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天体観測用のライトについて

遠征時の観望でスマホ・タブレットを使用するようになってからライトはほとんど使うことがなくなりました。(天体調べるにしてもスマホで見ることができますし(液晶のバックライトが眩しすぎるので明るさを最低にして更にフィルターかましています)カメラ部分のLEDを光らせればそこそこ明るいライトとして使用できます)

しかし、唯一スマホのライト機能では物足りなく感じるときがあります。
それは機材の設置・撤収の時です。
スマホのライトは明るさとしてはまずまずなのですが、配光がスポット過ぎて広範囲が照らせないので撤収時に落とし物などしたら探すのが大変です。。。(撤収用途としては明るさも力不足)
このような作業のときはワイド配光の明るいライトが適しています。

広い範囲を満遍なく照らせると(周りに人がいないことが原則ですが)付近全体が見えますので安全に早く撤収できます。(手持ちのライトやヘッドライトではスポット過ぎて落とし物が探しづらく、ランタンだと嵩張る割に高いところに配置しないと明るくならず使いづらいです)

天体用のライトは赤色という定説がありますが、赤色のライト自体が少ないですし、今までに何個か購入してみたのですが満足できるものがなく、初期の頃は高輝度LEDを購入して自作していました。(光量調節を付けたりと自作ならではの自由度がありました。正直LEDだと赤色が目に優しいというのも少々疑問に思っています。)

LEDに関しては青色LEDが登場したあと程なくして超高輝度白色LEDが登場したころに車のルームランプを自作してからずっと進化を追ってきました。(車のルームランプ、ナンバー灯、顕微鏡の調光ライト、天体用の赤色超高ライト、防災用常夜灯などなど多数自作しました)

そのころは夢物語でしたが、今では家庭の照明や車のヘッドライトに使用できるほど実用性が向上しています。

。。。と、いうことで久しぶりに天体観測向けに便利そうなLEDライトを探してみました。

条件としては以下です。

・通常光以外に赤色LEDがある。

・周囲を照らせるようなワイドな配光。

・食事や撤収作業を行うのに充分な光量がある。

・フル光量でもそこそこバッテリーが持つ。

・かさばらない(可能な限りコンパクト)

・バッテリーが切れた時の代替手段がある。

・設置の自由度が高い。(手持ち、取り付けなど)

・安い。


条件としては盛りだくさんです(笑)

テスト用にいくつか購入しましたが、上記用途に向いていそうなものが2個ありました。

IMG_6069 (1)

2つ並べても手のひらに余裕で収まるコンパクトさです。

どちらもバッテリー切れしてもUSB給電しながら使うことが出来ます。(モバイルバッテリーやポータブルバッテリーを持っていけばライトが壊れるまで使えます(笑))

左側のキーチェーンタイプの最大光量が400LM(ワイド配光、4段階調光)側面には白色、赤色、紫外線LED(どちらのモードも充分以上な光量です)、ボディ全体が蓄光して光る機能が付いています。
20グラム程度の重さしかないため、クリップで帽子の鍔や服の袖に付ければ作業の邪魔になりません。

右側のはリモコン操作可能なLEDビデオライトです。色温度(3段)、光量調整(8段)以外に、様々な単色ライトとしても使用可能です。
明るさは800LM位の強力タイプですが、かなりワイド配光なので眩しさはありません。(直接光源は見たら爆光でしょうが)

私が購入したのはこちら

懐中電灯 超ミニサイズ 4色ライト 輝度4段階調節 充電式 100m高輝度 UV紫外線 赤外線 COB作業灯 点滅 警告灯 蛍光 3時間連続点灯 防水IPX6 耐衝撃 バッテリー内蔵 超大磁石付き キーホルダー付き 「文君の店」(タイプ2)

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写真に写したのはタイプ1ですが、タイプ2は背面にクリップがついていますのでより天体観測用途に向いています。(両方買いました(笑))

このライト、RovyVonという香港のメーカーのオマージュ品ですが、機能も充分で、本家の5~6分の1の価格なので、壊れた場合に備えて複数台購入して運用しても懐が痛みません。(笑)


もう一つのはこちら

KAYOYI 撮影用ライト usb ledビデオライト小型 撮影ライト LEDビーズ採用 卓上スタンド 撮影用 手持ちライト 動画撮影 人物 ホットシュー 超薄型 超高輝度 明るい白色光 5段調節 gopro ライト カメラ 夜撮影ライト 人物 3種類の色温度モード 27種類RGBモード 明るさ調整が可能 3000K-7000K明るい白色光 USB充電式 iphone/Gopro/OsmoPocket/Samsung/Nikon/Canon/Sony/アクションカメラ適用

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ご覧の通りリモコン付きでこの価格です。(安すぎ)
カメラのホットシュー取付部がメス3つ、オス1つ、さらに三脚穴が付いており、リモコンでカラーライトと白系(3段階で色温度調整、明るさは8段階調整可能)を独立して調整できるため、カラーモードは赤、通常光は好みの明るさにしておけば一発で切り替えられます。(いずれもムラの無いワイド配光です。)

おそらくですが、最大光量は800LM位はありそうです。最小でも200LMほどありそうなので、充分過ぎるほどの光量を確保出来ます。(試した所、最小光量でもでも問題なく撤収作業が快適に出来ます。)

最低光量であればバッテリーで10時間ほど持つようなので、三脚などに取り付けておけばリモコン操作で万能に使えます。

上記片方だけでも充分快適(充分以上、撤収時以外は不要なくらいに明るいです)に撤収作業が出来る光量がありますが、ビデオライト側を常設、小さなライトをキーホルダーに取り付けて持ち運べば用途に合わせて使い分けも可能です。

私はキーホルダータイプをクリップ付き、クリップなしを各1個、ビデオライトを2個購入しました。(他にもルーメナータイプやUSB直差し、電球タイプ、今回の件とは関係のない電動式DMXライトなど久しぶりにいろいろ購入しました。)

私が自作していた頃から比べるととんでもない進化です。。。
便利な時代になりました。(作るよりはるかに安い。。。)

追伸
この手の充電リチウム電池内蔵型のライトってライト寿命=バッテリーの寿命で、バッテリーの当たり外れもあるので正直高額な商品に手を出したくありません。(ブランドなどにこだわりがあれば別ですが、バッテリーがいつダメになるか運次第みたいなところがありますので)

今回紹介したようなUSB給電しながら使える商品だと、有線にはなりますが、バッテリーがダメになってもとりあえずUSBで給電しながら使うことが出来ます。(本体も壊れたらお手上げですが。。。まあ、この値段なので複数購入して壊れるまで使う(壊れたころにはより明るい新製品を購入)というのがベターかもしれません)


更に追伸
更に調べていたらこんなものが。。。

DAI NING 懐中電灯 小型 充電式 LED 強力 1000ルーメン 高輝度 ミニ懐中電灯 ハンディライト IPX4防水 軽量 磁気吸引機能 フラッシュライト キーホルダー ライト 14モード 6色 かいちゅうでんとう 白 UV 黄 緑 赤 青光 ポケットライト 作業 災害 停電用

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これも購入してチェックしてみましたが、相当明るいです。(上のビデオライトより明るい!)
機能も明るさも本家のRovyVon超えていますね。。。
メインライトにもサイドライトにメモリー機能があるので、ビデオライト同様目的の光を一発で出せます。


一番上のキーチェーンライト2種(タイプ1、2)、ビデオライト、今回のライト4つを購入しても本家RovyVonより安い(笑

天体観測の場合、キャンプと異なり今は組み立て、食事、撤収くらいしか明るいライト必要ありませんので今回記載したライトいずれでも充分持ちそうです。(いずれも明るさも充分)
LEDライトは進化が激しいので定期的に購入していますが、今回のはすごい進化です。(隔世の感が。。。)

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No title

最近、昼に夜にドームへの出入りが多くなり、今、一番、不自由しているのが、照明。
LEDのテープライトと言うのか、ドームの中、ぐるりと一周床面に張り付けたのですが、眩しくて、減光できないのです。
ま、目的がクリスマスとかだと思うので減光は無いですね。
直径2.7mの円形のスペースで、作業内容によって使い分けが難しいです。
ヘッドライトでは、光量が足りない作業もあり、難しいですね。

夜は、作業の時だけ天井から吊るしたライトが良いですが、あれは、天井がぐるぐる動くし。(爆)
6畳とか8畳の部屋なら眩しいことは余りないと思いますけどね。
そんな訳で、5種類位、洗濯カゴに入ってます。

No title

オヤジさん

週末出ておりお返事遅くなり申し訳ありませんでした。

ドームだと記事で挙げた撮影ライトはリモコンも使えて調光も出来ますしなかなか良いですよ。(明るさは一番暗いの調光でも充分だと思います。)

USB給電で繋ぎっぱなしにもできますし、リモコンで調光した赤ランプとかも一発で点けられます。(記載したのは全て給電しながら使えます)

追伸で記載したキーライトもあのサイズで充分メインライトで使えます。(爆光)

LEDの進化はすごいですね。

No title

追記

たしかLEDテープの後付調光ユニットもあったように思います。
ちょっと探してみます。

No title

あれあれ、調光器まで探していただき恐縮です。
あのテープLEDですが、超強力→強力→消灯
そんなボタンがあるのですが、開発した方、1度でも使った事あるのですかね。昨夜も使ってみましたが、眩し過ぎて!!!

ところで、ついでに、もし、ご存じだったら教えて欲しいのですが、Windows版のkstars3.6.7ですが、installしても、リモートのEkos設定しかなくて、Localを選べないのですよ。多分、オヤジの使い方が間違っているのだと思うのですが。
言われる通りinstallしても、remoteの設定しか無く、編集しても、Localを選べない(灰色)です。(-_-;)
何か、お分かりだったら、教えてください。

No title

オヤジさん

WindowsにはINDIサーバ・ドライバがありません(サーバもドライバも移植されていません)のでKStarsでリモートしか選択できません。
サーバ・ドライバは別の環境(LinuxかMac)を用意する必要があります。

以前cygwin経由で移植という試みがありましたが、動作不良のまま放置されていると記憶しています。(超えられない壁)

StellaSolver(Astrometry.net、sextractor一式)は移植され、KStarsをインストールすると組み込まれていますが、EkosがINDIサーバ・ドライバが無いと使用できないのでどちらにしても別の環境が必要になります。

せっかく移植されているのでせめてStellaSolverだけでも動作してくれたら便利だったんですけどね。。。

No title

追記

Windowsのみネットワーク環境が独自なので(シリアルのCOMとか)INDIもINDIGOも移植できなかったようです。

Windowsで天文機器を動かす場合、Alpacaが普及するまで、COMの不具合、制約との付き合いになります。。。(COMの仕様上自動機能は不可能ですし、ドライバのマルチクライアントへの対応がなければPlateSolvingなどのアプリの連携が必要な機能の動作も運次第です。。。)

私のEAA環境ではHUBを一切使っていません。
CielとCCDCielはHUBを使わなくてもアプリのサーバ機能で連携・同期できますのでおすすめですよ。(Astrometry.netのオプションコマンドをLinux同様扱えるのもCCDCielのみです)

No title

サーバー環境が無い件、納得です。そうか そうか。(笑)
ドームにwindowsが置いてあるので、ちょっと、使うことができるかなと思ったのです。(笑)
やっぱり、MacBookAirを持ち込みましょう。
今、使ってるASIAIR miniですが、これだけでは、130m離れたリモートができないので、エミュレーターでPC表示させ、それをリモートですくトップしてましたが、エミュレーターがちょくちょく止まるので、こりゃダメだと諦めてます。
でも、赤道儀が水平線以下を向かないのが、今、ASIAIR miniだけなので、困ってます。(笑)
やはり、最後は、MACのINDI/Ekos環境なんですが、前、Mac1年生に色々教えていただいた時も、赤道儀の異常行動があって、当時は、ASIAIR Plusを使ってましたが、ドームから15mの仮住まいだったので、仮住まいの部屋から操作できました。
今、130mなので、それも出来ず、寒いけどドームの中で色々やってます。
解を見つけないとですので、隣にMac環境を置くことにしました。これならUSBケーブル1本繋ぎ変えるだけなので。
それにしても、Windowsのステラナビゲーターでは、「初期化する」ボタンがあり、これを押すと、暫く赤道儀は正常ですが、再起動するとだめ。
Macでは、立ち上げする時、2回に1回は、赤道儀が水平線以下を向いてます。初期化しますか」と、出るんですよ。
何か、その辺に解がありそうなので、色々、やってますが、技術が付いて来ないので、困ったもんです。
困ったようで、結構、楽しんでます。


No title

オヤジさん

Windowsでのアンドロイドエミュレーターは何をお使いですか?

私もいくつか試しましたが、天体アプリではBlueStacksというアプリでエミュレーションのOS11を追加することで問題なく動作しました。

Windowsはアプリはたくさんあるのですがまともに動く組み合わせが非常に少ないように感じています。。。(かなり時間が無駄に取られます)

赤道儀とプラネタリウムアプリの件は問題が出る部分によって対処が異なります。

◯動作自体が変な場合(明後日の方向に動く)
・赤道儀のハンドコントローラー、ドライバ(WindowsでHubを使う場合はHubも)、プラネタリウムアプリの緯度経度日時設定が全て同じか調べる。

◯プラネタリウムアプリの表示がおかしい(地平線以下)
・プラネタリウムアプリの初期表示場所を設定して保存する。

プラネタリウムアプリの初期表示がおかしくても赤道儀の動作が問題なければあまり実害はありませんが、赤道儀の動き自体がおかしい場合は大きなトラブルになりますのでハンドコントローラー、ドライバ、プラネタリウムアプリの緯度経度日時だけは念のため都度チェックをおすすめします。(WindowsでHubを使う場合はHubの設定チェックも追加されますので他の環境より一手間増えます。)







No title

手あたり次第、色々、やるので、切り分けが出来ないのですよ。(-_-;)

mountの挙動ですが、
・水平線以下を通過して、ターゲットにたどり着く
・途中で、止まってしまう。
・アクロバットで干渉が怖いので、直前に止めてしまう。
色々ですね。
今、MacBookAirにKStras3.6.7を入れて、mountからUSBケーブルでダイレクトにMac接続しましたら、何も無かったように動きます。
このPC、KStrasのバージョンも全く同じですが、ダメな事も多々あって、手放しで喜べないです。
ま、様子を見てみます。

No title

エミュレーターの事ですが、OS11って何ですか?良く知りません。
最近試したのは、Windows11で、Bluestacksとか、NOXPlayとかLDPlayとか、色々やりました。

そもそも、起動の前、エミュレーター起動中に飛んでしまうのが多かったですね。
前、普通に使えてたのはWindows10でした。
最後には、保険で動く状態を1つ作っておきたいのでやってみます。

No title

オヤジさん

INDI自体最近アップデートの度にトラブル出ていますので、正常動作したら当分そのバージョンを使い続けるのがベターだと感じています。(アップデートする度に使いづらくなっているような。。。)

BlueStacksのバージョンに関してですが、デフォルトではアンドロイドOSの9をエミュレーションするようになっています。
アプリをインストールするとマルチインスタンスマネージャーというアプリも追加されますので、これを使って11を追加します。

このアプリからOSを選択して起動すると自動的にBlueStacksが立ち上がります。

私はSkySafari7Plusで使用していますが、9では動作しませんので11で動かしています。


No title

あれ、昨日、返信を書いたのですが、無いですね。
最後の数字4桁を入れて送信したはずでしたが。ま、中身の無い返信だったので。。。。汗
マルチインスタンスマネージャーというアプリ、確かに、installされてますね。
そこから起動して、ASIAIRを立ち上げました。
昨日は、昼から22時頃まで、エミュレーター上でASIAIRの操作をしましたが、何も問題ありませんでした。動作が全体的に、少し遅れるのは仕方ありません。
「9では動作しませんので11で動かしています」この意味が不勉強で分かりません。

No title

オヤジさん

昨日返答頂いたんですね。
ご不便かけて申し訳ありません。

「9では動作しませんので11で動かしています」は私の使用しているSkySafariのバージョンが7のためBlueStacks標準で付属するアンドロイドOSのバージョン9だと起動してくれません。

オプションのアンドロイドOSのバージョン11をインストールすると問題なく使用できますのでマルチインスタンスマネージャーで11を選んで動かしています。

No title

納得です。ありがとうございました。
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