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特集:スマホで星見-撮影画像で情報を調べる

スマホのプラネタリウムアプリで見たい方向に向ける→カメラアプリに切り替えてライブビューで観望

という流れでスマホを手軽な星見アイテムとして利用する方法を紹介しました。
観望にカメラアプリを使用しているのでそのまま撮影すればスマホに見ている場所の画像が保存されます。

この画像を使って画像に写っている天体の情報をより詳しく調べてみましょう。
残念ながらこの目的に適したスマホアプリがありませんのでWebサービスを利用します。

●画像の位置解析(PlateSolving)
QR_374394.png

PCではおなじみのAstrometry.netエンジンを利用した画像の位置解析(PlateSolvingと呼ばれています)サイトです。
まずはQRコードを読み取って表示されるサイトをホームボタンに登録しましょう。

使い方は簡単です。

2023-08-30-1.jpg

1.”ファイルを選択”ボタンを押して撮影画像を選択します。
2.”アップロード”ボタンを押してサイトに画像を転送します。


2023-08-30-2.jpg

1.”Success”と表示されれば解析完了(数分かかる場合もあります)
2.”Go to results page”をクリックして解析結果を表示します。


2023-08-30-3.jpg

このように画像に星座線、星座名が追加されます。
ページをスクロールすると。。。


2023-08-30-4.jpg

右下の矢印部分が撮影した画像の大まかな地上座標の位置になります。
よく使うのは右上部の2箇所、” new-image.fits(FITS画像の保存)””browse the sky(星図に画像位置表示)”です。

ここでは画像からより詳しい情報を取得できる”browse the sky(星図に画像位置表示)”を使ってみましょう。


2023-08-30-5.jpg

ちょっと見づらいですが、中央のオレンジ枠が撮影した画像の画角になります。
表示オプションの矢印部分をクリックして、赤枠で囲んだ部分にチェックと入れると星座線や星雲・星団・銀河などの情報が表示されます。


2023-08-30-6.jpg

星図をズームすると画像のエリアにある星雲・星団・銀河が名前とともにマーキングされています。
クリックするとポップアップが表示されますので”シンバットで調べる”をクリックしましょう。


2023-08-30-7.jpg

するとこのようにクリックした天体の詳細情報が表示されます。

PC用のサイトなのでスマホではちょっと操作し辛いですが、観望地で携帯の電波が届きインターネットに接続出来る状態であればこのように撮影画像を基にして位置情報や画像内の天体情報を知ることが出来ます。

願わくば使いやすいスマホ専用アプリが欲しいですね。。。ドラゴンボールのスカウターのような(しつこい)

私のiPhoneSE2は光学ズームがありませんが、光学ズーム機能が付いたスマホであれば、星座とその周辺にあるメジャーな星雲・星団・銀河あたりはライブビューでも写真でも確認できるかと思います。

使ってみた感想は気軽な観望ツールとして充分に使えるように感じました。

このような使い方に特化した使いやすいアプリが登場すると非常に便利になりそうです。
まあ、このような使い方する方がいないのでいつ登場するかわかりませんが。。。。

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