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はじめに

このカテゴリでは私も観望、望遠鏡制御で使用しているKStars+Ekos及びINDIドライバについてご紹介します。
おそらくこの記事が気になる方は、すでに天体撮影などの経験があり、天体撮影の環境としてKStars+Ekos及びINDIに対して情報を知りたい方だと思います。
2年ほど前から日本でもこの環境を紹介するサイトが現れてきました。

この1年位でこのソフトは大きく進化しました。
もともとはLinaxのソフトでしたが、開発有志の1名がMac用のKStarsを使いやすくまとめてくれました。
その結果、本家Linax版よりはるかに簡単に導入しやすい環境が整いました。

Mac版のKStarsは以下が同封されています。

・KStars(多機能プラネタリウムソフト)

・Ekos(KStarsと一体化したINDIサーバ、ドライバの制御フロントエンド)
望遠鏡制御制御、カメラ制御、フォーカス制御、Plate Solving機能(インデックスファイルは別途ダウンロード)、オートガイド機能、天体ドーム制御機能、気象ステーション制御機能など多くの制御機能を備えており、かつそれらを全自動で無人スケジュール制御できます。更にはSkySafariと連動も可能なので、操作性の良いSkySafariで望遠鏡をコントロールして、撮影に関わる全般の制御をEkosで行うといったこともできます。

・高性能Fitsビューアー

・動画ビューアー、及びレコーダー(デジカメや天体用CCDのライブビュー機能も含む)

・INDIサーバー+INDIドライバー+コントロールパネル(機器のドライバセットとドライバを制御するローカルサーバー、ドライバコントロールパネルのセット)

・Astrometry.netサーバー(PlateSolvingのローカルサーバー、本家では別インストール)

・日本語環境(本家では別インストール)


上記の環境がすべてKStarsというプラネタリウムソフトにまとまっています。
そしてその多くをEkosという制御環境で操作します。

よって最初は非常に難解に思えますが、ルールをある程度覚えると一気に操作性が高くなります。
私もまだ理解していない機能がありますが、ある程度実用的に使用できるようにするコツは各項目の設定になります。(逆を返せば初期設定を行わないとまともに動作しません。)

次回はこのあたりを順に説明していきます。
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Re: StellarMateのシリアルポートの競合を解決するには

私信でのご連絡でしたが、多くの方に知っていただきたい情報なのでコメントで返信させていただきます。

ステラメイトのシリアルの競合についてのご質問でしたが、まずは下記記事をご確認ください。

https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-407.html

Mac以外の環境ではシリアルを連番管理しているためこのような問題がおきます。

Linuxに関してはUDEVルールを書き換えることで固有名管理にすることができるので回避できます。

手順としては以下です。

1.最初にカメラのみ接続→コントロールできるか確認
2.(1がコントロールできた場合)カメラドライバをシミュレーションドライバに変更し、マウントやフォーカサーなどのドライバを1つのみ接続、コントロールできるか確認(以降制御機器の数だけ繰り返し
3.全ての機器がコントロールできることを確認できたらドライバを一つだけ接続してUDEVルール書き換え

シリアル機器を制御する場合は必ず最初は1台のみ接続して操作できるかを確認し、必要な設定を行い設定を保存します。
UDEVルール書き換えも一台のみ接続した状態で行います。

私はステラメイトは所有しておりませんが、ステラメイトにはUDEVルールの書き換えが可能な機能がついていたかと思います。

上記の手順でシリアル機器を固有名で管理できれば複数のシリアル機器をトラブルなく接続できます。

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