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天文趣味を再開してから気がついたら17年くらいが経過しました。

その間に四度も引っ越しすることになり、住む場所に適した環境を作りながら継続してきました。
ブログを始めてからも色々取り組んできましたが、大分手詰まり感が出てきました。

当地では撮影が困難なので、眼視かEAAがメインになっていますがPCなどを利用する場合現状では正直自分のやりたいことが直感的にできるアプリがありません。。。

幾つかのアプリを組み合わせればできるのですが、面倒です。。。(アップデートなどで環境が壊れることも多々ありますし、アップデートがやりたいことに近づくのであればまだ許せますが。。。)

廉価なスマート望遠鏡が登場してきたり、スマホのアプリも増えてきたりと少しずつではありますが、天文界隈の状況も変化してきているように感じます。

まあ、このような状況だと焦らず待つことも大切かもしれません。

と、いうわけでブログの更新の頻度は落ちそうですが、のんびりと活動は続けていこうと思います。

いつもは南側のベランダで観望していますが、この季節は深夜まで待たないと南の空は何も楽しめる対象がありません。。。。

流行り病にかかってしまい体調はイマイチですが、そこそこ晴れていたので玄関のある北側に高感度カメラ+ズームレンズを持ち出して久しぶりに観望です。

2023-10-11-1.jpg

二重星団を狙ってみましたが、残念ながら高度が低すぎて木しか見えません。。。(玄関側はベランダよりも木の障害が酷いです。。。。)


2023-10-11-2.jpg

少し上の対象を狙うもやはり木が。。。


2023-10-11-3.jpg

とはいえ、この季節はカシオペア座付近は対象の宝庫です。メジャーな対象が登ってくるまでマイナー天体を楽しみます。


2023-10-11-5.jpg

あと少し時間が経てばアンドロメダや二重星団が見えそうですが、今度は雲が。。。。
一筋縄ではいきませんね。。。

このような視界の狭いシビアな環境だとズームレンズで視野角が変更できるのは非常に重宝します。
カメラの感度も非常に良いので広角側でも空がどのような状態なのかがすぐにわかり便利ですが、願わくばバルブ機能なども欲しいですね。

天体カメラはこのカメラにある様々な便利機能は無いですし、PC必須です。
両者を足して2で割ったような製品が出てくれば面白そうですが。。。(監視用途とかで出てくれないだろうか)


追記
木の隙間から(苦笑)二重星団ゲット
2023-10-11-6.jpg

ちなみにですが、このカメラ安物のUVCキャプチャでラズパイに取り込んでいるのですがINDIドライバだと静止画だとスタッキング機能が使えます。

2023-10-11-8.jpg

こんな感じ、秒数分加算平均されるので、ストリーム映像よりは若干滑らかになります。
比べてみると
2023-10-11-9.jpg

微妙にノイズが減っているかな?、ちなみに静止画は2秒露出にしてあるので多分60枚のスタッキングになります。


そうこうするうちにセンターから少しズレましたがアンドロメダもゲット
2023-10-11-7.jpg
リアルタイムのストリーミング映像でこれだけ見えるのだから、やっぱりバルブ機能が欲しいですね。。。

低照度に特化したカメラって、本当に少ないですね。
本当にこのカメラと天体カメラを足し合わせたような製品が出てほしいです。

久しぶりに晴れました。
スマホ観望で広角観望も中々良いなと感じたため、昨年の夏にペルセウス座流星群用に用意したIMX385を搭載した高感度広角カメラ(用意したけど、この一年流星群全滅)とスマホ、フィールドスコープ、手持ち双眼鏡、機材を何も使わない眼視と短時間に気軽に出来る手段で観望を楽しみました。


IMG_5764.jpg

スマホは前回試した”星撮りくん”、”AstroShader”の2つのアプリで観望です。

まずは星撮りくんから

IMG_5771.jpg

一応ライブビューも明るくしようとしてくれているみたいですが、ライブビューでは全く星が見えません。(そのためピントはスマホ任せ)
スタッキングすると短時にこの程度浮かび上がってきます。


次はAstroShaderです。

IMG_5770.jpg

スタッキングしているのになぜかブレていますね。。。
このアプリの良いところはライブビューで星が見えること、フォーカスをマニュアルで調整できることです。

但し、撮影するとスタッキング中はなにも見えず結構待たされます。(連続撮影している感じになります)
高感度カメラほどではありませんが、スマホでもライブビューで星が見えるのは非常ありがたいですね、このライブビューで観望するだけでも良いです。


最後は流星用高感度カメラ

IMG_5801.jpg

なんか昔の印刷物を拡大したようになっていますね。。。このカメラだけスマホでモニタを撮影したものなのでフェアではありませんが、実際にはもっと鮮明に写っています。(これだけ広角で、光害もあるのにかなり多く星が見えます)
正確にフォーカスを合わせるとスマホのカメラでは星が消えてしまいますので若干ぼかしました。(でも一番星が見えています)

ビデオにしてスタッキングすれば画像としての品質は上がりますが、モニタの画像もそこそこ綺麗ですし肉眼よりはるかに星が見えますのでライブで流し見が一番楽しめます。

流星用高感度カメラはもちろんのこと、AstroShaderでも肉眼よりは星が見えますしどちらも視野が肉眼と同程度なので眼視ブーストとして楽しめます。(当家はベランダ側は光害がかなりあります)

その後フィールドスコープで米粒以下の小さな土星を楽しんだ後ベランダを離れ、双眼鏡を片手に北側の空を観望しました。
北側は山しかありませんので今日のように天気が良ければ肉眼でもかなり多くの星を見ることができます。

星の多いはくちょう座~カシオペア座あたりを肉眼で堪能した後、双眼鏡で同じルートを拡大して見ます。
久しぶりに満天の星空を楽しみました。

一周(五~六周かな)廻って、改めて星が綺麗に見えるのであれば機材を何も使わず肉眼で見るのも楽しいと感じました。
まあ、空が良くないとダメですけどね。。。

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Author:TーStudio
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