CCDCielの便利機能-その2
前回の続きです。
前回の記事をお読みになっていない方はこちらからご確認ください。
実は今回ご紹介する機能が最も重宝しています。(数字は前回の続き連番です。)
3.強力な画像読み込み・書き出し機能(アプリ連携)
タイトルだけ見ると?な機能ですが、CCDCielはメインウィンドウがビューアになっているので非常に使いやすく、数ある天体ビューアの中でもトップクラスに多数の画像ファイル形式に対応しています。
そして特筆なのは読み込んだ画像もキャプチャ画像同様強力なPlateSolvingを利用でき、Cartes du Ciel SkyChartと連携してプラネタリウム画面に写真を表示したり、PlateSolvingで取得したWCSインデックスを含めたFitsファイルとして書き出してAladdinの複数カタログ検索機能を簡単に利用できます。
文字だけでは?なので、実際に操作手順を記載します。

メニュー:File→FITS or picture file...をクリック→ダイアログボックスが表示されるので読み込みたい画像を選択してください。※
※デジカメ画像などピクセル数の多い画像は事前にリサイズしておくと処理が早くなります。

画像の任意の星を右クリック→1部分をクリック

クリックすると上記ダイアログボックスが出るので何も入力せず赤枠部分をクリック(ブラインドSolverなので若干時間がかかります。)
2部分をクリックしてCartes du Ciel SkyChartとリンク(ASCOM(INDI)接続の機器を使わなくてもリンクできます。)

このように画像に天体情報が表示されたらSolver完了です。
こんなノイズまみれのひどい画像でもちゃんと解析してくれます。(Astrometry.netのPlateSolvingは研究機関で使われてきただけあって本来は低画質に強いのです。)
その後再度画像の先程の天体を右クリック→3部分をクリックすると自動的にCartes du Ciel SkyChartが起動し、プラネタリウム画面に写真が表示されます。

こんな感じです。Skycharsで天体情報を更に調べても良いですし、ASCOM(INDI)で天体機器を接続していればそのまま導入などができます。

更に強力なのはこの画像をWCSインデックス付きのFITSファイルとして書き出せることです。Aladdinなどの高機能な天体検索アプリと簡単にリンクできます。
まずはメニュー赤枠部分をクリックしてFITS画像に変換します。

Aladdinを起動して
メニュー:File→Load Local file...で先程の画像を読み込みます。

画像が読み込めたら
メニュー:Image→Astrometrical calibration...をクリック

1.WCSタブをクリック→2.CREATEボタンをクリック
これで写真の位置情報とカタログデータが同期します。

あとはAladdinの膨大なカタログ情報を利用して画像の天体を調べることができます。
非常に簡単な手順でAladdinのデータベースを利用できますのでかなり便利です。
興味ある方はお試しください。
追伸
私は天体機器の制御はLinux+INDIを利用していますが、Windowsで天体機器を制御する場合はCCDCielが一番安定しているように感じました。理由は明確で星図アプリとの連携が上記のように簡単で運用によってはデバイスHubやPothHubを使わなくても複数機器を制御出来るからです。(シリアル機器の制約Windows環境のみの問題ですね。)
今回紹介した画像読み込み、PlateSolving→Fits書き出し機能はどの環境においても非常に便利に使えます。(Ekosにはこの機能がありません。)
OS環境に縛られず利用出来る高性能で便利なアプリなので利用者が増えてほしいなと感じています。
前回の記事をお読みになっていない方はこちらからご確認ください。
実は今回ご紹介する機能が最も重宝しています。(数字は前回の続き連番です。)
3.強力な画像読み込み・書き出し機能(アプリ連携)
タイトルだけ見ると?な機能ですが、CCDCielはメインウィンドウがビューアになっているので非常に使いやすく、数ある天体ビューアの中でもトップクラスに多数の画像ファイル形式に対応しています。
そして特筆なのは読み込んだ画像もキャプチャ画像同様強力なPlateSolvingを利用でき、Cartes du Ciel SkyChartと連携してプラネタリウム画面に写真を表示したり、PlateSolvingで取得したWCSインデックスを含めたFitsファイルとして書き出してAladdinの複数カタログ検索機能を簡単に利用できます。
文字だけでは?なので、実際に操作手順を記載します。

メニュー:File→FITS or picture file...をクリック→ダイアログボックスが表示されるので読み込みたい画像を選択してください。※
※デジカメ画像などピクセル数の多い画像は事前にリサイズしておくと処理が早くなります。

画像の任意の星を右クリック→1部分をクリック

クリックすると上記ダイアログボックスが出るので何も入力せず赤枠部分をクリック(ブラインドSolverなので若干時間がかかります。)
2部分をクリックしてCartes du Ciel SkyChartとリンク(ASCOM(INDI)接続の機器を使わなくてもリンクできます。)

このように画像に天体情報が表示されたらSolver完了です。
こんなノイズまみれのひどい画像でもちゃんと解析してくれます。(Astrometry.netのPlateSolvingは研究機関で使われてきただけあって本来は低画質に強いのです。)
その後再度画像の先程の天体を右クリック→3部分をクリックすると自動的にCartes du Ciel SkyChartが起動し、プラネタリウム画面に写真が表示されます。

こんな感じです。Skycharsで天体情報を更に調べても良いですし、ASCOM(INDI)で天体機器を接続していればそのまま導入などができます。

更に強力なのはこの画像をWCSインデックス付きのFITSファイルとして書き出せることです。Aladdinなどの高機能な天体検索アプリと簡単にリンクできます。
まずはメニュー赤枠部分をクリックしてFITS画像に変換します。

Aladdinを起動して
メニュー:File→Load Local file...で先程の画像を読み込みます。

画像が読み込めたら
メニュー:Image→Astrometrical calibration...をクリック

1.WCSタブをクリック→2.CREATEボタンをクリック
これで写真の位置情報とカタログデータが同期します。

あとはAladdinの膨大なカタログ情報を利用して画像の天体を調べることができます。
非常に簡単な手順でAladdinのデータベースを利用できますのでかなり便利です。
興味ある方はお試しください。
追伸
私は天体機器の制御はLinux+INDIを利用していますが、Windowsで天体機器を制御する場合はCCDCielが一番安定しているように感じました。理由は明確で星図アプリとの連携が上記のように簡単で運用によってはデバイスHubやPothHubを使わなくても複数機器を制御出来るからです。(シリアル機器の制約Windows環境のみの問題ですね。)
今回紹介した画像読み込み、PlateSolving→Fits書き出し機能はどの環境においても非常に便利に使えます。(Ekosにはこの機能がありません。)
OS環境に縛られず利用出来る高性能で便利なアプリなので利用者が増えてほしいなと感じています。
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