観望用でルーターを使用せず、MINIPCのホットスポットにタブレットを接続して利用するため、地上からケーブルが無くなります。

モニタなど使わないときはベルクロで架台本体に固定します。(運搬時外すケーブルはベルクロで固定して運搬できます)
USBはハブを利用して奥まった位置にありますので、接続したままでも安全に運搬できます。
今回の変更でポータブル電源を利用する場合は電源ケーブル1本、Lanケーブル1本の合計2本のみで接続出来るようになりました。
モバイルバッテリー利用の場合は地上からのケーブルは0本、モバイルバッテリーのPDを分岐端子に接続し、MINIPCに電源ケーブルを差し込めば準備完了です。
本当はもっとスマートに鏡筒部分を箱型にしてMINIPCなど全て収めたかったのですが、工作難易度が高いため挫折しました。
でも、まあ今回の変更でも今までに比べたら圧倒的に準備は楽です。
ベランダなどに設置してお気軽観望する場合は本体持ち出せば完了です。
MINIPCやSBCを制御用に使って、PD・QC3を有効利用すればかなり機材を整理できます。
現状では車の電装部品、PD、QC3を有効活用するのが結構効果的かなと思いました。
POEなど電源と信号を重畳する規格もありますので、工夫次第ではかなり配線を整理できそうです。
配線はかなり使い勝手が変わる部分なのでメーカ側でも配慮してほしいですが、現状ではユーザー側の工夫で乗り切るしかありません。(天体機器も車同様ボディーアース使えるのになあ、、そして車のように配線を隠す配慮をして欲しいところです。(ケーブルに引っかかって何度冷や汗かいたことか・・・))
みなさんも工夫しているところなどありましたら是非教えて下さい。
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