リモート環境で便利、Wi-Fi HaLow対応遠距離中継機のレジュメ
以前の記事で紹介したWi-Fi HaLow対応遠距離中継機ですが、リモート環境においてかなり便利に使うことが出来ましたので概要をまとめておきます。

●Wi-Fi HaLow対応遠距離中継機とは
1GHz未満のISM Bandを利用した新たなWi-Fiの規格です。(紹介した機器は916.5 ~ 927.5MHz)
非常に省電力で遠距離の通信が可能です。(記載では1Km)
ルーターとも記載されていますが、2台セットで利用して機器間をLANケーブルの代わりに無線を使って延長出来る拠点間中継機器です。
●使用できる電源
同封されているACアダプタは5V1000mA、5.5・2.1mmの一般的なジャックです。
機器自体は5V~12Vまで使用可能になっていますので、ケーブルを用意すればモバイルバッテリーや12Vバッテリーでも使用できます。

●便利な使い方
RX、TXと記載された二台の機器をセットで使用します。
一台を家のルータ、もう一台をリモート制御したい機器にそれぞれLANケーブルで接続します。
これだけで、リモート機器を家のLAN環境に接続されますので、リモート機器のIPアドレス(またはボンジュールアドレス)で操作可能になります。(それぞれの機器にはRX、TXと記載されていますが、セットの2台で使用する場合、家のルータ、リモート接続機器ともどちらに接続しても同じ動作になります。(原則は送信側がTX))
●設定など
RX、TXとも電源とLANケーブルを繋ぐのみです。
設定などは不要です。
RX、TXにLANケーブルで接続された機器間を916.5 ~ 927.5MHzの無線信号で自動的に接続します。(無線でLANケーブルを延長した感じです。)
●まとめ
WIFIという名称が使われていますが、従来のWIFIとは全く違う使用感になります。
二台ペアで利用しますが、電源を入れれば自動的に二台が無線接続されます。
接続したい機器(RX、TXの二台)にはLANケーブルで接続して利用しますので、WIFIでは電波の届きにくいベランダや庭でのリモート制御に最適です。
使ってみてとても便利だったのでまとめ記事にしておきました。
一番ありがたかったのは通常のWIFIでは困難だったそこそこ長距離(100M位)のリモート制御が設定不要で繋ぐだけで利用できることでした。
一台を家のルータに接続しておけばリモート機器をLANで利用できますので家のどのPCからでも操作が可能になります。(試してはいませんが、IPを割り振っておけば操作する機器とリモート機器でのダイレクト接続も出来るかと思います。)
私のようにWIFIの接続距離でお悩みの方にはおすすめですよ。
追記
外出ついでに諸々テストしました。
・モバイルバッテリーで動作可能(USB→Φ5.5、2.1mm変換ケーブルで接続可能、12Vでの動作は以前チェック済み、PCのUSB端子で動作するかは未検証(電力少ないので動作するかも))→後日検証したところ、上記USB→DC変換ケーブルを用いれば通常のUSB端子で使用可能(通常のUSB端子は500mA以内の電流なので、消費電力2.5W以内で動作可能)
・敷地内隅の駐車場(直線距離約250m程度、障害物は建物数件と多数の木)→通信速度約7Mbps
・直線距離500mの道路脇空き地(障害物は建物数件と多数の木)→通信速度約2Mbps
・室内で隣合わせて計測→通信速度約9Mbps
そもそもWi-Fi HaLowという規格自体通信速度は速くありませんが、やはり建物などの障害物があると速度が低下するようです。(見通しが良い場所ならもっと伸びそうです。)
VNCリモートなら充分実用になりそうです。
今回検証してみて使用目的がハマれば非常に有用な製品であると感じました。(設定不要ですぐ使えますし)
有線、無線共厳しい距離でリモートを行いたい方はいままでなかなか対応製品がありませんでしたが、この商品は良い選択肢になるかと感じます。
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●Wi-Fi HaLow対応遠距離中継機とは
1GHz未満のISM Bandを利用した新たなWi-Fiの規格です。(紹介した機器は916.5 ~ 927.5MHz)
非常に省電力で遠距離の通信が可能です。(記載では1Km)
ルーターとも記載されていますが、2台セットで利用して機器間をLANケーブルの代わりに無線を使って延長出来る拠点間中継機器です。
●使用できる電源
同封されているACアダプタは5V1000mA、5.5・2.1mmの一般的なジャックです。
機器自体は5V~12Vまで使用可能になっていますので、ケーブルを用意すればモバイルバッテリーや12Vバッテリーでも使用できます。
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●便利な使い方
RX、TXと記載された二台の機器をセットで使用します。
一台を家のルータ、もう一台をリモート制御したい機器にそれぞれLANケーブルで接続します。
これだけで、リモート機器を家のLAN環境に接続されますので、リモート機器のIPアドレス(またはボンジュールアドレス)で操作可能になります。(それぞれの機器にはRX、TXと記載されていますが、セットの2台で使用する場合、家のルータ、リモート接続機器ともどちらに接続しても同じ動作になります。(原則は送信側がTX))
●設定など
RX、TXとも電源とLANケーブルを繋ぐのみです。
設定などは不要です。
RX、TXにLANケーブルで接続された機器間を916.5 ~ 927.5MHzの無線信号で自動的に接続します。(無線でLANケーブルを延長した感じです。)
●まとめ
WIFIという名称が使われていますが、従来のWIFIとは全く違う使用感になります。
二台ペアで利用しますが、電源を入れれば自動的に二台が無線接続されます。
接続したい機器(RX、TXの二台)にはLANケーブルで接続して利用しますので、WIFIでは電波の届きにくいベランダや庭でのリモート制御に最適です。
使ってみてとても便利だったのでまとめ記事にしておきました。
一番ありがたかったのは通常のWIFIでは困難だったそこそこ長距離(100M位)のリモート制御が設定不要で繋ぐだけで利用できることでした。
一台を家のルータに接続しておけばリモート機器をLANで利用できますので家のどのPCからでも操作が可能になります。(試してはいませんが、IPを割り振っておけば操作する機器とリモート機器でのダイレクト接続も出来るかと思います。)
私のようにWIFIの接続距離でお悩みの方にはおすすめですよ。
追記
外出ついでに諸々テストしました。
・モバイルバッテリーで動作可能(USB→Φ5.5、2.1mm変換ケーブルで接続可能、12Vでの動作は以前チェック済み、PCのUSB端子で動作するかは未検証(電力少ないので動作するかも))→後日検証したところ、上記USB→DC変換ケーブルを用いれば通常のUSB端子で使用可能(通常のUSB端子は500mA以内の電流なので、消費電力2.5W以内で動作可能)
・敷地内隅の駐車場(直線距離約250m程度、障害物は建物数件と多数の木)→通信速度約7Mbps
・直線距離500mの道路脇空き地(障害物は建物数件と多数の木)→通信速度約2Mbps
・室内で隣合わせて計測→通信速度約9Mbps
そもそもWi-Fi HaLowという規格自体通信速度は速くありませんが、やはり建物などの障害物があると速度が低下するようです。(見通しが良い場所ならもっと伸びそうです。)
VNCリモートなら充分実用になりそうです。
今回検証してみて使用目的がハマれば非常に有用な製品であると感じました。(設定不要ですぐ使えますし)
有線、無線共厳しい距離でリモートを行いたい方はいままでなかなか対応製品がありませんでしたが、この商品は良い選択肢になるかと感じます。
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